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仮想記録

唐突ですが、みなさんご存知のように、僕は相場歴も極端に浅く、特にトレードとか相場を読む?のが上手いわけではなく、仮想通貨特有の歪みの部分からお金を持ってくる事しかできないです。

好きでやってるスキャがまさにそうで、あれはホームレスと一緒に自販機の下を漁ってるようなものです。ただ僕はちょっと長い棒使ってるくらいの差です。そのお金の拾い方自体には自信があって結果が出ているものの、あくまであれはトレードというほど偉そうなモノではないと思ってます。

で、トレード自体に自信がないがゆえに、スキャに限らずそういった何かしらの歪み・違和感があるところに積極的に入っていってお金を拾うというスタイルの中で、予想以上に歪み方がやばくて金や時間を失っていく事も多々ありました。もちろん、いい経験もいい事業もありましたが、同じくらいの数だけ、事故もあったんです。

正直思い出したくないってくらいに面倒な事故に対して、現在進行形で金銭的・精神的負債と向き合ってたりもするのですが、そんな中でスキャだけはストレスなく楽しんでいたので、Twitter等でスキャ仲間として付き合ってくれたBF界隈には本当に心から死ぬほど感謝してるし、黒そうなところと一切関わらない賢さ&関わらなくても稼げる実力を持ったbotterの皆さんが好意的に付き合ってくださってたのは、sns上の話とはいえ、自分のメンタルに大きく影響してました。僕のアカウントなんか、ぱっと見でもう「ダメな人」と付き合いがあって普通に会話とかしてて、どうみてもダメなはずなのに、仲良くしてくれてる…って事に対して、とても救われる一面がありました。本当にありがとうございます。

で、話がかわるのですが、今日からは、過去に経験した様々な自損を含む事故について、自分がアカウント消した事によって(?)噴出したりしなかったりしてる部分を、(善意の他人に迷惑をかけないためにボカす部分はあれど)一切の偽り無しに書いていこうと思ってます。

ここに保身?や自己利益のための嘘がない事は人格を賭けて誓いますので、変に疑っても時間が無駄だから素直に読んで頂けたらスムーズかと思います。

さて、どれから書くか?ってくらいには個数があるんですが、今一番迷惑をかけたくない人が要らない迷惑を被りそうな感じがするという意味でこれから書きます。

Bittrustというクソ取引所があります。


僕は、あれの立ち上げから、様々なアドバイスをし、身内80名余りと自分で出資もし、そういう意味では深く関わっていました。自分はあくまで運営母体ではなくお手伝いに行ってるだけという認識でいましたが、お前それもう運営じゃんっていうくらい、自分のアイデアが多分に盛り込まれた取引所になる予定だった事は事実です。

※トラストが世に出て半年以上経過した後、今から3カ月くらい前かな?に訳あって母体に近い法人の取締役?的なものに名前を入れてもらいました。トラストとは関係ない事故がきっかけだったのですが、その事については後述しないと思います。恐らく近々問題が解決するとともに抜けますし。



・・・さて、始まりはACCという草ICOでした。

この草ICOは、簡単に言うと、「まだスポットが当たっていないアーティストやエンジニアさんに正当な支払いをするためにBtoCがダイレクトにつながるプラットフォームを〜」という今でこそよく目にするタイプのあるあるICO事案なんですが、当時(2018年2月か1月くらいかな?)にしては多分まだ珍しく、なにより、「プロゲーマーの食い扶持」をずっと探していた自分に刺さりました。

これを僕に買わないかと紹介してきた人間が、自称運営の知人(ゲーマーにだけ解る話ですがトーマス岡田です)だったのですが、僕は、ACCの目指すプラットフォーム事業にはいくつか大きな欠陥があるように感じました。そこで、『このコインを応援の意味で買うのは全然いいけど、多分このままでは上手くいかないから、運営に会わせろ』と申し出て、それは早い段階で叶いました。

