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人の話は聞かない。ググらない。ベタでいい。

「人生とは、解決すべき問題ではなく、味わうべき神秘である」

これ、キルケゴールの言葉らしいけど、noteフェスでの坂口さんの言葉で、ロックな感じで聞いたのがパンチがあってビビッと響いた。

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ここから下は、noteフェス、Day1のメモ。
主に、坂口さんの印象が強すぎて、坂口さんメモみたいになっている。

有賀さんが、補足のnoteをアップしてくださってます。
https://note.com/kaorun/n/nab959a0d88f3

ここからアーカイブが見れます↓ 


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畑をはじめた。植物からは、やった分が返ってくる。
躁うつ病は治らないってことになってたけど、治った。
睡眠不足もなくなった。薬も飲まなくていい状態になった。
毎日の習慣が問題だったみたい。人に会わず畑に行ってる。

苦しい時は電話して、と電話番号を公開している。

「いのっちの電話」090-8106-4666

noteフェスの冒頭でも携帯番号を晒していて、なんだ?なんだ?と思ったら、自殺がなくなったらいいなと思って、そういった活動をしている人だった。

著書「苦しい時は電話して」


2020年7月に出た著書「自分の薬をつくる」




「てきとうなアウトプット」
自分で一切評価してない。う◯ちだと思って、出してる。

良いnote書かなきゃいけないとか、いいねが少なくて落ち込みましたとか、
そんなので落ち込んじゃうとか、そんなことしなくてよくて、

おれらどうせそんなに才能なんてない、どうしょうもないヤツなんだから、
もっとてきとうに気楽に出してったらいいんじゃないの?って。

どんどんどんどん、好きなように、好きなよーに、
アウトプットしていって、自分で評価とかしない。

自分のう◯ちに対して、「すごいう◯ちだなー」とか
「すいません、今日はすごいう◯ち出せないです。。」とか
そんなこと言わないよね。それぐらい気楽でいいんじゃないの?って思う。

有賀さんは
「つくることそのものを楽しんでいる。」と。

坂口さんは、
とにかく書きたいから書いてて、なんでアップしてるのかというと
自分でアップするって決めてて、自分で締め切りつくってる。
見てる人ってみんな編集者だと勝手に思ってる。いろいろ感想くれる。

良いものだけもらって、悪いこと言われてもスルーしてる。
自分で気づけなかった視点はもらって、そうじゃないのはスルー。
続けることのほうが自分にとって重要なんで。


コンクリートの上から、畑に来てみたら

僕らは土から切り離されている。
畑で食べ物が作れるって、みんなわかってない状況。
お金がなくなったら生活保護?
実は、畳2つ分ぐらいの畑があったら野菜を育てて食うに困らない。
でも知らないから、会社に行くしか無いってことになる。

畑を始めた。
土に戻ってきたら「WELCOME BACK!」って聞こえたんすよね。
いっしょに蟻地獄とかオケラとか探したよね、おかえり!って。

周りの農家の人に「お前の畑はなんでこんなに育つんだ?」と言われる。「毎日畑に行って、野菜に向かってしゃべってるからじゃないですか?」と答えてる。野菜と対話してるんすよ。どうやら百姓がうまいらしい。全部、竹と麻ひもで組んでる。

以前は土地を所有をしないといってた人間が、
今、30平米を年間1万円でかりて畑やってる。

空とか、雲とか、雨とか、風とか、
そういうのが一気に自分の元に戻ってきた。

それまでは自分の内面しか見てなかったけど、
まわりにある自然と感覚が戻ってきた。


パステルで土遊びのように絵を描く

畑の帰り道をパステルで描くようになった。
パステルって粉、土と同じ感覚。
土遊びみたいな感じでパステルで遊んでる。
畑の帰り道を描いてる。

畑をはじめて、すんごい変化した。
心のなかって、触れないでしょ。
土のなかって、心のなかにすごく近い。
「夜」って「土の中なんだ」って思った。

風景に対する感覚が戻ってきた。
幼い頃から常に自分の内面のことばっかり見てたけど。

自分で育てた野菜って、洗ったりしない。
味も全然違う。つくると気づいた。

ぼくらは野菜からも、土からも離されて、
コンクリートの上にいる。

自然は、まるはだかで待ってくれている。
でも、人間はどうしようもないことを考えている。
人間関係とか。人間と距離を空けて、畑に戻ってみた。
そしたらとんでもなく変化した。


