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サウジアラビアへ行った話【Part1/4】2023サウジ遠征

サウジアラビアをご存知だろうか。私はご存知である。常識ある日本人の多くもご存知だろう。知らない人は勉強してください。

2023年4月27日木曜日現地時間午後5時過ぎ。私(と今にも破裂しそうなほどパンパンな私のスーツケース)は、サウジアラビアの首都リヤド郊外にあるキング・ハーリド国際空港へ降り立った。

旅の目的は、私が愛してやまないサッカークラブ、浦和レッズを応援すること。浦和レッズは、アジアNo.1クラブを決めるアジア・チャンピオンズリーグの決勝へ進出し、サウジアラビアのアル・ヒラルと対戦することになっていた。

ついでにリヤドを観光したので、今後リヤドを訪れるかもしれない皆さんのために、旅行の様子を共有してやろう。感謝したまえ

世界の果て[Edge of the World]

私は絶景が嫌いな人に出会った経験はないが、もしそんな人がいたとしたら、「世界の果て」は生き地獄だと思う。なぜなら、前後左右がもれなく絶景だから。

Tripadvisorのツアーに申し込み、集合場所でクルーと合流した私と愉快な仲間たちは、見知らぬ外国人観光客と一緒にクルマに押し込まれた。目的地へ向かう道中では、野生のラクダと遭遇して大はしゃぎ。

野生のラクダ
MARS感染のリスクがあるためお触り禁止

私と愉快な仲間たちは、降り出した雨が珍しいと運転中にスマホで撮影を始めるクルーを見て不安を覚え、尋常じゃないほど揺れる車内で頭を強打し、ジャグリッシュでイタリア人を困惑させつつ、「世界の果て」へと到着した。

見よ!この絶景!

断崖絶壁!
DANGERなのは見ればわかるよ
本当に世界の果てのよう
光り輝くリヤド市街

本当に「世界の果て」にいるかのような荒涼とした砂漠で突如現れた断崖絶壁に、私たちは興奮しっぱなしだった。

ツアーは1人あたり1万円強だったが、正直3万円でも参加する価値があったと思う。
最後にみんなで食べたカレーが美味しかったので、オススメ度☆☆☆☆☆

サウジのクルマ事情

サウジアラビアは、完全な車社会である。そして、日本車天国でもある。
どれだけ少なく見積もっても、街で見る車の半分は日本車、特にトヨタ車と日産車である。「世界の果て」ツアーではトヨタ・ハイラックスが迎えにきたし、Uberタクシーではトヨタ・カムリに3回も乗ったし、ホテル横にはいつまでもどこまでも走るいすゞのトラックが停まっていた。

トヨタ・ハイラックスとラクダ

Uberタクシーの運転手がトヨタ車をべた褒めしていたが、トヨタは名古屋グランパスの親会社であり、浦和レッズを応援しにきた私たちは苦笑いするしかなかったことを付け加えておく。
※浦和レッズの母体は三菱自動車サッカー部である。

キングダム・タワー

通称「リヤドの栓抜き」(タワーの外観が栓抜きに似ているので日本人が勝手にそう呼んでいるだけである)。

約300mの高さに空中展望台があり、リヤドで現在最も高いビルだとか。私と愉快な仲間たちは、地上でチケットを買ってエレベータで展望台へと上がった。
夜景が綺麗だが……窓ガラスが汚い!

窓ガラスに砂ぼこり

リヤドは砂の上にできた都市なので、窓に砂埃がついてしまうのだろう。「ド汚高校」「n高の誇りは都立一、ホコリも都立一」と言われた母校を思い出してしまうではないか。

ところが、この写真を見てほしい。

綺麗な写真…?

偶然にもホコリに緑色のライトが反射して、幻想的な写真が……!
よく考えれば、ただ夜景が見られるだけなら京都タワーで事足りるのだ(?)。さすがサウジアラビア。ホコリを絶妙に使った仕掛けによって、アクセントを加えたここだけの夜景を提供してくれるとは。

でも、やっぱり窓ガラスを掃除してほしいので、オススメ度☆☆

Part2では、夜のリヤドを冒険したあと、浦和を背負う責任を果たします。

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