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ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト

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イラストレーターやフォトショップなどのグラフィック専用ソフトではなく、ウインドウズPCの標準のソフトでイラストを描いてみる
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17)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その17応用編 鉛筆原画)

17)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その17応用編 鉛筆原画)

しっかりペン入れした絵もいいですが、鉛筆の線というのも味わいがあります。

今回の作例は私が紅の豚のポルコ・ロッソに化けたものです(まぁ…豚が豚に化けたということで…笑)

軽くあたりをつけながら、その線も残しつつ原画を描きます(鉛筆は5B使用)

上の画像からスマホのスキャンアプリで取り込みました…が、左側が光り気味で線が薄くなっちゃいました(汗)

濃淡調整でかなり調整できそうなので今回はこの

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16)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その16番外編 図形機能を使う)

16)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その16番外編 図形機能を使う)

前回までご紹介してきた描画法はビットマップ形式、もしくはラスターデータと呼ばれる形式での画像を扱っていました。
これは画面を構成している点々、テレビでいうところの「画素」で全体の画像が構成されています。
それに対して今回ご紹介するのはベクターデータと呼ばれるもので画面を構成します(それ故番外編としています)

ベクターデータとは、点とそれをつなぐ線を規定することによって出来る図形データのことで、デ

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15)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その15応用編 背景画像の反転・文字を入れる)

15)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その15応用編 背景画像の反転・文字を入れる)

前回でセル画状態の画像を作りました。

キャラクター部分はこんな感じでOKにします。

さて、背景画像を用意するわけですが…元イメージはブルー基調で上に光のようなものがあります。そこで今回はネット上で「水中」「フリー素材」とかなんとかのキーワードで画像検索して見つけたのが

実は左右が逆なのですが、ひっくり返す方法がありますので心配いりません。

今回背景画像なので、画像をぼやけさせようと思います

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14)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その14応用編 キャラクターの部分修正)

14)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その14応用編 キャラクターの部分修正)

4月17日唯一新潟で開催されるプロ野球の公式戦がありました(横浜vs巨人)
その試合の始球式に米山知事の参加が予定されていましたが、不祥事で辞任するかどうかという状況で急遽キャンセルになってしまいました。
そこで、実際に始球式で投げたのは新潟のアイドルユニットNegicco(ねぎっこ)のKaede(かえで)さんでした。
報道では知事の代打役という内容が多かったようですが、試合のスポンサーであるサト

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13)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その13応用編 背景にデジカメ画像を使う)

13)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その13応用編 背景にデジカメ画像を使う)

前回までで、セル画風のキャラクターと背景を合成する手順を説明しました。

前回の例で背景はキャラクターと同じように線画→ペイントで塗りつぶし彩色…で作成しましたが、いちいち描き起こすのも面倒ですよね(笑)

そうです!今回はデジカメ画像を使ってしまえ!という展開です。

まず…例としてディ○ニーのダンボに私が化けたキャラクターを取り上げます。
背景にあたる部分を青で塗りつぶしてみましたが…いまいち

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12)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その12中級編 合成した画像を一つのデータに保存)

12)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その12中級編 合成した画像を一つのデータに保存)

これまでにエクセルのシート上にキャラクターと背景の画像を重ねて合成しました。
今回はそれを一つの画像データにまとめて保存します。

エクセルのメニュー「ホーム」→「検索と選択」→「オブジェクトの選択」
(この操作はやらなくても以後の作業出来ますが、この方がやりやすい)

キーボードの「Ctrl」キーを押しながら、矢印カーソルを二つの画像の上で連続してクリックすると、キャラクターと背景それぞれ枠線が

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11)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その11中級編 エクセル上での画像の重なり順の調整)

11)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その11中級編 エクセル上での画像の重なり順の調整)

前回、表計算のエクセル上でキャラクターと背景を合成しました。

今回は合成したデータを一つにまとめる説明の前に、エクセル上での画像データの重なり順番を変える方法を先に紹介します。

エクセルシートへの画像挿入がキャラクター→背景の順番だと下の画像のようにキャラクターが背景の下になってしまいます(後から挿入した画像が上に重なるため)

