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【衆院選挙】 東京15区補選で話題の日本保守党・飯山陽氏が名乗り~”盤石”のはずの河野太郎デジタル担当の神奈川15区で「自民不利」の情勢調査~自民党内にあらためて危機感


【画像① 3月5日、日本保守党は記者会見で衆院東京15区補選に麗澤大客員教授・イスラム思想研究者の飯山陽氏(中央)の擁立を発表した。同党の百田尚樹代表(作家)は、1月と2月の2度にわたり腎臓がん手術を受けて、有本香党事務総長と共に会見に臨んだ。”自民党崩壊”状況の中で同党が国政に足がかりを得るチャンスを見てとったものと思われるが、”怪物”小池百合子都知事も国政復帰をここから狙うとの情報も出てハードルは一気に上がった様相だ。】



◆「現行制度で最多得票=21万票獲得の河野太郎氏、選挙区で「不利」の結果


パーティー券裏金騒ぎがいまだ尾を引き、内閣支持率のダダ下がり状況が長期にわたって打開出来ない岸田文雄政権であるが、ひたすら解散・総選挙が先送り状況の中でさすがに自民党の衆院議員たちは自分の当落への影響を深刻に考えるようになった模様である。何人かの議員は、調査会社などを使い、独自に自分の選出選挙区での情勢(世論)調査を実施しているのだが、その中で選挙に強く”盤石”と言われ続けてきた河野太郎デジタル担当相の神奈川15区(茅ヶ崎市、平塚市など)での独自調査で「自民不利」との結果が出ているとの話が自民党内で衝撃を広げている。


自民党本部関係者が述べる。



「河野太郎氏は、現行の小選挙区制度で最多得票となる21万515票、得票率で79.32%も獲得し、党内でも”最も選挙に強い議員”と言われている。その神奈川15区の情勢調査で『自民党不利、野党やや優勢』との結果だ。ただ、こうした世論調査には業界ルートでの影響などが反映されにくく、実際の選挙になれば地元有力企業である日本端子の当主である河野家が遮二無二動くから、よもや河野氏が負けることはないだろうが、ここで厳しい戦いというなら、他の選挙区での自民党議員からは軒並み”討ち死に”という事態が続出するだろう」




【画像② 父親(河野洋平元自民党総裁・外相)と代を継いで媚中ぶりが顕著な河野太郎氏だが、選出選挙区が自民党”盤石”であることで、批判を寄せ付けない強い立場を誇ってきた。1996年から9期連続当選してきた河野氏が自身で情勢調査をすると、かつてない「自民不利」の結果が出たという…。】



◆「とても解散どころではない」~4月28日衆院補選の島根1区でも…


独自調査をした他の選挙区でも、「自民優勢」の結果は出ていない。また、4月28日には3つの選挙区~長崎3区、島根1区、東京15区で行われる衆院補選についても、2つの選挙区で自民党独自候補は立てられない状況で、頼みの綱は従来から”自民党の牙城”といわれ先に亡くなった細田博之前衆院議長の”弔い選挙”となる島根1区(松江市、安来市、雲南市、仁多郡、飯石郡、隠岐郡)だが、ここでも情勢が芳しくないのだという。


かつて秋本司氏が10万票以上を獲得して圧倒的強さを見せつけ、その後、柿沢未途氏が後を引き継いでいた東京15区(江東区)では、この両者が逮捕されており、もはや党独自候補が立てられない中、新党である日本保守党がイスラム思想研究者の飯山陽氏擁立を発表した他、日本維新の会で前回は4万4882票で次々点だった金沢結衣氏、更に東京都知事の小池百合子氏らが出馬すると見られ、”女の戦い”で話題を集め始めている。




【画像③ 日本維新の会から東京15区補選に出馬すると見られる金沢結衣氏は、1990年生まれの若手で、全くの新人でありながら2021年総選挙では4万5千票近くを獲得する人気を示した。】


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