そこに運営として現れたのがNさんでした。

Nさんは、会った瞬間から、『自分は議会?に呼ばれて仮想通貨を議員?に教えている』『CC和田の会見を見たがあれは嘘をついている。あいつが焦った時の本当の表情を、会った事がある自分は知っている』みたいな話から始まって、様々なマウントが飛んできました。

僕は信じる信じないの前に(この人の人格からは、あのACCの理念は作れない。だとしたらまだ後ろにACCに至る人生経験をしてきた別の人がいるはず)という所にだけ興味が湧いてました。

そこで、その『別の人』を確認すべく、経緯は忘れましたが運営会社そのものを訪問する機会を得ようとしました。

それは比較的早く実現しました。

その会社に居たのがHさんでした。

Hさんはいわゆる下請けエンジニアの会社代表で、例えばゲームでいうと、みなさんが必ず聞いた事があるビッグタイトルなどを外注で作って納品しているタイプの会社でした。

しかしいくらビッグタイトルだろうと、彼らは外注ゆえに、スタッフロールに名前が乗るわけでもなく、給料も安いわけです。そのジレンマから、エンジニアやアーティストに限らず実際に自分の手で価値を作る人がダイレクトに輝ける場所を…という意味でACCが生まれた、、というストーリーに、僕は初めて納得しました。

しかし、ACCプラットフォームには前述の欠陥が残されていました。いくつか問題はあるのですが、最大の穴を一言でいうと『プラットフォーム上の価値交換機能と、その流動性および価値を担保する機構』です。

そこで僕は、まずこの問題を解決出来なければACCは実らないと伝え、一網打尽にどうにかしてしまうための解決策として『先に真っ当な取引所を作る事』を進言しました。

すいません。つまり、トラストが産まれたのは僕のせいです。

あまり時間をかけずにその意見は受け入れられ、Bittrustのプロジェクトが開始されてしまいました。

最初に、ICOに協力するメンバーがNさんによって選ばれました。確か5人ほどからなるグループでした。他のメンバーは特にこの話に関係ないので一生外に出すつもりはありませんが、その中に、E-FASHのアパと、自分もいました。

わざわざアパだけ名前を出すのは、今後の説明に欠かせないというのと、アパは恐らくこの事故における、自分の知る限りで最大の被害者である可能性が高いからです。

何はともあれ、ICOが始まったわけですが、自分は主に二つの役割がありました。

・取引所の形態に対するアドバイス

・自分のグループからの出資を募る事

です。

取引所、主にBTRTのトークンアロケーションやプロフィット構築など、仕様に関するアドバイスはほとんど僕のものが採用されてました。いわゆる取引所マイニングのシステムなどがそうです。今ではscam的な響きがありますが%が適切であればいい施策であったと思います。

が、結果的に、それらの仕様は全て搭載されず、意味のわからないクソ取引所が世に放たれました。

ここからはその顛末になります。

まず、僕の動きからもう一度追いなおしていくと
1.ACC好きになる
2.会いに行く
3.なんか変な人が出てくる
4.上の人に会わせてもらう
5.取引所を作るといいですよと進言
6.仕様とかのアドバイスをする
7.同時に自分の身内たちで出資
この流れなんですが

実はこの後、大して仕事がありませんでした。

僕は当然、取引所の実際の開発とかできるわけもないし、開発途中の取引所を実際にプレイヤー目線でデバッグしてフィードバックして…みたいな仕事は全部Nさんというか運営そのものの仕事なわけですし、たまにアドバイスするくらい(FXは後からでもいいんじゃないですか?とか)で、むしろそれ以外の大半の仕事というか雑務はアパがやってくれてました。 

購入者への説明であったり、開発期間が延びた事のアナウンスであったり、、、それこそお前運営かよって勢いで、本人は全然何もわかってないはずなのに、レスの遅い運営に質問しては返し質問しては返しっていうのをずっとやってくれてました。だから僕が暇だったのもあります。アパがいなかったら、運営本体の人数がめちゃくちゃ少なそう(当時、結局何人がどういう作業をしていたか?という事はよく知りません)だったこともあり、僕がやらされてたかもしれません。

