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日々一切過ぎゆく

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希望を抱いたり、絶望したり、はたまた気づけば終わる日もあったりしますが、そんな日々で感じたことを書いています。
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#生き方

あの頃の友情に賞賛を。友のこれからの幸に祈りを。

数年前のその日、僕は打ち合わせのために梅田でスタッフを待っていた。 彼は遅れるときは必ず連絡をしてくる。少し心配になりながら液晶画面を操作して電話をかける。呼び出し音が鳴ったから電源は入ってるのかと少し安心しつつ、応答を待つ。「今、西梅田にいます。ズボンのチャックがはち切れて、ボタンがヒルトン前あたりでどこかに飛んでいきました…」 大阪でも一二を争う大通り四ツ橋筋に面する大きなショーウインドウ。そこには有名ブランドの商品が並び、自分の生活との乖離に笑ってしまいそうになる。そ

綿毛のように未来に向かって飛び立とう

8年前、どんな景色を見ていたのだろう 最寄駅の二駅前の駅名がアナウンスが聞こえる。睡魔に負けて意識を失っていた僕はゆっくりと目を開く。 ぼやけた視界に振袖で着飾った女性たちの姿が映った。いつもより少し気持ちが高揚している彼女たちの笑い声が車内に響く。 「あ、今日って成人式か。あれからもう8年もたったのか。」 振袖の女性たちを見て、瞬時にそう思う程度には僕もおじさんになったのだろう。まだまだボーッとする頭でそんなことを考えつつ改札を出た。 「8年前って何を考えていたんだ