まずカーソルをキャラクターの上に持ってきてマウスを右クリックしま

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10)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その10中級編 背景の合成)

10)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その10中級編 背景の合成)

前回でイラストを「セル画」のように透過部分を設定しました。
今回は背景を合成します。

背景画像については、ウインドウズで普通に扱えるフォーマットならどの形式でも使えます(…のはずです)

今回も例としてバーバパパに化けてみた私のキャラクターを使います。
背景は、キャラクターの絵柄と合わせるために同じ描き方で起こします。

ペンの線画を描き、それをスマホでスキャンし画像をビットマップ形式で保存→J

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9)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その9中級編 透過色設定)

9)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その9中級編 透過色設定)

前回までは一つの画像を塗りつぶしで彩色していく内容でした。
今回からはいよいよ「セル画風」にする段階に入ります。

使用するソフトはJTrimです。それでビットマップ形式のファイルを開きます。
注意点としては、ビットマップ形式で彩色したファイルはそのままの大きさにすること(ピクセル数を縮小しない)
縮小すると、透過色しても部分的に元の色が残ったりすることがあります。

まずはジフ形式(gif)のフ

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8)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その8基礎編 圧縮フォーマットでの保存)

8)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その8基礎編 圧縮フォーマットでの保存)

前回までは非圧縮のビットマップ形式で画像を扱ってきました。

ネット上での扱いを考えると、ビットマップ形式ではデータサイズ(容量)が大きすぎて何かと面倒です。

そこで今回は圧縮されたフォーマットで画像を保存し直すことにします。

さて、Wikipediaで「画像ファイルフォーマット」を調べるとたくさん出てきますが、私が使うのは下記4種くらいです。

・(Windows)bitmapビットマップ(

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7)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その7基礎編 サイズ調整)

7)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その7基礎編 サイズ調整)

前回までで一通り彩色できました。

今回は画像全体のサイズ調整を行います。

画像の大きさを定義する単位でよく使われるのが「ピクセル」で画面を構成する色の一粒のことです。
画面15インチの普通のノートPCの画面だと横方向で1200ピクセルくらいのものが多いようです。
もしネット上での公開を想定する画像なら横に3000とか5000ピクセルもあると必要以上の大きさと言えるかもしれません。
そこでサイズ

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6)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その6基礎編 影を付ける)

6)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その6基礎編 影を付ける)

前回その5では塗りつぶし機能によって彩色する工程を紹介しました。
今回はアニメ特有の雰囲気で影を付けてみます。

例に使うのは引き続き「バーバパパに化けた私」です。

原作のバーバパパは影のつかない絵ですが、ここは無理やりつけることにします。

前回彩色をしてビットマップファイル形式で保存した画像を「ペイント」で開きます。
キャラクター本体の色は最初からカラーパレットにのっているピンクを使いました

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5)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その5基礎編 ぬりつぶし)

5)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その5基礎編 ぬりつぶし)

やっと彩色の工程に入りますw

実際色塗りする前に、線画が本当に「閉じているか」確認してください。

「ペイント」ソフトで画像を開き、一度「ぬりつぶし」をやってみます。

線画の線がちゃんと閉じていない場合はその外側まで色が拡がってしまいます(下図、輪郭が途切れている場合…赤い矢印部分)

↑ピンクは身体だけのはずが、背景部分まで色が拡がっています。

間違った!と思っても大丈夫…画面左上の元に戻

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4)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その4基礎編 線画データを整える)

4)ウインドウズPCの標準のソフトで描くイラスト(その4基礎編 線画データを整える)

今回は線画データを色塗りできる状態に整えます。

スキャンした線画データは多くの場合、jpeg(ジェイペグ)形式で保存されています。まずはその画像をフリーソフトのJTrimで開きます(上アイコンに画像データアイコンをドラッグ&ドロップするか先にJTrim立ち上げてファイルメニュー→開く)

画像は表示されると最初は原寸なので、大きすぎる場合はルーペアイコンをクリックして適当に縮小表示にしてある程度

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