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なにが「普通」か問題…パワハラの要因等

自分のキャラをドラえもんに重ねてヒグえもんといって絵を描いて…気がつけば何年か…本家ドラえもんをまじめに(?)模写してその脇にヒグえもんを描いてみたら…結構違うじゃないの!

最初は本家と似たバランスだったかもしれませんが、繰り返し描いているうちに…よりデブ、よりワルい目つきになってきたかも(´Д`)

このように「普通」と思っていたことが…気がつくとかなりズレていた…なんてことが世の中たくさん転がっているのではないかというお話です。

「普通」あるいは「常識」とは何なのか?

ある集団における共通認識…とでもいえるでしょうか。

国際問題の多くは恐らく国ごとに異なった「普通」のぶつかり合いという側面が強いでしょう。これはわりと分かりやすいかもしれません。

同じ国の中でも地方ごと、所属する集団(会社など)でも「普通」が異なりそれがトラブルの種になり得ます。

むしろ日本人同士の「普通」の違いの方が多くのトラブルを生んでいるかもしれません。

私自身の経験から言うと、一定以上の規模の企業だと部署が違うだけで「普通」が異なることがありました。

流石にベースの日本語は共通で通じますが、業務上使用する用語が異なっていたりするわけです。

その背景には、過去同じ環境に長期間所属して用語等自然に共有しあうことが当たり前であった時代(昭和w)が長く続いた後に、所属関係が急に流動的になったことが大きく影響しているでしょう。

自分が異なる組織に移る機会があると、その組織に長期間居続ける人の「普通」「常識」に違和感を覚えることが多々あるものです。

人間は思考を省略したがる性質があると聞いたことがありますが(脳がエネルギーを節約したがるらしいです)人と人の間のやり取りも慣れた間柄ならばデリケートな配慮を省略して、そこだけの「普通」や「常識」に頼ったものになっていくのでしょう。

企業のような上下関係が存在する環境ではより上位にいるものの「普通」「常識」が強く作用します。
もっと言えば、上位にいるものが意識薄く惰性で「普通」「常識」を押し付ける場面が現れかねない。

特に一つの組織に長く在籍してきた人間が上位にいるところは、危険性が高まります。
何が危険かと言えば、悪気はないのに一部にしか通じない「常識」を押し付けてしまうことになりがちだからです。

良かれと思って…実はハラスメントになってしまうかもしれません。

それを回避するには、上位の人間が異なった組織に在籍してきた人たちへのイマジネーションを持てるか…どうかが鍵となるでしょう。

煎じ詰めると、ジョン・レノンじゃありませんが、イマジン…思い浮かべることのできる能力があるかないか…じゃないかなと思うわけです。

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