スペイン語通訳

アルゼンチンの人たちを対象とした研修コースの通訳をした。ふたを開けてみると、ブラジルからの参加者も4人いた。一瞬不安が頭をよぎったが、皆さん、スペイン語が理解できるようで、日本語での講義をスペイン語に逐次通訳する業務は順調に進んだ。

講義が終わり質疑応答に入った。ブラジル出身の参加者が積極的に質問する。私は耳を澄ましてよく聞いているが、今一つ、完璧に理解できない。なんと、ブラジルの参加者たちは、スペイン語は聞いてわかるのだが、スペイン語を勉強したことがないので、話せないのだそうだ。なので、ポルトガル語で質問していたのだ。

ポルトガル語話者はスペイン語を聞いてほぼ理解できるらしいが、スペイン語話者はポルトガル語を聞いても理解度はそれほど高くないと昔聞いたことがあった。どうしても自分の理解に確信が持てないので、ポルトガル語ができる参加者に、まずはスペイン語に通訳してもらい、それを日本語に通訳するというリレー通訳方式をとった。時間はかかったけど、より確実に通訳できたと思う。

それにしても、主催者(日本側ではない)はポルトガル語の通訳者を手配するべきだったよなあと痛感した。スペイン語とポルトガル語、似てるとはいえども、違う言語なのだ。

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