「サステナブルな働き方を探究する」デンマークオンラインツアー
インスピラボは、富士通のデザインセンターでサービスデザインに携わるデザイナーたちが、未来を発想するための「インスピレーション」を探索するために始動したプロジェクトです。
「#好奇心をドライブしよう」をコンセプトに、発想のきっかけとなる情報や体験の機会を提供し(インプット)、未来に向けた提案をつくりだす力(アウトプット)につないでいます。
今回はインスピラボで開催した「サステナブルな働き方を探究する」デンマークオンラインツアーの活動レポートをお届けします。
オンラインツアーとは?
オンラインツアーとは、現地を訪れる旅行ではなくZoomやライブ配信を通して、インターネット上で旅行体験ができるツアーのことを指します。
海外の観光地からLIVE配信をするツアーから、自宅に現地の名産の食材が届きそれを味わいながら解説をきくツアーまで、各旅行会社から様々なツアーが提供されています。
今回インスピラボでは、オンラインツアーでデンマークの働き方を0次体験するツアーを開催しました。
サステナブルな働き方を探究しに、デンマークへの旅へ出発!
今回の「サステナブルな働き方」というテーマは今年6月にインスピラボで公開したレポート「幸せに働くためのインスピレーション」と連動したテーマです。サステナブルな働き方=ひとりひとりが多様性やウェルビーイングを大切にできる働き方ではないか?という仮説のもとに、世界でも幸福度が高いデンマークを舞台に、働き方のヒントを探索するツアーを開催しました。
ツアーは大きく3パートに分かれています。
①デンマークのサステナビリティを体感する
サステナビリティというと解釈が広いですが、今回は地域課題をクリエイティブに解決している事例を中心に3つの場所を訪れました。地域に暮らす人がほんの少し笑顔になれるような場所が溶け込んでいるのも、デンマークの幸せのヒントの1つだと思うからです。
コペンヒル
ーネガティブなイメージを持つ廃棄物処理施設を楽しい遊園地に変えるコペンハーゲンハーバーバス
ー水質改善により都会の運河を自然のプールに変えるスーパーキーレン公園
ー移民が増え治安悪化しているエリアの公園を多様性の交差点に変える
②デンマーク人のライフスタイルや働き方に繋がる価値観を体感する
デンマーク人がなぜウェルビーイングを大切にしているのか、その価値観が育まれるヒントになる場所も訪れます。
森の幼稚園
ー毎日森に行くことで子供たちの創造性や自律性を育む学びフォルケホイスコーレ
ー18歳以上なら誰でも通える、自分の興味や得意を見極める学校
③デンマークと日本で働いた経験者Jensが語る、デンマークの働き方
デンマークと日本で働いた経験を持つ建築家のJensより、自分自身の働き方や幸せだと思われているデンマーク人の働き方の課題についても共有してもらいました。
デンマークから私たちの少し先の未来の働き方のヒントを見つける
今回のツアーと連動した「幸せに働くためのインスピレーション」レポートで紹介しているデンマークの価値観、制度、文化からの幸せのインスピレーションは以下の3つです。
①オープンマインドで他者と対話
②自己と対話する余白
③体験を通じて自然と気づく
オンラインでリアルな体験はできるのか?
今回のツアーには80名を超える方に参加頂きました。参加者からの声も紹介します。
オンラインツアーについて
自分でインターネットで調べるより、記憶に残りました。
まるで現地へ行っているかのようなご説明に感銘しました。地図での居場所、提供された話題の臨場感がわかりやすかったです。
異文化を知ることについて
デンマークの人にやさしくする気持ちがサービスやプロダクトにつながっており、とても興味深かった。
ゴミ箱や森の中の幼稚園等いい取り組みだなと思い新たな発見でした。
今回オンラインツアーは初めての取り組みでしたが、リアリティを持ってみなさんに体感頂けたようです!
インスピラボでは、インスピレーションに繋がる0次体験のイベント開催や体験をまとめたレポートのキュレーションも行っていますので、ご興味を持って頂いた方は以下までご連絡ください!
インスピラボご紹介
インスピラボ窓口:fj-design-research@dl.jp.fujitsu.com
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