長田さん

長田涼インタビューVol.1 人の繋がりをつくるコミュニティマネージャー×卓球

こんにちは。ぽんかれのいのやです。
今回は、フリーランスで”コミュニティマネージャー”として
ご活躍中の長田涼さんにお話を伺いました。

現在、長田さんは、スヴェンソンスポーツマーケティングの
コミュニティチーム・リーダーにジョインしました。

様々なコミュニティでご活躍されている長田さんが、
なぜ卓球の業界に目をつけたのか。

インタビューを2週にわたりお伝えしていきます。

Vol.1となる今回はこれまでのキャリアを紐解きながら、卓球業界に目をつけたのか伺いました。Vol.2では学生に向けてのメッセージをいただいています!

ぜひお読みください♪


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いのや まず、はじめに長田さんのこれまでの経歴についてお聞きしていきたいと思います!
そもそもなんですが、コミュニティマネージャーってなんですか?

長田 簡単にいうと、人が集まる場所を作って、そこに集まってくれる人に安心安全を感じてもらい、居場所と思える環境を作っています。

少し抽象的になってしまいますが、このようなことを総じて「コミュニティマネジメント」と言っています。もちろん、細かい業務はたくさんありますけどね。笑

いのや このお仕事をしている人は多いのでしょうか?

長田 フリーランスとして、いろんなコミュニティをまたいでいる人はそんなにいないんじゃないかと思います。

一般のユーザーさんを対象としたサービスを取り扱う企業では、マーケターの方がコミュニティマネージャーとしてやっていることは、意外と多い。

そのサービスを使ってくれているユーザーさんに、もっとサービスを好きになってもらえるよう、良い関係性を作っていく役割を担っています。また、その関係を広げていくことも、求められますね。


いのや なるほど。具体的にどんな活動をしているのでしょうか?

長田 基本的には、コミュニティに関するお仕事をしています。

例えば、オンラインサロンと呼ばれるオンライン上のコミュニティをマネジメントしたり、コミュニティに関するコンサルティングをしたり。コミュニティメディアの発信もしています。

最近だと、コミュニティに関するイベントに登壇することもあり、そこでは「良いコミュニティってなんだろう?」といったような対談形式のトークショーなども行っています。


いのや 長田さんはどんな学生時代を送られていたのでしょうか?

長田 はい、私は関西の大学出身でスポーツビジネスを専攻していました。その活動の一環で、Jリーグにインターンシップ行ったり、ニューヨークに学びに行ったり、月1で東京に学びに行ったりなど、比較的活発に活動をしていたと思います。


いのや 相当アグレッシブに活動されていたんですね!その頃からコミュニティ活動などに力を入れていたのでしょうか。

長田 そうですね。僕が大学4年生の頃、ちょうど2020年オリンピックが東京に決まるかどうかという時期でした。その時に何かしら関わりたい、招致活動を何か応援することはできないだろうかと考えていました。
ちょうどその頃早稲田大の学生でそういった活動をしている人と出会いまして、僕がその団体の関西支部を担当することになりました。


いのや 実際はどういった活動をしていたのでしょうか?

長田 SNSを活用してオリンピックの応援やイベント開催などをしましたね。

神戸市にかけあって、招致活動のイベントをサポートするような取り組みをしたり、都庁の方からエールをいただいたので直接ヒアリングに伺ったりしていましたね。

そういった活動をしていると、オリンピックが決まるかどうかという時期には朝日新聞から取材を受けたりも!

こう振り返ってみると、この頃からコミュニティ活動っぽいことをしていたなと思います。


いのや そこからどんなところに就職したのでしょうか?

長田 卒業後は、ユニクロに新卒入社し、半年後にはスポーツイベント会社に転職しました。サッカー日本代表戦の仕事をメインにやっていましたね。その後、IT企業に就職し、SNSのコンサルなどの仕事をしていました。この仕事自体は、あまりコミュニティは関連していなかったです。
 ですが、仕事とは別でスポーツコミュニティを作って活動をしていました。
 僕の社会人になってはじめてのコミュニティ活動は、平成世代限定でスポーツに関心をもった人が集うコミュニティを作ったこと。1年間で200人の人が所属して、全国に4支部立ち上がりました。


「人の繋がり、居場所をつくり、そこに関わるひとを幸せにする」

いのや そこからフリーに転身されたということですね。コミュニティマネージャーという職業になったわけですが、そこにはどういった想いがあったんでしょうか?

長田 人ってひとつの出会いで人生が変わると思っています。僕自身いろんな出会いがあって今の僕がいると思っているんですよ。
 

 出会いは、誰にでも提供できる普遍的な価値だと思うので、これをいろんな人に提供していきたいという思いがありました。

 そして、人生を変えるほどの出会いを作れるかは置いておいても、その人が居場所と思える場所をつくることが大事だと思っています。その人がずっといたいなと、思う場所を作りたい。

「人の繋がり、居場所をつくり、そこに関わるひとを幸せにする」、そういった想いで仕事にしたいと考えました。


スポーツを通して再認識したつながりのちから


いのや 長田さんがそんなにも「人とのつながり」を大切にしている理由ってなんなんですか?!

