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「なんでもいいがむしろいい!」 山口愛さんが自身の学生時代・就活を振り返る

こんにちは♪

このたび、ぽんかれでは「卓球部出身の社会人にインタビュー」を行っていきます!

このインタビューでは、
学生時代に卓球を頑張ってきた社会人の先輩方に、
自身の就活やキャリア観、
卓球部時代を振り返っていただくなど
様々なお話をお聞きしていきます。

現在卓球部に所属している方や、
卓球を頑張っている学生さんが、
ご自身の就活やキャリアを考える上で
参考にしていただければと思っています!

★ーーー☆ーーー★


今回は、慶應義塾大学卓球部出身、
現在社会人3年目を迎える、
山口愛さんにお話を伺いました!

山口さんが卓球をしてきて得たものや、
自身の就活時代を振り返って
学生の皆さんにメッセージをいただきましたので
ぜひご覧ください♪


ー業務全体の4割は卓球に関わるお仕事をしています


いのや 山口さん、よろしくお願い致します!
まずさっそくなのですが、現在のお仕事について教えていただけますか?

山口 私は広告代理店でお仕事をしており、今年の春で入社3年目を迎えました。

その中で現在はテレビ業界の担当をしています。
簡単に言うと担当するテレビ局さんの番組を、広告主さんに売るお仕事です。

いのや なるほど。ちなみにどういったジャンルになるのでしょうか?

山口 毎日やっているような番組なども含め
様々なジャンルをやっています。
その中で、卓球に関しては
私が担当としてやらせていただいています。
世界卓球やTリーグ関連のお仕事も担当しました。

今、全体の4割くらいは
卓球に関わるお仕事をしているかなと思います!


ーもっと卓球を生活の中に入れていくことがカギ


いのや 4割!意外と多いんですね!そんな中、山口さんには卓球ってどうみえてますか?

山口 そうですね、
みんな「卓球界は変わった」っていいますが、
結局卓球って親とかがやっていたから
子供に教えて始めるとかがまだまだ多い。

そこが変わらないから、
卓球への関わりやすさや普及のスピードは
まだおんなじかなと思っています。

もっと卓球を生活の中に入れていくことで
変わるのではないかなと考えています。
その点が課題だなと感じています。

いのや なにか具体的には動いていますか?

山口 とくに動いているとかはないのですが、これからという感じですね。

そこに課題感はありますが、一方で、
やはり今、卓球が注目されているのを感じます。

卓球と何かをしたいという企業さんは多いと思うので、これからもっとチャンスだと思っています。
そこをいかにくっつけてあげるかを頑張っていこうと考えています!



ー全員で2部昇格を目指して頑張りました


いのや なるほど。ありがとうございます!
学生時代のお話も聞いていきたいと思います。
卓球部に所属していたと思うのですが、どんな学生生活だったのでしょうか?

山口 部活は週6日で行っていました!
慶應は勉強のイメージが強いと思いますが、
しっかりと部活での練習も行われていました。
部員の数としては、女子は10人いたら多いほうでしたね。


いのや 卓球の思い出の試合はありますか!?

山口 思い出の試合ですか・・・
慶應は私が入る前は関東4部リーグのチームで、
レンタル参加してもらっているような、
廃部の危機にある部活でした。

3部で優勝できるかどうか、
というくらいの時期で私が入って、
みんなで2部に上がりたいねって言って
挑んでいたんです。

そこでみんなで2部に昇格できたのは
卓球人生の一番の思い出の試合です!


いのや そうなんですね!やっぱり嬉し泣きとかありました!?

山口 そのときはうれしくてめっちゃ泣きました!笑

2部に上がれてOBの方々も喜んでくれたし、お願いして入部してくれた子もいたので、ほっとしたのもあります。

いのや お願いして入部・・とは、山口さんが勧誘をしたということですか?!

山口 はい。
実は、後輩部員の中には入学してもらえるように、東海の方の実家まで監督と頼みにいって入部してくれた子もいるんです!

みんな大学では卓球部に入る予定もなくて、
頭もいいし・・・ってところに
慶應で卓球をしてくれないかと
お願いに行ったんです。

そういった背景もあって、
ずっと3部だったら申し訳ないって思いがあり、
2部にあがれたときは本当にほっとしました・・・

いのや すごく素敵なエピソードですね!!確かに山口さんがいた時って慶應強かったですよね!全日学も通ってましたよね!