Q「電話しまくっているけど、そんなに話すコツは?」

「いのっちの電話」携帯電話を公開して、
毎日10時間ぐらい人と話をしている。

そんなに話すコツは?
「人の話をいっさい聞かないこと」

その人の「声」だけを聞いている。
「声質」だけが問題なんすよ。

どういう声は、どういう動きをする、ってのが
2万人と話したら、わかるようになってきた。

声から、見た目がイメージできる。
ぶっちゃけ、年収までわかりますよ。笑
声のデータベースを持ってるようなイメージ。

で、声のパターンはいくつかに分かれる。
・男で失敗する女性
・借金で困る人
・人からどう見られるか気にしている人

みーんな声質がいっしょ

みんな悪いとこを、どうにかしようと考えて自殺しちゃうけど、
それはやめとけーと。

そういうのを止めないといけないと思ってる。
2040年までに自殺をゼロにするって決めてるんで。

「あんた2045年に総理大臣になってるよ」って
小学校のときに予言されてるんすよ。笑
有馬記念を必ず当てる鍼灸院の受付の女の人にね。笑


Q「お二人の包容力は、どこから生まれている?」

有賀さん・坂口さんって、受け入れる雰囲気、包容力がすごい感じがするけど、その包容力って、どこから生まれてる?

有賀さん
あんまり人の話、聞いてないからかも。笑
違う意見の人もそんなに気にならない。
「ま、そうね」ぐらいで軽く聞いてるような聞いてないような感じ。
人から見ると、それが包容力だと見えてるのかも。


創造すること、暮らしをクリエイトすること、楽しむこと

有賀さん
創造ってアウトプットが注目されるけど、
その前に内側にしっかりこもる。

坂口さん
人生って、どんだけおもしろがれるかゲーム。
畑のやり方とかは、ググらないっすね
No Google Life. みんなすぐググるっしょ
ググらないで植物と向き合って対話してく。
自己流がおもしろい。
ググらない、そのおもしろみを味わってる感じっすね。

昼に水あげても、昼は水も熱くなっちゃってダメ。
だから夕方に水あげてるんす。そしたら、すんごく育つ。
野菜って「夜」に育つんすよ。
そういうことも野菜との対話で感じ取ってきた。
ググって知った方法とかじゃない。

Q「創作のヒントに耳をすませるコツはありますか?」

有賀さん
耳で聞くのが得意な人。目で見るのが得意な人。触ることが得意な人。いろいろいる。ずっと観察し続けていると、ちょっとの差がわかるようになってくる。1点に集中して、ずーっと見ていくと、見えてくるものが変わって、おもしろくなってくる。

葉っぱの一部だけが見えるようにして、葉脈の一部が見えるような状態で、それを絵に描くようなことをする。すると、葉脈ってこんなふうになってたのかー、と見える範囲を絞ることで、逆に”より見える”ということが起きたりする。

坂口さん
今、こっちに創作のヒントに耳をすますコツはありますか?と質問してるけど、創作のヒントは「いっさい人に聞かない」というのがコツなんすよ。

すべての戸惑いは、人に聞いてるから生まれるんすよ。
質問はいいから。とにかく自分が何を感じてるんですか?
それしかないんすよ。耳を澄ましなさいよってこと。
そういうのも、すぐググるでしょ。

みんな1人遊びが下手なんすよね。擬人化して”もの”の声を聞いていく。植物がなすがままの状態を見て、声を聞いていく。コミュニケーションしていく。本質的なものの声を聞く。

すぐググらない。それがコツです。No Google Life。
人生って、どんだけおもしろがれるかゲーム

クリエイトしなきゃと思ってる人がいるかもしれないけど、別にクリエイトしなくてもいいんすよ。自然がクリエイトしてくれてるから、そのおもしろさに気づいていけばいいんすよ。


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ドラゴン桜の天才漫画家、三田さんの名言
「漫画はキャッチ&リリース」

このへんにあるもんを、つかんで、出す
作品を「出荷」って言ってる

企画=企てて画く(えがく)
そんなことをする必要はなくてベタでいい

巨人の星の矯正ギブスみたいなわかりやすいやつ
意外と「そこ」がスッポリ抜けてる

目の前の「ベタなこと」を扱う
偏差値を上げすぎるとわかりにくい


書きたいものを書くよりも
書き続けられるための制約を決めた
背景を書き込みすぎないとか

やりたいことも、伝えたいこともない
仕事としてやっている。

0→1をやる才能があるとは思ってないから、
0→1ができる人を最大限に活かす仕事をしてる
自分で自分のことってわからないから

拾って→磨いて→置く(しかるべき文脈の中に)


いやー、ほんと、インパクトがビシバシなDay1だったわ。

ありがとう!

#noteフェス

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