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FF14を諦めたヒカセンが復帰するまで。後編

ビギナーチャットの居心地にまったりしていたら、それは起こった。

ビギナーチャンネル、初心者・復帰者用のチャンネルであるそれは、明確な卒業条件がある。以下は初心者用の卒業条件だ。

1. プレイ時間が168時間以上になること
2. 最新拡張のメインストーリーが受けられる状態になること。


この2つを満たせば、ビギナーチャットは卒業だ。
(おそらく条件2は漆黒のヴィランズが入れば条件が更新されるので詳しくは書かない)
そして、蒼天の冒険録というストーリースキップは、条件2を満たしてしまうのである。

FF14に誘ったフレンドの(FF14内)アパルトメントから出た瞬間に、チャットウィンドウから見慣れたビギナーチャットの緑文字が消失していた。

ビギナータイム超過条件達成

学生気分で楽しんでいたビギナーチャンネルから卒業、長かったモラトリアムが終わり、ここから紅蓮のリベレーター攻略が始まった。

5. 再生の4.X時代


ビギナーチャット卒業から始まった紅蓮のリベレーター。
ネタバレなしでざっくりと進めようと思うが、
ガレマール帝国皇帝 ヴァリス・ゾス・ガルヴァスに言いたい。

↑ こいつがヴァリス・ゾス・ガルヴァス

ララフェルが欠点ある種族だとぉ!?

ララフェルは!

最高に可愛くて!!

どこにいても絵になる!!!

欠点なしの最強種族だろうが!!!!

取り消せよその言葉ァ!!!!!

はぁ、はぁ、はぁ。

(実はララフェルに限ってない)
(詳しくはストーリーを見てね)

ということで、紅蓮のリベレーターをクリアしました。
(あと幻想薬で性別も変えました)

およそ一ヶ月半をかけて完走しました。
えっ、一ヶ月半? と思うヒカセンも多いことでしょう。
流れるように漆黒のヴィランズに入ろうと思いまして、こんな攻略速度になりました。
すみません本当は紫水宮装備あつめとか地図とかしてました。
気軽にお金を稼ぎたい(なお、稼いだお金200万ギルは装備とマテリアに飛んでいった)。

紅蓮のリベレーター、ほんとに楽しかった。

新生じゃ大迷宮バハムートくらいじゃないと出なかったアリゼーがバンバン喋るわネタを入れてくるわで楽しい。

あと、暁の面々もヒカセンに頼り切るんじゃなくて、各々の得意分野だけでなく、それぞれが助け合おうとするのも、進歩したなぁと。

それに、新しいキャラクターも実に魅力的。

ドマ組は言うに及ばず、アジムステップの通称「余輩」さんが会えば会うほど楽しいキャラになっていくのは実に楽しかった。早くナーマが見つかるといいね。

そんなキャラクターに支えられたストーリーが面白くないはずがなく、序盤のつらい時期を除けば、続きを見たくなる構成だった。
特に4.3以降の怒涛の展開とか、RPG好きなら必見だと思う。
ゴウセツ……。

そして、問題のIDに蛮神戦。

新生の頃に比べたら、すごくやりやすい。
特にIDなんかは顕著だった。

新生の頃は「このレベルだとこれだけの事ができるようになるから、詰め込んでみました! がんばって!」という感じのチャンポンなレベルデザイン+マップデザインだった。

犬さんは未だにオーラムヴェイルを許してません。

それが、紅蓮のリベレーターではスッキリしていた。
プレイヤーに出来ることの限界を強いることではなく、IDというコンセプトを持ったコンテンツを楽しんでもらう、そんな作りだった気がする。

もちろん、難易度が優しくなったわけではない。
初見のIDではボスギミックがわからず死んだりだとかもあったし、特に4.4以降のIDはエキスパートと言われるだけあってなかなかの難易度だ。

紅蓮の蛮神戦なんて、完全にアトラクションですよ。

でっかい剣を受け止めたり、全員一緒に踊ったり、しまいにゃリズムゲーまである始末。
もちろん、ある程度の難易度はある、あるのだが……。
これも、プレイヤーの限界を求めるような難易度ではなかった。
二回ほどリトライすれば、必ず勝てるぐらいの難易度だ。

おっかしいなぁ。蛮神戦って、神様が強大な力でぶん殴りつつ、一見様お断り・常連様もお断りなギミックをいきなりやってくるコンテンツじゃなかったっけ…。(それは極蛮神戦です)

好き嫌いは当然あるけれど、どれもプレイヤーを楽しませようとするコンセプトがはっきりした、良いコンテンツばかりだった。
イベントバトルでめんどいやつがあるけど、今思えばいい思い出だ。
一回しかプレイ出来ないしね(漆黒からは強くてニューゲームなるシステムで遊べるようになるけど)。

また、各コンテンツのギミックが非常にわかりやすくなっていた。
地面の攻撃範囲がわかりやすくなったり、他のコンテンツでも重要なギミックは繰り返し出てくるので、ストーリーを進めるほどゲームがうまくなっていくことを感じる。

紅蓮しかメインストーリーをプレイしていないにもかかわらずだ。

ココらへんは復帰者やストーリースキップした初心者の人にも馴染めるように調整しているのだろう。なんというレベルデザインの妙か。

2.X期が破壊からの創造による混沌期だとすると、3.Xは2.Xの反省を踏まえた成長期、4.X期はこれまでのノウハウを詰め込み再構築した再生期と言えるほど、これからもFF14に期待できる拡張だった。

あ、ちなみにバトルコンテンツばっかり言ってますが、生活コンテンツというか、衣装の組み合わせも楽しいですよ。
ミラージュプリズムを使えば、自分のキャラを豊富な衣装で着飾ることができます!

