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薬剤師は、タンス免許としてはコスト過剰

イブリースさんのnoteには大半賛成なのだが、

女性の場合は薬剤師の方が恵まれているかもしれない。結婚相手を見つけやすいことと、出産のタイミングを逃しにくいことが理由だ。

違うと思うので、以下に説明してみた。

昔、タンス免許という言葉があった。
女性は資格が大好きである。
美容師とか栄養士とか教職とかいった「免許状」を取得はするが、大して使わない。
いったん就職しても、結婚退職してしまう。
免許は使わず、嫁入り道具として、タンスにしまっておくのだ。
かつて、薬剤師免許もタンス免許の一種だった。
しかし、薬学部6年制化により、タンス免許としての薬剤師免許は、いささかコスト過剰になっている。

薬剤師免許取得にかかる費用

学費
私大で6年1200万円
諸経費
親元にいた場合でも、学生生活をしたら、食費服飾費交通費書籍代通信費など、生活費はかかる。月5万円くらいとして、年間60万円、6年で360万円
ストレートでいって、合計1560万円。
浪人留年国試浪人をどこかで1回するとして、ほぼ2000万円。

修学年限 高卒後6年 最短24歳
女性の婚活は年齢が全てである。資格や所得なんて、年齢と比較したら、全く重要ではない。
結婚前に年齢が行ってしまったら、嫁入り道具として意味がないだろう。

薬剤師免許から得られる利益

週5フルタイムの場合でも、薬剤師の年収は病院400万円 薬局500万円くらいだ。
これ以上稼ごうとすると、薬局チェーンのエリアマネージャとか、24時間対応薬局における当直みたいなことをやらねばならない。
それでも、フルタイム薬剤師は多くない。薬剤師たちは、資格取得費用の回収なんて考えていなくて、パートタイムジョブばかりやっている。

薬剤師たちは、総費用2000万円と時間(6年+α)をかけて資格取得して、時給2000円のバイトをやっているのだ。
全く割に合わない。

婚活での薬剤師免許によるアドバンテージは、婚活開始年齢が上がることで、相殺されると思う。職歴など気にせず、学生時代に結婚していれば別だが、そこまで割り切れるものではなくて、就職して、3年くらい実務をやってから婚活となると、最低27歳である。初婚ピーク年齢を超えてしまっている。

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