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取引コストを削減したいならば、むしろ現金を廃止すべき

現金レジの開け締めがめんどうくさいという事情は、日銭商売をやった人ならみんな知っている。
現金受取を券売機にやらせて、しかも、券売機が1000円札と硬貨しか扱わない店が多い。確かにコストカットにはなる。

あるヘアサロン

しかしながら、取引コストをもっと安くする方法がある。
決済手段をPayPay払いだけにしてしまう。
PayPay取引は、QRコードを紙に印刷して、店頭に表示しておくだけでいいからだ。もともと屋台での支払いのために作られた技術だから、デバイスは不要になっている。
返金も、店主がスマホを持っているなら、PayPay送金で可能だ。
支払手段の限定について、事前に契約で合意していれば問題ないと弁護士ドットコムには書いてある。

キャッシュレスの店で「現金で支払わせろ」とクレーマー 法的に軍配が上がるのは? - 弁護士ドットコム (bengo4.com)

「うちはPayPayだけだよ」と看板に書いておけばいい。

これで客が逃げるかどうかを経営者は心配するかもしれないが、
紙幣は1000円札のみ。
硬貨は10円50円100円だけ。500円硬貨は受け入れない。

というような券売機を堂々と使っている店が多いのだ。
このめんどうくささと比較したら、PayPay払い限定のほうが、顧客にはずっと親切だろう。


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