で、時間はここから8月に飛びます。

EVOから帰ってきた翌日とかそういう勢いだったはずなので8月中盤だと思います。帰ってくると、なんと最近どうなってるのかよく解ってなかったBITTRUSTが明日?オープンするって状態になってたのです。

もう触る事ができるんですか?と尋ねたところ、確か、「URLはまだ公開していないが触る事は出来る」との事だったので、どういうものが出来たのか楽しみでアクセスしました。「」の部分はあいまいな記憶ですが、とにかくアクセスして実際に触る事ができました。

すると…

ちょっと思い出すのもトラウマ級なので
あまり正確には覚えていないのですが

・OMGの送信手数料が5万円
・BTCの最低引き出し額が10BTC
・板が機能していない
・板の約定が飛ぶ
(BTC100万円が中値で買い板の先頭が99万円だとすると、1億円で注文すると遥か彼方にある1億円の板とぶつかって決済される)
・チャートが動かない
・デポジットができない(PENDINGが始まらない)

みたいな、えっ??っていう問題がひたすら鬼のように積み重なっていて

「こ、これ、誰が明日オープンって言ってるんですか…?」

という状態で、しかしオープン日を大幅にずらせと言うだけの権限(影響力)も当然自分にはないため、とにかくかたっぱしから触って、不具合を見つけ報告しレスを待つ(なかなか返事が来ない)という作業が40時間くらい通して行われました。返事が来ない時間が長すぎて作業的には忙しくはなかったですが、とにかく気が気じゃなかったです。

その傍ら、(なぜこんな状態でオープンさせようとしてるんだ…?)という疑問だけはつもり続け、(そもそも開発段階でデバッグすべき人間は何をしていたんだ…?)、(どうやって進捗確認をしていた…?)(取引所作成経験があるエンジニアを雇っていたからこそ工賃がとても高かったのでは…?)等、当然の疑問が湧いてきます。

そこで取引所法人の代表であるNさんに連絡を取って、『これはいったいどういう事なんですか?誰が作ってOKを出したんですか?』と聞くも『自分はこうなる事はずっと前からわかっていて指示を出していたが誰も何もしないからどうしようもない』(うろ覚えですが意味はこのまま言われました)という旨の全く合点のいかない内容が返ってきました。

もちろんそれを、Nさんではない運営を通して開発サイドにも伝え、「彼はこうおっしゃってますが、誰の責任でこうなってるんですか?」と尋ねたりもしましたが、「そもそもそういうチェック自体が行われていなかった」、という押し問答に挟まれる事になり、この責任が誰にあって誰が「何もしてこなかった」のかを問い詰めても全く意味がない状態になったので、その責任の所在については考える事をやめました。

なお後日聞いた事ですが、Nさんはこの修羅場状態の事務所(数少ない若いスタッフが事務所でデバッグをしていたそうです)にしれーっとやってくるや否や、「僕やる事ないみたいだから帰りますわー」と言い放ち、若いスタッフが激昂して掴みかかるという一幕もあったらしいです。

さて、そういう状態からなんとか最低限の取引が出来る状態になった時点でもなお、「このままOPENさせない」という選択肢は充分に考えられたはずなのですが、当時の僕はEVO帰りからのまさかの展開に疲弊しきっていた&そこまで重要な決断は下せない立場なのもあり、不幸にも20点くらいの仕上がりのまま(確か)1日遅れくらいで取引所はOPENしてしまったわけです。最初が1点だったのを20点まで頑張ったうちの18点くらいは僕の働きだと思ってますが、「もしかしたらあれは1点のままにしてだれがどう見ても触れない状態にしておくべきだったのではないか?なぜ中途半端に使えるような形にしてしまったのか」と、今でも悔やむ事があります。

そうして取引所はOPENしてしまい、
当然、20点の内容の取引所を人が利用するわけもなく、手数料収入等は一切なく、おそらく資金の大半を開発費に充てていたため維持費も厳しいのではないかと思われる状態で、1つのプロジェクトが潰えて行ったわけです。

