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2本目の格安SIMを契約した話

皆さんこんばんわん!イヌ先生です\(`•ㅅ•´)ノ
新年あけてそろそろ二週間が経とうとしています。能登半島地震が発生してから二週間ということでもあり、この寒さの中で今も厳しい状況にある方々の困難を想像すると本当に胸が痛みます。
一人でも多くの方が一日でも早く、あたたかく清潔で安全な場所で過ごせるようになることを祈りつつ、今自分にできることを真摯にやっていきたいと思います。

震災であらためて気づいたこと

震災発生直後に、X(Twitter)のタイムラインで「携帯キャリアによって被災地での電波のつながり方が違う」という投稿をいくつも目にしました。

地域によって差があると思いますし、正確な統計データを取るのは難しいでしょうが、KDDI(au)が地震発生後にもっとも電波が繋がっていた時間が長く、また車載型基地局の出動が群を抜いて早かったとのポストを複数確認しました。
また別の投稿では、家族の中でdocomoを契約していた方だけがかろうじてネット検索ができたという報告もありました。

もし、家族全員が同じひとつの携帯電話キャリアを使っていたとしたら…
被災地でそのキャリアの通信状況が悪かった場合、誰も外部と連絡ができず、SNSやネットから情報を取ることもできないという事態に陥ってしまう訳です。
スマホは今の時代はライフラインの一つと言ってもいいほど、重要なツールとなりました。
だからこそ災害時においては、家族内などでそれぞれが別々のキャリアを契約しておいた方が、いざという時にスマホの全滅を避けられる可能性が高いでしょう。

実はこれまで、家族間や頻繁に連絡を取り合う関係の人とは同じキャリアの方がお得である、というのがFP的には定説でした。
多くのキャリアでは携帯料金の「家族割引き」があったり、同じキャリア同士の「かけ放題」が使えたりと、一社にしぼって契約した方が料金が安くあがることが多いからです。

しかし災害時の備えという面から見ると、一社に集中するより複数のキャリアで契約しておいた方が、リスク分散になるということが今回の震災であらためて明らかになりました。

独身や一人暮らしの人はどうすれば?

でも、キャリアを分散するにも自分は一人暮らしだよ、という人はどうすればいいでしょうか?
結論から言うと「料金は節約しつつ、災害時に強そうな回線を予備で契約しておく」のが最適解では、というのが現時点でのイヌ先生の考えです。

イヌ先生は現在、楽天モバイルを使っており、日常で不便を感じることはほとんどありません。
(ちなみに平均的な月々の使用料金は1,000円ちょっとです)
ただ、災害時の楽天回線の強靭さは未知数です。楽天は今はだいぶ電波状況がよくなっていますが、こと震災の際は三大キャリアに比べて期待値は低いと思っていた方がいいかもしれません。

災害時に頼りになりそうなキャリアに今のうちから乗り換えるのも手ですが、現状は楽天モバイルに満足しており、自分の利用状況から計算すると他のキャリアに乗り換えることで月々の料金は間違いなく上がってしまいます。

それなら、ほぼゼロ円で所持できる「あのキャリア」を2回線目として契約しておけばいいのでは…?(天啓がひらめくエフェクト)

ということで、検証も兼ねて「格安SIMをもう一社」契約してみることにしました。

選ばれたのはpovoでした

思い立ったが吉日。
イヌ先生はさっそく、先日の地震で被災者の方が投稿してくださった貴重なレポートを参考に、auのオンライン専用ブランドである「povo 2.0」を契約しました。

povoを選んだ理由は、災害時のKDDIの対応が素早く電波も強かったとの口コミを複数確認したから。
そして料金形態が基本的には0円で、必要なものだけをトッピング(つまり課金)して利用していくスタイルが、2台目の回線という用途に合っていたからです。

イヌ先生は今のスマホに加えて、一つ前に使っていたiPhoneをSIMなしで(主に外出時の古戦場用として)現役で使っているので、そちらにpovoのSIMカードを搭載することにしました。
手持ちのスマホがデュアルSIMに対応している機種だったら、一台で2つのSIMを使い分けることもできます。
その辺りは自分の好きな使い方を模索するのがいいと思います。

SIMカード(物理カード)かeSIMを選択できます

povoの申し込み手続きは全てオンラインで完結でき、30分もかからずに完了しました。
そして3日後…

無事にSIMカードが届きました!

申し込んでから3日で届いたSIMカード

イヌ先生のセカンドiPhoneはちょっと古くてeSIMには対応していないので、物理カードを挿入する形でpovo回線を開通します。

この作業、ちょっと楽しいですよね

電源を落としたiPhoneに、届いたばかりのSIMカードを挿入。このiPhoneは昔ソフトバンクで購入したものですが、以前に楽天モバイルに乗り換える際にSIMロック解除を済ませているので、今回はロック解除は不要でした。

OSを最新のものにアップデートし、povoのサイトからSIMカードを有効化して、通話テストを終えたら手続きは完了です。
所要時間は申し込みと回線の開通手続きを合わせて正味1時間ほど。
必要だったのはSIMカードを搭載するためのスマホ(対応機種ならなんでもOK)と、クレジットカードと本人確認書類(免許証など)。
あとはWi-Fi環境だと手続きがスムーズに進むと思います。

あまりにも簡単にセカンド回線が開通できたので、あとは実際の使い勝手をまとめて後日ご報告したいと思います。
(ただ、今回の主旨である災害時における検証はいつできるか不明ですし、できればそういった事態が起こらないでいてほしいと思いますが…)

ちなみにpovoは基本料金は0円ですが、180日以上トッピングがゼロ(つまり無課金)だと利用停止や契約解除となることがあると公式の説明に書いてあります。
ちょっとペナルティが重い気がするのですが、「解除となることがある」という表現にあいまいさがあり、どの程度の厳しさで契約解除が執行されるかは不明。
もっとも「少なくとも180日に一度は何かしらのトッピングを購入してね」というのはかなり寛容なシステムだと思うので、とりあえずイヌ先生は4月の光古戦場の際にデータを購入してみようと思います。
回線の早さも楽天モバイルと比較して、またご報告しますね。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
イヌ先生へのご相談はX(Twitter)または下記からお気軽にどうぞ\(`•ㅅ•´)ノ


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