C7Cでのトーク

2017年10月21日に行われた、名古屋C7C galleryでのアーティストトークの内容を掲載します。アーキビストの井波吉太郎さん(世田谷文学館学芸員)をお招きしてトークを行いました。

(井波)Bodyscapesは新作のシリーズで、今年に入ってから形にしてましたよ      ね。まだ制作中?

(北沢)まだ制作中で、あと1年は続けると思います。

(井波)今年の6月、東京都美術館で初めてこの

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第4回 近しい人のことも突き詰めると何も分からない

都合のいい嘘も時には必要かもしれない

このインタビュー、これまで何人くらいにしたんですか。

——ブログは3年間止まってしまっているけど、30人くらいやってます。前に、ある人に掲載の確認をお願いしたら「言葉になってしまうと、その言葉に規定されてしまうから載せないでほしい。」と言われて載せなかったこともある。結構、その言葉には考えさせられましたね。他にも色々あって、今回からは私の創作ですという形で

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第3回 思い出が泥みたいに落ちてくる

地震がきたら死ぬって思う

 時刻は午前0時を過ぎていた。雨が降る中のバイト帰り、見知らぬ男性に声をかけられた。黒ずくめの格好で大きなリュックを背負っていたので、旅人が道に迷って声をかけてきたのかと思ったらナンパだった。「1杯だけ飲みませんか」はナンパの常套句だ。1杯で済むわけがないと思ったが、私は見知らぬ人に話を聞くインタビュープロジェクトを行っている。なにか一つでも面白いことを聞けるかもしれな

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第2回 島耕作よりドラスティックな世界

成功体験が足枷になった 

――Kさんが新卒で入った会社ってどんなところだったんですか。 

テレビの番組を作る会社。制作会社。忙しかった。それこそ一番ひどいときは、月曜日の朝出社するでしょ。そうすると次帰れるのが木曜の夜とかで。ホント仕事しかしてなかったといってもいいくらい。今振り返ってみると修業期間だったという捉え方としてやっててよかったと思うけど、絶対必要だったかっていうと、そうでもなかった

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第1回  孤独が人を狂わせる

AVにはファンタジーが必要だ

T  えー、T・O、26歳です。職業はAV監督です。北沢さんとは大学の頃に知り合って、大学にいろんな人がいる中で、北沢さんだけが気になって、授業中写真撮ったりしてました。
北沢さんにだけ、僕と似たようなオーラを感じてました。

T  (iPhoneを見て)これ5S? いいね、(カバー)なにもつけてないの。何もつけてない人俺好きなんだよね。
——雨の日にタクシー止めよ

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インタビューノート

「人間は主観という名の牢獄、絶対的孤独にとらわれた存在である。」

今ここにあるものは本当じゃないかもしれない。目の前にあるものを見ている自分の目は確かなのだろうか。幼い頃から漠然とした不安、疑問を持っていました。それは「今自分が生きていること」への疑問でもありました。

私は18歳頃から写真を撮りはじめました。それは今考えると、幼い頃から持っていたそういった疑問に近づくための手段でありました。

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