しかし、僕には、「はい失敗。別に俺運営じゃないし、いい経験だけはさせてもらったから、とっとと次行こう。」と出来ない理由がありました。

なぜならば、身内80人余りが僕を理由にこれに出資していたからです。
もちろん彼らはICO?縁故販売?とかそういった事をよく理解しているわけもなく、「井上が何か作るの手伝ってるんだったら大丈夫でしょ?取引所マイニングとか色々面白そうじゃん」という理由だけで投資していたはずです。

※この、身内80人というのは、そもそもは僕がコインチェックのアフィリエイトをやっていた事が発端で形成されたグループです。僕が仮想通貨を初めてすぐに、ゲーマーとして無駄に名前が通っていた事から調子にのってアフィブログをやった所、100人以上の登録がありました。しかしご存知のようにその後すぐにバブルは終わりました。僕は最低のタイミングでアフィ勧誘をしてしまった事に対して、「もし僕に釣られて仮想通貨を始めてしまった人がいたら、おそらく素人が勝てる相場はもう終わってしまったから、できたらもう仮想通貨触るのを止めてほしい。でも、まだここで戦っていく覚悟があるんだったら、僕は勝っていく自信があるからなんでも教えるしツールも配るからよかったら一緒にみんなでやらないか?」と呼びかけてLINEグループを作りました。つまり、僕が全責任を負うだけの理由があるグループなんです。

ですので、これは自己責任でどうにかしなくてはいけない。
という気持ちがありました。

そこで
1.運営から全員に全額今すぐ金を返させるのは不可能
(運営はとっくに金を開発に使いきっているはずだから)
2.なので、僕が個人的なトレードで得た金で、取引所コインを買い戻す
3.今すぐ全額は厳しいが困った人がいたら順次個人的に言ってほしい
4.この取引所が結果的にカスすぎた事に関して、みんなは僕が作るくらいのつもりで投資してたはずなのに、開発段階で僕が全く関わらなくなって運営任せにした事にも責任の一端があると思ってる。だから、次は違う場所でまた違う運営と共に今度は最後までしっかり見張りながらやらせてもらうので、そこで何らかの形で責任を取らせてほしい。

という話をしたところ、(もちろんこれは身内だからなのですが)非常に暖かく受け入れていただけたので、僕は今でも彼らに対する負債?を毎月払い続けています。自分のトレード益から。僕の生活費とかもそのトレード益から出ているので、多少追いついていない部分については申し訳ないと思ってます。

また、コインを買い取るとは言ったものの、実質買い取っていません。ただ現金を払っているだけで、そのコインはいつか違う取引所の形で何かしら責任を取らせてほしいから(とまではいちいち説明してませんが)持っていてください。と言ってます。

とはいえ、今こんな事を言っても、現段階でコインを返すも返さないもこんなコインそもそも無価値じゃん?って事になっちゃうんですが。。

さて、身内に対する詫びとしてはここまでですが、次に、自分が個人的に身内から出資を募った事に対する責任を取るのとは別に、社会的な面で、
「とりあえずこのカス取引所をどうにかしなくてはいけない」
という問題が残りました。

ちょっと話はそれますが、僕はここまでNさんに対して結構厳しい事を書いてるかもしれませんが、本質的に殺したいとか死ねとかそういう気持ちにはならなかったというか、そこまで憎んだりはしてないです。むしろ、どうしようもない奴ほどちょっと好きになってしまう病気のようなものがあって、憎み切れない所がありました。

虚言癖っていっても、いきなりTwitterで「サトシナカモトと会ってきました」とか書いちゃうタイプの人なので、ちょっと逆に面白いっていうか、どうしても嫌いになり切れない部分があったんですね。

それはある日、1度だけNさんの家に行ったときに、もしかしたらこれは、決して裕福な暮らしには見えない自宅を見せる事になったからこう言ったのかもしれませんが、家の前で、

