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日々一切過ぎゆく

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希望を抱いたり、絶望したり、はたまた気づけば終わる日もあったりしますが、そんな日々で感じたことを書いています。
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2020年2月の記事一覧

君の味方は、いつも僕で。僕の原点は、いつも君で。

あの春の日、君は期待に胸を踊らせていた。坂道を登るその足はいつもより軽やかで、まるでご機嫌な幼児のスキップだったろう。 坂を登り終えた君は人混みに目をやる。真新しいスーツに袖を通した大学1年生がキャンパスには溢れかえっている。 今と相変わらずバカな君は人混みの中で周囲を見渡す。「かわいい子がいっぱいいる」なんて思って内心にやけている。それを隠しながらキャンパスに一歩を踏み出す。その一歩一歩は歩き始めた子供のようでたどたどしいけど、未来への期待に溢れた確かな一歩だった。

考えずに、無邪気に、文を書くなんてもうできない

まだ強い日差しの射す頃だった。ようやく体調が上向き始めて前向きに物事を考えられるようになっていた。前向きになってきたこともあって、「法人のことを知ってほしい」「子どもや教育のことを知ってほしい」と思うようになった。 実のところは代表・経営者として「情報発信が大事」という一般論に振り回されていただけだったのかもしれない。 そんな風に書き始めたものの、キーボードを叩く手が軽快に動くことなんてたったの一度もなかった。「代表として、できて当たり前だ」という思い、そして、焦りばかり

「あの人に届いてほしい」なんて思ったあの雨の夜

雨の降りしきる夜更けのなんばで 夕方までは曇っていた空から雨粒が落ちている。店じまいも終わり始めた繁華街は暗く、実際よりは雨は弱く見えた。リュックの中に折り畳み傘は入っているけど取り出すのも億劫だった。雨に濡れることなど気にも止めず話すことに夢中だった。 「noteを書き始めたらいろんなことが起きた」なんて話をしながら深夜のなんばを僕ら3人で歩く。降りしきる雨をかき消そうとするかのように僕らは話し続けた。 ひょんなことから決まったLT登壇 昨年末に見つけたイベントのLT(