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ドームの天井を愛している話


Stray Kidsさん、初の日本・韓国5大ドームツアー『Stray Kids 5-STAR Dome Tour 2023』の開催そして初日おめでとうございます!!!!!!!!

台風がアレでアレですが、沢山準備をしてきてくれた8人、この日を楽しみにしていたSTAY、関わる人全てが笑顔で終われるように祈っています。

スキズがドームツアーをやると決まってからいつかしたいなと思っていた話、
めでたき初日にかこつけてしてしまおうと思います。


ドームの天井席が好きだ。
もっと正確に言うと東京ドームの天井席が特別に好きだ。

初めてPerfumeのコンサートを見に行ったのも東京ドームの天井で、
10年前に前世の推しを推すと決めたのも東京ドームの天井からだった。
その推しが活動休止から帰ってきて泣き崩れる様を同じく泣き崩れながら見守ったのも、
また違うグループが活動休止に入るところを見届けたのも、
東京ドームの天井席からだった。

今年最初の現場となった某グループのドーム公演も天井にお邪魔させてもらった。

他にも色んなグループのドーム公演に入ったけれど、
その時の記憶や気持ちや景色を鮮やかに思い出せるのは、
なぜか席が天井であったケースが多い。

私のオタク人生における象徴的な思い出の数々がドームの(特に東京ドームの)天井席と共にある。

ここ数年コロナのあんちくしょうのせいで物理的に遠ざかっていたけれど、
ただ電車で水道橋を通るだけでも心はドームに向かっているし、
三角オブジェの前で幾度もした待ち合わせや、「ここにいますよ」と掲げられたうちわが思い浮かぶ。

そして何より、いつかドームの天井から見た光景が何度もフラッシュバックする。

何をもって良席とするかは人それぞれだと思うけれど、
私は基本的に「アイドルを視界に入れたいけれどアイドルの視界には入りたくない」タイプであり、
「本気で(マジで)その場にいられればいい」ので、近いか遠いかはあまり気にしない。
いわゆる神席というものにもこれまで当たったことがないので、
自分の中でただ基準が低いだけなのかもしれないけれど。
でもその日その時間にそこにいた、ということが自分の中では何よりの優先事項であることは今までもこれからも変わりがない。

ドームなどではよくあるけれど大型の機材やセット、
もしくはネット裏の座席にあたって視界を遮られない限りは席に関して「残念だな」と感じることはなかったと思う。

そんな席にこだわりがさほどない自分でも、
天井席を特別だと感じ、愛している理由は、
まさに天井席から見える景色にある。

広い会場を埋め尽くす数万の光。
その光の一つ一つに、それぞれ違う「愛してる」があり、
けれどその光は同じ方向に向かって放たれている。

ペンライトが一斉に揺れ、歓声が一気に上がる。
盛り上がる曲では激しく揺れるペンライトが、
バラードではアイドルの先導に合わせて同じ方向に揺れる。

それはステージに立つアイドルですら見ることができない絶景。

「愛」を可視化するなら、多分こうなるだろうなと思う。
そんな光景をみられる天井席が私は一等好きだ。

今この瞬間、確かに同じ人達を好きで集まった数万人の熱量を、
一面に見渡せる特等席だと思う。

とはいっても公演中はほぼ双眼鏡を構えることになるので、
基本は野鳥の会スタイルなんだけど、ふと双眼鏡を外した瞬間に、
目に飛び込んでくる光に圧倒される。

例えば、電車で知らない街を通過する時、窓から並び立つ家やマンションを眺めて、
あの窓の一つ一つにそれぞれの生活があって、住んでいる人にもそれぞれの趣味嗜好と思考と人生の歩みがあって、
もしかしたら同じことを考えているかもしれないし、同じ人を好きかもしれない。

けれど、私はそれを全く知らずに生きて死んでいくのかと思うと途方もない気持ちになることがあるのだけど、
そこにある漠然とした寂しさだけが抜き取られて不思議な一体感だけが残る。

人生の中で、通り過ぎるだけの一瞬。
だけど確かに「今ここにある」ものとして。

本当に、色んな所からいろんな人たちが集まってて、
普段どんな生活をしているのかも、何を考えているのかも解らないけれど、
私達「○○(グループ名)が好きだ」という気持ちだけでここに来たんだよね、という。