「僕、10万みたいなハシタ金は要らんわwwってよく言ってますけど、本当は欲しいんです。でもそれを外に出しちゃうと舐められて仕事ができなくなるから、絶対に言わないんです。井上君も気を付けたほうがいいですよ。他人からどう見られるかを。」

と、真顔で言われて、

今書いてて客観的に見たら、いやいや…って部分は無きにしもあらずなんですが、僕はこの時、妙に感動してました。この人は虚言癖というか、本当に頑張ってそういう自分を作る事を努力していて、そういう面を僕には言葉で教えてくれたんだな、と思いました。今でもそれには感謝?というか、そういった内面を僕に教えてくれてありがとうございます、という気持ちはあります。

しかし、このカス取引所をちゃんとしたものにしていく上で、どうしてもNさん込みではやっていけない事件がありました。

Nさんは実は、僕のその身内の80人のグループに入る事を所望されていたのですが、僕はNさんの性質上、ちょっとさすがに身内には…と思っていて、その80人のうちの一部からなる「FXトレードルーム」的な所にだけNさんを入れていたんですね。

つまりこのグループにいるのは、僕と、BTRTの購入者と、Nさん(BTRTの運営トップそのもの)なわけです。

時期的にはBTRTがOPENしてしまった数週間後だっけな?にそれは起きました。

Nさんはほぼ毎日に近いペースで、その時滞在していた東南アジアかどっかの風俗情報か何かを垂れ流していて、毎日自分が暇で仕方ないという旨のマウントを取り続け、挙句の果てには、「僕は余裕があるのでもうトレードなんてしませんけどね^^」という趣旨の発言をしたんですね。周りの人達は、トレードで爆損してて、しかもその投資対象はBTRTそのものだというのにも関わらず、です。

で、これにはさすがに残りの面子がマジ切れして、「少なくともこいつ(Nさん)がこれ以上BTRTに関わり続けるなら応援しようがない、むしろ訴訟か拉致しかありえない」という所まで話が進んでいました。実際に連れ去ろうとし動いていた人が2人います。(反社ではないです)

そこで、僕が、運営の方に、「申し訳ないけどNさんを代表にしてこのままやっていくのであれば僕と僕の身内は今までのようなアドバイスも含めた一切の協力ができないし、僕が手を引いた後にNさんがどうなろうと保証ができかねます」という事を申し上げたところ、Nさんは実質プロジェクトから外される事になりました。

なお、Nさんはその後、色んな場所で、「井上とアパ社長が運営を乗っ取った。だからトラストは上手く行かなかった。自分は上手くやっていたがあいつらが私利私欲のためにダメにした」というような事を吹聴されているらしく、そういった旨の画像がよく僕の所に送られてくるのですが、もはやため息しか出ないので放置してます。

※上記のNさんのLINEやTwitterでの奇行を含めたログというか証拠は全て保存していますが、別にNさんを攻撃したいために書いているわけではないですし、割愛します。

さて、そうやってNさんから一旦全ての権限が取り除かれたわけですが、じゃあ誰がこの後やるの????となった時に、僕は申し訳ないながら、このトラスト自体を1?0?から作り直す気にはあまりなりませんでした。

というのも、横からアドバイスしていただけとはいえ、当時画期的だった(多分発案はFcoinより前だったと思います)取引所マイニング等を含むあらゆる仕様を日夜考え、提出し、これで絶対にいいものを作ってくれるはずだと思っていた所が完全なゴミになって来た以上、そうしてきたゴミ開発に対してそれ以上どうこう言う気がしなかったし、(多分言っても無理だろ・・・)って気がしていたからです。

あと現実的な問題として、運営に資金力が残っていない事はあまりにも明らかで、今から外注エンジニアに全て作り直させるのは至難の業であるとともに、資金効率が悪すぎるという問題が見えていました。

ですので、僕は、最低でも身内、もしもそんな事ができる可能性があればBTRT保有者全員が何らかの優待を受けられるような、新しいちゃんとした場所を作る方が先だ、と考え、そっちの方面に時間とお金を消費するようになりました。蛇足ですが、そっちの方面でも(結果を急ぎすぎたために)数回事故を挟んでいて、単純な出費は千万単位になっています。ただそのおかげで信頼に足るエンジニア法人等を抑える事に関しては相当場数を踏ませて頂きました…

