ホームインスペクション(住宅診断)とは?(メリット・調査検査項目・料金)

ホームインスペクション(住宅診断)とは、専門知識を持った調査員が一戸建てや共同住宅の対象住宅に生じている劣化事象等の有無を確認することを目的とした調査になります。

調査員を通称インスペクターと呼び、建築士が認定のインスペクション資格を保有し調査を実施している場合と住宅に詳しい方がインスペクション資格を保持せず調査を実施している場合の2パターンが存在します。

また、ホームインスペクション(住宅診断)の調査内容は、ホームインスペクションを実施する目的や調査会社が決めた調査プラン、気になる点を調査依頼するなど様々となっております。
尚、既存住宅売買瑕疵保険の加入を目的にしている場合は各既存住宅瑕疵保険法人の登録検査事業者で決められた検査項目に合格する必要があります。

ホームインスペクションを行うメリットは、
・現時点での欠陥や劣化状況を把握することができ、悪化する前に補修できる点や修繕計画の参考、住宅の履歴書の役目となることが考えられる。
・住宅を売却するときに各既存住宅瑕疵保険法人の登録検査事業者にホームインスペクションを依頼し、合格すると既存住宅売買瑕疵保険に加入することができ、売却後の瑕疵についてのリスクを負わなくて済むことが考えられる。
となります。

ホームインスペクションの調査項目は、調査目的によって違う場合や調査会社の調査プラン、個別オーダーによって調査項目は違います。

例えば、既存住宅売買瑕疵保険に加入する為の調査項目例は下記になります。
◆構造耐力上主要な部分に係る調査部位
・基礎
・外壁及び軒裏
・バルコニー
・内壁
・天井
・小屋組
・柱及び梁
・土台、床組
・床
・蟻害、腐朽、腐食

◆雨水の浸入を防止する部分に係る調査部位
・外壁
・軒裏
・屋根
・バルコニー
・内壁
・天井
・小屋組

ホームインスペクションの料金は、調査項目や住宅区分(一戸建て、共同住宅)、住宅の広さ(平米数)によって違いがあります。
住宅がある地域が離島や僻地の場合に追加料金が発生する場合もあります。
例えば、既存住宅売買瑕疵保険に加入する為に各住宅瑕疵保険法人の登録検査事業者に調査を依頼した場合、大体4万円から6万円程度の調査料金を支払う場合が多いようです。

ホームインスペクション(住宅診断)を検討している方には、検査事業社をサービス内容や価格で簡単に比較できるホームインスペクション比較サイト【インスぺマート】がおすすめです。




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