時間にすればどんなに長くても、4時間弱。
長い人生の中でたったそれだけの時間を共にするだけ。

それでも、「○○(グループ名)が好きだ」という、本当にただそれだけの理由で、
同じ時間に同じ場所にこれだけの人数が集まるんだっていう、
馬鹿みたいに当たり前のことが奇跡のように感じられる。

もちろん、天井席だからそれが感じられるというわけではなくて、
どこの席でも感じられることではあるのだけれど、
それでもあの「一面に広がる光」には、なんというか、有無を言わせないパワーがある。

それで、マジでお前誰?って感じだけど、世の中に
こんなに自分の好きな人のことを好きな人(興味関心がある人)がいるんだという紛れもない事実に、めちゃくちゃに感動してしまう。

これはStray Kidsに限った話ではないと思うけれど、
普段身の回りで自分と同じオタクに出会う事ってあんまりないじゃないですか。

STAY自体はめっちゃいると思うし、前よりぱっと見でもわかる方が増えたなと思うけれど……
この間、大混雑前人携帯強制視聴不可避電車(めっちゃ混んでるので強制的に前の人のスマホが視界に入る電車)の中でトカ見てる人がいて、
思わずトカ!!!!!!!!!!!!!!!!って叫びそうになったし。

STAY同士、道で出会ったら自動的にソリクンが流れてSTAYポーズをとるような仕組み(????)になればいいんだけど、
それか気が合うオタクと出会ったらおでこに「STAY」って浮かび上がるような世界観になればいいけど、
まだ世界ってそうじゃないので、日常生活ではどこにいるの????????と思っているオタクが、
一堂に会するさまを見られるのが凄く好き。

当たり前だけど、「え、STAYめっちゃいる!」ってなる。
そのめっちゃいる!感が、天井から見渡すことでより深く実感できる(気がする)

入場開始してから公演が始まるまで段々席が埋まっていくのを見るのも好きだし、
照明が落ちるまでの会場全体のそわそわ感も好きだし、
照明が落ちた時のギャーーーー!!!!!!!!も好きだし、
その瞬間、ペンライトが一斉に消えたりついたり色が変わるのも好き。

そういえば去年の代々木オーラスも400レベルの奥の方だったんですが、
光量の大きいペンライトの色が無線で揃うのが本当に綺麗で、
その時はまだ声が出せなかった分、その光一つ一つに込められた
「言葉にならない/本当は大声で叫びたい想い」が、
余計に伝わってくるようで、かなりグッと来てしまい、
「この景色スキズにも見せてあげたい!」と思ったのを思い出しました。(余計なお世話オブザイヤー)

アリーナレベルでもそう感じるので、ドームだったらもう、
どれだけ胸が熱くなる光景が見られるのか…
楽しみで仕方ない気持ちです。(天井入る前提で話す人)

ここまで3000字近く費やして、それでも全く天井席の魅力、
というか天井席に私が感じている魅力を伝えきれている気がしないけれど、
多分、一度味わってもらえたら解ると思う。

こればっかりはもう、仮にそれが許されていたとしても写真に残せるタイプの煌めきではないし、
肉眼で、その身で味わってもらうしかないものなので…。

進んで行きたい人は余りいないかもしれないけれど、
いや全然いないかもしれないけど…
そこから見える景色は間違いなく天井だからこそ見える景色だと思うから…。
(今、ものすごく当たり前のことを言いました)

なんか、ちょっとだけ世界を手に入れたような気持ちになります。
特に真正面の天井はもう、ここから冒険が始まるぜ!って自分の中のジャンプ主人公人格が暴れ出してもおかしくない。
暴れ出したらJUMP SHOP東京ドームシティ店へ行きましょう。

とにかくStray KidsからSTAYへの愛がステージを、STAYからStray Kidsへの愛が座席を、
そしてお互いへの愛が会場中を埋め尽くす光景が日本で、韓国で、計10回も生まれるなんて最高でしかない。

私が見届けられるのはまだ先の話ですが、スキズとSTAYしか作り出せない光景をしっかり見届けたいです。

改めてドームツアー開催おめでとうございます!!!!!!!!


★★★★★ドームツアー成功祈願★★★★★

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