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大きなお世話

会社員時代、やたらと「お前はこういうタイプだから、○○だよね。こうしたほうがいいんじゃない」と求めてもいないアドバイスをしてくる上司がいた。大きなお世話だ。貴様に言われずともそんなことはわかっているし、やらない事には理由があるのだ。

世の中にはやたらと「大きなお世話」がある。そのほとんどが大抵「あなたのことを思って」で始まる善意(と奴らは思っている)という名のマウンティングである。そんなに人の上に立ちたいか。もう数十年生きていく中で僕はほとんどを聞き流すスキルを身に付けた(時々大きなお世話といってしまう)が、世の中にはそれを真に受けて悩んでしまう人がいる。そういう人たちは「こんなこと言われたんだけど。。。」と真剣に悩んでしまう。ここまで来るともはやそれはアドバイスではなくただの言葉の暴力、呪いだ。呪いを他人にかけていることに気づかない人の多いこと。

他人に言葉の呪いをかける人の多くは、「言葉」を重視していない。自分が発する言葉、聞く言葉、見る言葉、書く言葉、、そのほとんどを「所詮言葉」と思っている人のなんと多いことか。そういう人たちのほとんどは「言葉の恐ろしさ」も「言葉の強さ」も「言葉の効用」も知らない。知っていたとしても大したことがないと思っている。だから善意と称して呪いを他人にかける。息をするように、だ。(質が悪いのがそういう人ほど組織の上層に存在したりする)

呪いを受けないようにする簡単な方法は聞かない事、なのだけれど、本当にこれができない人が多い。いや、まあ聞こえるからできないよね。そしてメンタルをやられる。僕みたいに「うるせえ!」と言ったり、さらっと会社をやめたりできればベターなんだろうけど、それもなかなかできる人はいないみたい(まあ、できんわな)。だからそういう人たちは我慢して、自分を責めたりしてしまう。かなしい。

自分は自分、他人は他人

どうせ他人に何か言われて「自分はこうなんだ。。。」と落ち込むくらいなら、自分の他のところに目を向けたほうがいい。どうせ他人は自分の事に責任など感じていないし、自分が言いたいから言っているだけ。本当に責任を感じて言っているのであれば、そんなことは言わない。自分が一番大事だよ。ほんとに。他人の無責任な言葉に耳を貸すぐらいなら、自分の心の声に耳を済ませろ。他人のアドバイスなんてほんと、役に立たないから。

(まあ、そういう僕の言うことも無責任なんで、聞き流してください)

ではまた。


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