話を戻しますが、僕がそうやって外部で動いているさなかにも、始まってしまった取引所は、例えもう運営費がなかろうが、技術が追い付いていなかろうが、進んでいく必要があります。その運営はだれがやるのか?元々の運営チームからNさんさえいなくなれば上手くやれるのか?元々のエンジニアはクソだったって事はもうはっきりしてるのに?新しい外注先のエンジニアは誰が探して誰がグリップするのか?

そういった部分を一手に引き受けて、本来僕が被るべきだったかもしれない全ての精神的苦痛と手間と時間を割いてきたのが、アパです。

これは仲がいいからかばうとかではなくて、
本当にかわいそうなくらい事実です。誓って言えます。
彼はこのプロジェクトで儲けるどころか、精神的な被害を甚大に受けてなお、毎日、返ってこないエンジニアからのメールを待ち、催促し、当然止まない顧客からの罵倒を浴び、時にはNさんからよくわからない中傷をされ…という役割をしてきました。

元々下働きとか一切する必要がない立場(サロンオーナー)なのに、ただ自分の紹介で買った人が居る以上は最後までやりきらなければいけないという気持ちだけで動いてたんじゃないかと思います。

実際、運営が、OPEN後にそういった部分まで手伝い始めたアパに払うといっていた月30万円のお金は、完全に約束を反故にする形で支払われていません。無償です。(最初の1回は払われたとかあったらごめんなさい。知らないです。ただ少なくともかなり早い段階から一切支払われていないのは知ってます。)

僕は、新しい場所を構築するため、または身内への返金のために、おそらくこのプロジェクトで一番大きな赤字を出していますが、アパが被った精神的・時間的苦痛と比べると、本当に軽いものだと思ってます。


…その後、トラストがどういう道のりを歩んで今に至るかは、実は僕はよくわかっていません。極端にストレートに言うと、自分がとても期待していて労力を割いてきた夢の取引所がOPENするはずだったのに、出てきたものがゴミすぎたので、見るのも嫌になったから、金で解決してアパに丸投げして逃げたからです。その意味でアパには本当に申し訳ない事をしたと今でも思ってます。

もちろん、トラストがどうしようもない状態だったというのは、最初のカス取引所の制作にほぼ全ての資産を投入してしまっていた時点で決まっていたようなものなので、仮に自分が本気で取り組んだ所でトラストの改善に結果を出せたとは一切思いませんし、僕が早々に引いて「次」を用意し始めた事自体は誰のためにも正常な判断だったと思っていますが、僕が早々に手を引いた後始末をアパがやったという事実は変わりません。

…と、ここまでが、

僕が2018年に遭遇して今も引きずっている大事故の顛末です。

追記が必要な場所や、あえて出していない名前とかはあると思うんですが、別にそれらをいちいち書く必要はないと思っていますし、書いてある事には一切嘘はありません。

なぜ書いたか?ですが、
僕が全然関係ない理由でTwitterを削除してFX勢とわちゃわちゃするだけのアカウントに切り替えたタイミングで、井上がこの件で飛んだ?みたいな話が出ていてアパも同じように加害者として扱われている、という話を聞いたからです。

僕は正直、消したアカウントにも井上というSNS人格が受ける”評判”にも一切興味がなく、別に本当にどうでもいいから削除して放置してただけなのですが、

自分が垢消した事で逃亡扱いされて他人が迷惑食らいまくってる(&その人は本当は一番の被害者)っていうのは、さすがに内容をちゃんと書いておくべきだなと思ったので、出てきました。

そしていい機会なので、このまま

仮想通貨やってて起きた事故

について、気の向くままに書いて行こうと思います。
他人に迷惑をかけた話、かけられた話、巻き込んでしまった話、まだ腐るほどあるので。

もちろん善意の第三者に迷惑がかかったり、NDA巻いてる契約先の固有名詞を出したりはしませんが、この1年あまりを仮想通貨の歪みの中で生きてきた僕から、「危ない所に近寄るとこういう事故があるから気を付けてね」というリアルな内容をお伝え出来ると思いますので、役に立ててもらえたらと思います。