みんなもはまろうミラプリ沼!!!

あ、ハウジングは手を出してません。あれこそ本当の底なし沼なんで。
復帰後に誘ったフレンドがめちゃハマりして、その消費ギルに恐怖を覚えたよ…。

ともかく、4.X期を終えた自分は、すっかりバトルコンテンツ恐怖症を克服していた。
ぜひ、新生や蒼天で諦めた人ほど、紅蓮を、再生を果たしたFF14をプレイしてほしい。

6. そして、極蛮神に挑む


漆黒のヴィランズ情報もバトルジョブ分が出揃ったこともあり、当然次の拡張で何をやる?という話題がFC内に上る。
その時、ベテランヒカセンのサブマスターからこんな話が飛び出した。

「ジョブバランスも変わるんだし、漆黒から零式に挑戦してみない?」

零式とはFULLPARTYと呼ばれる8人PTで挑む、バトルのエンドコンテンツの一つだ。
そう、新生の大迷宮バハムートがそれに当たる。
紅蓮のおかげでバトルコンテンツのトラウマがなくなりかけていたので、はじめは「へー、楽しそう、いいね!」という感じだったのだが、その一週間後、ちょうど紅蓮のリベレーター4.0が終わったあたりの頃。

「犬さん、ヒーラー枠で零式攻略に入らない?」

誘われました。ちょっとびっくり。
確かに、メイン職がヒーラーなのはうちのFCは少ない。
特に学者なんてサブマスターが時々してるのを見たくらいの珍しいジョブだ。
だが、再開にあたり決めたことがあった。

エンドコンテンツはしないぞ。

今のFCも、エンドコンテンツはあまりしないFCというのが理由の一つでもある。(あとは人数が少ないこと)
それに反していいのか……なんて葛藤なぞ一瞬もせず、自然に「いいですよ〜」と返事をしていた。

いいんかい。

紅蓮も進めて、バトルコンテンツへの信頼が厚くなった今、再開したときより前向きになっていたというのがある。
むしろ、蛮神戦なんかは「これが難易度極になるとどういうギミックになるんだろう」と想像してしまうくらいだった。

それに頭の片隅では、これはチャンスだとも思った。何をとは況や。エンドコンテンツ嫌いの克服である。

そして無事にFC内での零式攻略PTが集まり、それぞれの役割とPT連携を確かめるために極蛮神に挑もうということに。

極青龍征魂戦に。

早速洗礼を受ける。

いや、まじつら……序盤はいいねん、後半、なにあれ、AoEと一緒に見えない範囲攻撃かましてくるとかさあ…。休む暇ないままギミック連続とか……もうマジ無理。たしかに、普通の青龍戦はいい予習になってるけど、AoE消えるギミックあるとか鬼畜…!

そういえば、エンドコンテンツで最も負担が大きいのはヒーラーだったっけ……。遠い目になりつつ、何度もリスタートする。

試行錯誤の連続、ギミックを理解し、ミスをただひたすら減らす作業。
うまく行かないとき、うまく行ったときの差を認識し、埋めていく。
そうした先に、ついにそれは訪れた。

ついにすべてのギミックを乗り越え、最終フェーズに!
つまり、大縄跳びの100回目に到達する目前まできたのだ。
あとは秒間あたりのダメージをより多く出して、青龍のHPを削り切るところにまで到達した。
そう、いわゆるDPSチェックを乗り越える段階だ。
エンドコンテンツでは、ヒーラージョブでもDPSが求められる。
もちろん、DPSジョブが一番効率よくダメージが出せるのだが、PT全体の負担を和らげるためには、個人の頑張りが必要になる。

そのために、装備を揃えたり、ダメージスキル回しを見直したり、より安全に最終フェーズに到達するためのヒールワークを考えたり。

ひたすら楽しかった。

そしてついに。

つい先日、漆黒のヴィランズ前に極青龍をクリアした。
現状で緩和されていない極難易度の蛮神攻略は、自分の中では復活劇といっても過言じゃない。
それほどに嬉しい出来事だった。
FCメンバー全員が揃わなかったときのクリアなのが心残りだけれど、今度は一緒にクリアしたいね!とクリアしたメンバーで話していた時、大きな心境の変化に気づいた。

そうか、またやりたいのか。極タイタンは二度とやるか!と思ったのに。

またやりたい、というのは、コンテンツに対する最大の褒め言葉だ。
エンドコンテンツトラウマ持ちのヒカセンからは絶対出ない言葉である。

こうして、FF14を諦めたヒカセンは復帰を果たした。

もちろん、自分の力だけで復帰したわけではない。
Aegis鯖のビギナーチャンネルのみなさん、所属しているFCの皆さんやフレンドさんという人々に支えられて居る部分が大半だ。

いつもありがとうございます!

なので、すべてのFF14を諦めたヒカセンに当てはまることではないだろう。
ただ、新生のFF14だけで諦めるのはもったいない!と声を大にして言いたい。

あの頃よりも、今のFF14はもっとずっと楽しいのだから。


ちなみに、漆黒のヴィランズでは、紅蓮と同様にジョブアクションの調整がまた行われる。
それにより、もっと簡単にタンクもヒーラーもプレイできるように。

なにせこんなにアクションが減るからね。


へりすぎぃ!

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