山口 全日学は一回だけ通ることができました。

いのや 文武両道で本当にすごいです!勉強の道もあるなかで、大学で卓球部やめようとか思わなかったんですか?

山口 それはまったくないですね!私は中高で卓球部ボッチだったんです。

大学でようやくチーム戦ができて、
まずうれしくて!
団体戦があるって思いは強かったので、
辞めるなんて気持ちはなかったです!

むしろ勉強でいいやなんて
絶対思わなかったです。笑


ー卓球をやりこんで来たひとは企業に入るとレアだと思うんです!


いのや そうなんですね!
山口さんが「卓球部でやってきて良かったな」と思うところはありますか?

山口 会社の中で、卓球をずっとやっていた人って少ないじゃないですか。なので卓球のことで相談されることが多くて、そこは活きていると思っています。

卓球の選手ってどんなこと考えているの?とか、
ルールもそうだし、
聞かれて答えられるのが
私くらいなのは強みかなと!

あとは、スポーツのおかげかわからないけど、
”とりあえずがんばる”、”なんとかなるでしょ”って
気持ちは強いかなって思います!笑

その中で、やらないよりは
やっていたほうがいいかなとも思っていて、
やらないで後悔するよりは、やったほうがいい!

言ってみてだめだったでもいいけど、
いわないで終わるのはよくない、
もったいないなと。

そんなテンションでお仕事をしています!



ーなんでもできる会社が良かった!


いのや 最後になりますが、ここからは就活に関する話もお聞きしたいと思います。
山口さんはなぜ広告代理店に入社しようと考えたのですか?

山口 私は、“なんでもできそうな会社”がよかったんです。

実際、広告代理店は一社しか受けておらず、
“なんでもできそうなところ”を軸に
会社を何社か受けていました。

その中で、今の会社が一番自由に好きなことできそうだし、面白い人がいっぱいいるなとも思ったので入社したいと思いました!

いのや ちなみに、“なんでもいい”ではなくて、“なんでもできる”ですよね?(笑)

山口 ”なんでもいい”でもいいと思いますよ!(笑)

というのも、私自身、はっきりとやりたいことはなかったからです。

だって就活生のときに考えている、
「社会人になったらこんなこと実現したい」は、
だいたい的外れ感ありませんか?

なので、なんでもいいがむしろいいのかなとも思っています!

いのや なるほど!(笑) でも面接とかってかなり準備したのでは?

山口   準備は全然していなかったです。
準備すると台本を話すようになってしまうと思ったので、基本的には聞かれたことに対して自分の言葉で答えていくような感じです。

面接官とお話をして、なるべくキャッチボールになるように心掛けました。

いのや たしかに、暗記してきたことを綺麗にしゃべられるよりもいいですよね。

山口 じゃないと面接の意味ないなと思いますよね~。

定型文で答えるならエントリーシートのやりとりでいいじゃんってなるので!

いのや 貴重なアドバイスありがとうございます!


ー妥協はしないほうがいいと強く思っています!


いのや では最後に山口さんから、卓球を頑張る学生さんに向けてメッセージをお願いします。

山口 そうですね〜。
卓球部で頑張る学生さんは、
卓球のことは他の就活生よりは
語れるじゃないですか?
だからそれは語ったほうがいい気がする。

私は面接のときは
ずっと卓球の話をしていたんです。
「卓球ずっとやっていましたー」って。

それを面白いと思ってもらえればいい。
卓球はほかの就活生より詳しいし、
それが”自分の人となりです”ってことを話せれば、
うまくいく気がしています。

卓球長年やっている人は企業の中にも少ないので
面白いと思われればラッキーだし!

そう思っていたので、
私は選考では卓球のことを全面に推していきました!

4年間この部活でこんなことをして・・
中高時代は一人でこんなことしてたんです、
とか。

あとは、卓球って人と向き合って近いじゃないですか。
相手のこと見るから、
人とのコミュニケーションにつながると思います
とも書きました。

そんなことを書いていたので
面白いと思ってもらえたんだと思います!


あと最後に言えるのは、
”妥協はしないほうがいい”と強く思っています!

もしやりたいことがあれば
やったほうがいいけど、
ないからって就活を甘くみるというか
それはいけないと思っています。

世の中にはいっぱいいろんな会社があるから、
多少は挑戦してみるべきなんじゃないかと
私は思っています!!

会社を知って、業種を知って、世の中を知って、
良い道に進んでほしいと思います!


山口さん、貴重なお話をありがとうございました!



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