1.1億集めたはずの運営が石垣島に逃げて行方不明になった事故

2.500万投資されて運用していたが連絡がめんどくさくなったので500万返して放置してたら300万を+αで要求されてる事故(これは俺も連絡めんどくさくなって無視したっていう非常に悪い所があるので近々払います)

3.メリルリンチから2億引っ張ってくると言って僕から数BTC持って行ったまま消息を絶ったブローカーが意外と近所に住んでいた事故

4.とある詐欺コイン(後から判明した)のコンサルを受けたらたった60万円の支払いを飛ばれた上にとんでもない詐欺に巻き込まれていた話。

5.米

6・米2


とか本当に枚挙にいとまがないです。

もちろんこれらは自分が仕事をしてきた中でもワーストから持ってきた内容なので、地域通貨等を含め、ちゃんとしっかりクリプトの将来を考えて作られた事業にも沢山参加させて頂きましたし、とてもいい経験と結果を産んだものもたくさんありました。

一つ一つの事故が起きた時にたまたま近くにいたせいで迷惑を掛けてる方には大変申し訳ないとは思ってるのですが、僕の近しい場所で迷惑をこうむった方には、僕が事故で得た経験から新しいなにかを形に出来た時には必ず恩返しし続けていくので、どうか許してほしい&僕の周りから離れずに、成功するタイミングにもちゃんと近くに居てほしいと思ってます。




追記、Twitterアカウントについて。


僕と関係ない所で迷惑をこうむってる方々や、単純に燃やして遊びたい方等々、色々言いたい事や聞きたい事はあると思う(のと、DM返してる最中のものが沢山あったのを思い出しつつある)ので、近いうちにTwitterアカウントも戻そうと思っていますが、今はちょっと色々事故がある中で必ず成功させたい良質なプロジェクトをたくさんいただいているため、必要以上にストレスを貯めたくないタイミングなので、今しばらくTwitter垢はお時間貰えたらと思います。なお、大多数は気づいてると思いますが、凍結?された瞬間に僕はスキャ用のアカウント作ってます。

なお、Twitterアカウントを削除した一番の理由は

・仕事先の人ほぼ全員がアカウントを認識している

・全然関係ない理由で待ちが発生して連絡を取っていない(または物理的に連絡が確認できない※状態でキャッチボールが出来ていない)タイミングの相手もそこそこいる
※LINEの未読が常に2000件くらいあって、自分にとって大事な身内グループや、絶対に僕がいないと進行しない時期のプロジェクトはピン留めをして一番上に持ってきてるのですが、ピン留めされてる件数だけでLINE3ページ分くらいあるので、一度こちらから連絡して数日待たされた人とか、いきなりLINE電話をかけてきて長話をしてきた人とか、酔っている状態で連絡してきた人とかは、その瞬間に問答無用でピンを外していくしかないため、物理的に連絡が「見えない」です。

・しかし僕は上記の身内への支払いや生活費のために日銭が必要なのでフライヤースキャとかは必ず時間を取ってやる必要がある。月300万はマストである

・ついでにサロンとかの関係もありそれらのトレードは出来る限りSNSで出していった方が良い

・さすがにスキャ中のストレス解消にTwitterでスキャ勢と遊んだりしたい

・それを仕事先の、上記の、「連絡が行き届いてないであろう人」に見られると非常にバツが悪いというか失礼…

っていうのが一番の理由で、締め切り前の漫画家が編集にSNSチェックされてるみたいな感じで、Twitterにすごくストレスを感じるようになっていたのですが、ちょうどそれに悩んでいた時期にアカウントが何かの都合で凍結されたので、(あっこれもう凍結されたって事でこのまま消せばいいじゃん)っていう浅はかな考えに至ったわけです。




とりあえず本日は以上にします。

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