カンフル剤?
今週もまたいつもの某国際大学の学内会議通訳のお仕事でしたが、いや〜、色々内容が立て込んでくると、まあ、疲れます!😓
いえ、通訳者はしょせん部外者ではあるのですが、ずっと同じクライアントに寄り添って仕事をしていると、部外者ながらに愛着が湧くものです。少子化の折り、withコロナ、アフターコロナの時代を生き抜こうとする大学の環境はなかなか厳しいものだと思うばかりです。
そして先日のこと。
その大変な時期だけど、何とか志願者数を増やさねばならない、という話の流れで、出ました。
「その施策をカンフル剤としてその後の志願者増に・・・」
OH!カンフル剤!!
でもまだこれならまだよいのです。まさかここで本当に強心剤としてのカンフル剤のことを指しているとは思いませんよね。
Wikipediaによると、「しかし現在でも、「駄目になりかけた物事を復活させるために使用される即効性のある手段」を比喩的に"カンフル剤"と呼ぶことがある」と明記があります。ここで訳すとなると、
stimulant
だとあまりにもそのもの薬剤なイメージが付きそうなので、
stimulus action
とかにした方がよさそうでしょうか。
カンフル剤って、「バシッ!」とかなり強力に効く感じがしますよね?
なので、
take a bold action to stimulate……
などと文章にニュアンスを織り交ぜてしまうのもよいと思います。
ちなみに私が同時通訳中にとっさに出たのは、一番最後の文章一体型の訳でした。
単語に引きずられて一瞬脳内処理がフリーズしましたが、文章全体の意味で追いかけた感じです。このままフリーズ時間が長いと重要なところを落としかねません。聞こえてくる言葉を右脳でイメージ処理しているからこそできるやり方と言えるでしょう。
このように文をイメージで処理することなども含めた「脳科学 x English」体験セッション、今月ご好評いただきましたので来月もまたやります。今日明日中には詳細お知らせしますね。少し目線を変えた体験をやっていただくかもしれません。例えば、ハノンを教材にシャドーイングの練習をするとか。乞うご期待!😊
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