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なぜ新メディア「molecule」を立ち上げたのか

本日11月1日、Webメディア「molecule」をリリースしました。

働く子育て女性に向け、妻だから、母だから、会社員だから・・・そんな幾つもの肩書きを背負って生きている中で、もっと「わたし」と向き合って欲しいという想いを込めて、このメディアを立ち上げました。自分軸を持って生きている次世代の女性たちを取材し、メディアを通して応援していきます。

ところで、なぜ私がmoleculeを立ち上げようと思ったのか。moleculeが世に出たこのタイミングで、メディアが生まれた背景をここに書いておきたいと思います。

消えなかった発信者としてのマインド

2016年までの約10年間、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますがテレビ局でどっぷり報道記者をしたのち、宣伝広報を経験しました。テレビ局時代、取材者としてたくさんの方たちとお会いし、自分の目で見たこと、聞いたことを「情報」として自らの言葉で発信していく過程に、完全にハマっていました。

テレビ局退職後、広報PRの仕事をスタートしてからの2年間は、言ってみれば全く逆の立場からの活動に切り替わりました。クライアントの0→1の認知のために、いかにしてメディアに取り上げてもらえるか、社会に情報が浸透していくかを考える。メディアに取材に来てもらえるような提案に行く。

これまで、情報を発信する側から、情報の発信をお願いする側に変わったことで、見える世界も大きく変わりました。私の手元にあるこの貴重な情報をメディア任せにしていていいのだろうかと。その記者が興味がない内容だったり、タイミングが合わなかったら、この情報はもしかしたら認知のチャンスを失ってしまうかもしれない、と。

ここから、そもそも私にとって、「PRって何だろう」という考えにも及んでいくのですが、テレビ・新聞に取り上げてもらったことを「PRの成功」と呼ぶ時代からは、明らかに変化しているにも関わらず、自分自身の「メディア絶対主義」的なPR活動に疑問を感じ始めていました。そして、私の中で一つ、報道記者時代からの変わらぬ強い思いがあることに気がつきました。

私自身が取材者であり、発信者であり続けたい、ということです。私自身が感動し、共感した情報は、メディアに全てを委ねるのではなく、私自身も発信者として社会に出していく役割を担っていきたい、そんな思いを強くしていきました。

まだ「PRとは」の答えは出ていないのですが、「PRパーソンとして自身も発信者であれ」、という私の挑戦がmoleculeです。発信者という視点では、私がどこかのメディアに所属し、再び記者として活動する選択肢もあったはずですが、新たにメディアをゼロから立ち上げる理由が、もう一つありました。

自分軸を持って生きる、働く女性2.0を考えるきっかけに

私の中でmoleculeのコンセプトの原点になったのは、広報としてお仕事をさせていただいている育キャリカレッジ代表・池原真佐子さん(写真)との出会いでした。

彼女が育キャリカレッジのローンチ時から何度も言っていたこととしして、「日本の働く女性は、妻とか母とか、重い鎧をまとって自らの思考に蓋をして、「わたし」を主語にして考えることがなさすぎる」と。彼女は、そんな女性たちに、育キャリメンターという社外の相談相手を通して、「わたし」と向き合うきっかけを作って欲しいと、今全力で活動しています。

そんな、彼女の想いを間近で見てきた私自身も、メディアを通して「わたし」と向き合うきっかけを作っていきたい、自分軸を持って生きる次世代の女性たちを自ら取材し応援していきたい、と考えるようになりました。

この私の想いに共感してくれた子育てマーケター・森田亜矢子(左)とアパレルブランドオーナー・羽倉綾乃(中央)の3人がmoleculeのファウンダーとなり、今夏から準備を進めてきました。

しかし、ご存知の通り世はWEBメディア全盛期。ママ向けメディア、働く女性向けメディアは乱立状態です。でも、考えてみてください。自分軸を持って生きる、次世代の女性たちをテーマにしたメディアは、ほとんど見かけません。だらこそ、いま、moleculeを立ち上げる次第です。

そして、このメディアは、30-40代女性を応援していきますが、20代女性にもぜひ読んでいただきたい、という想いがあります。これから結婚・出産というライフステージに突入する世代が、「わたしの未来」を前向きに考えて欲しいです。




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