諦める力

読了

為末大はツイッターで面白い(興味深い)ことをよく言っているイメージ

こういう本はなんと言えばよいのだろうか、エッセー本?
いわゆる飲み食いしながらつらつらと話しているようなことを書いてあるので
つるりと読みやすいし、飲みながらなかなか面白い話したなあ感が味わえる。

ただ、つるりと読めすぎて小説を読んだ時のようながっつり感はないので
なんだろうか、Webで読むと濃いけど本として読むと薄く感じてしまうような。

自分的に響いたのは「勝ち」をどう定義するか〜という話。
あとは「競技に複雑性が増すほどに戦略やテクニックの余地がある」などなど

陸上のそれも短距離を志すという時点で、肉体的にどうしても不利なことを飲み込みつつ(限界点を突きつけられながら)それでも結果をだそうと試行錯誤するというのは社会に生きる普通の人々にも響きやすい視点ではなかろうか。

がむしゃらにやって上手く人はそれだけでもう特別な人なので
「がむしゃらにやっていてはとてもかなわん。」というところからの戦略、という方が自分的にはグッときます。

満足度
★★★ パワー系じゃない人にはなかなか面白く読めるかと。
おすすめ度
★★★ 10代〜40代くらいのメンズに一番響くのでは?