長田 僕はもともとは内気だったんです。小学生の頃は、人と話せない、輪にはいるのは苦手ですごく受け身なタイプでした。

いのや え!コミュニティマネージャーなのに!

長田 そうなんですよ。
 でもその頃テニスにはまっていて、スポーツをしていると自然と友達って増えていくじゃないですか。同じチームに入っているとか、試合で当たったとか、自然と人と話すきっかけがあると思います。気づけば友達がいたし、そうするとテニス以外の面でも友達が出来るようになってきたんです。

 そういう面でスポーツに、僕はとても感謝をしています。
 テニスがなかったら、こうはなっていないと思うし、そう思うとめちゃくちゃスポーツって価値があるなと思う。

 この実体験からが強かったので、やっぱりスポーツを仕事にしたい、スポーツで人を繋げるところにおいて貢献したいなと思ったんです。

 そこから僕の中では「人を繋げる」ということがテーマになりました。

いのや 確かに言われてみるとスポーツって繋がりという効果はすごくありますね!

長田 そうなんです。僕はその価値を高めていきたいとも思っています。
 コミュニティとスポーツは、切っても切り離せないなと感じましたね。


「ザ・スポーツ」と考えたときに、こんなにも日本人の身近にある卓球っていいなと思った

いのや 今回なぜ卓球に目をつけたんですか?

長田 はじまりは、取締役である駒井さんと共通の友人を介して知り合ったところからでした。
そこから僕がフリーランスになった後に、駒井さんから「一緒にお仕事しませんか!」と連絡をいただいたんです。

 そこで再会をして、改めて話を聞いてみると、率直に「あ、他のスポーツ企業と違うな」、「これは面白いな」と思いました。

いのや 他のスポーツ企業と違う、といいますと?

長田 よくあるスポーツ企業さんは、スポーツを競技としてとらえる側面が強いと感じていました。
日本の選手がいい結果を出すほど、日本の企業やスポーツは盛り上がるはずだし、スポーツ産業は大きくなっていくはずだ!と、アスリート志向が強いなと思っていました。

正直、僕自身アスリートはあんまり興味なくて。笑

それよりも身近な人がスポーツを楽しんでもらったり、もっとスポーツが日常的に、当たり前にあるようにすることに興味があったんです。

僕は前述もしたように、スポーツに助けられてきたからこそ、そういう世界を作っていきたいなと思っています。

いのや そういった面でマッチしていると感じてくれたんですかね?

長田 駒井さんと話すと、「卓球はコミュニケーションツールでしかないと思っている」と語っていて、価値観が一緒でいいなと純粋に感じました。同じ方向を向いて走れると思ったし、そうとらえている卓球企業ってめちゃめちゃ面白いなと!

 Tリーグができたー!って言っているときに、そう言い切れるのもスゴイし、東京オリンピックがあるのに、おんぶにだっこ感もない。
 そこはあくまでもボーナスタイムでしかないと話していて、そういう企業は面白いと思っています。

 その上で、自分のコミュニティの活動にも興味を持ってくれたのが嬉しかったですね。

いのや ということはもしかすると、スポーツだったら卓球じゃなくても良かったんですかね??

長田 確かにそうかもしれませんね。
でも、僕自身今まで卓球というものに関わってこなかったので、改めて卓球について考え直してみたんです。

勿論、 トップアスリートが活躍、メディア露出がスゴイのも価値だと思います。

けど、卓球って日本国民誰もが、一回はやったことがあるだろうと気が付いたんです。卓球は温泉とか、授業とか、児童館とか、どこかで一回は体験しているんじゃないかなと。

そんなスポーツなかなかないじゃないですか。
「ザ・スポーツ」と考えたときに、こんなにもみんなの身近にある卓球っていいなと思いました!

卓球には良い意味でこだわりはなくて、だからこそ卓球をどう活かせるかはチャレンジしていきたいと思っています。

卓球をコミュニケーションのツールとして活かしながら、ライフスタイルとスポーツを融合させること、浸透させていくことに挑戦していきたいですね。

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次回、Vol.2ではコミュニティマネージャーとして活躍する長田さんから学生の皆さんへのメッセージをお届けします!

お楽しみに!


長田 涼 (nagata ryo) 1991年生まれ。兵庫県尼崎育ち。ユニクロ、スポーツイベント会社、IT企業を経て、コミュニティを生業としたフリーランスとして独立。コミュニティマネジメント、コンサルティング、メディア発信等の仕事を通じて、人の関係性や居場所づくりを手がけている。T4 TOKYO、Wasei Salon、NOWのコミュニティマネージャーを務めており、オンラインをメインとしたコミュニティに関わる。また、フレスコボールというスポーツの、現役日本代表選手でもある。


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