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愛犬たちを、語り合う。

\犬と人の暮らし/をサポート、
いぬひとパッカウスです。

9月9日、東京の昭和女子大学
人見記念講堂で行われた

『いぬねこなかまフェス2018
~動物愛護週間に集まろう~』

へ行ってきました。

トークコーナーでは、

動物達を看取ること

をテーマに、

友森玲子さん、糸井重里さん、
町田康さん、渡辺眞子さん
そして石田ゆり子さんが
トークをされました。

テーマを知らなかった私は
心の準備が出来ておらず、
少し戸惑いながら話を
聴いていました。

でもそのなかで、
石田ゆり子さんが

「悲しいのは人間なんです。
動物はきちんと命の終わりを受け入れて、
いさぎよく去っていきます。
だからかっこいいなと思います。
その人生に寄り添うという覚悟があれば
動物の死は悲しいけど
悲しいことじゃないんですよね。」

とお話された時、
ここしばらく忘れていた
あの日のことを思い出しました。

私は4年前に、実家で飼っていた
犬とお別れしました。
15歳だった私の犬は、亡くなる
3-4ヶ月前から少しボケはじめて
だんだん後ろ足も力が入らず
立てなくなってしまいました。

一人暮らしをしていた私は
平日は母に面倒を見てもらい
毎週末実家に帰って犬の面倒を
見ていました。

そして日曜の朝、
家族みんなに看取られながら
息を引き取りました。

とても悲しいことでしたが、
家族みんなで看取れたこと、
小さいながらも強い生命力を感じ、
最期の姿はかっこよくも感じたことを
鮮明に覚えています。

その日はポカポカ陽気で
太陽がとても暖かった。
日向ぼっこが好きだった私の犬が
喜びそうな、そしてコスモスが
咲く季節でした。

町田康さんのお話も印象に残っています。

「あんなに楽しそうにしていたものが、
もう笑ってないということに
納得できませんでした。
まず自分には、助けられなかったという
思いが強かった。
しかし、それを自分に納得いかせるために
物語を作って、だんだん忘れていき、
日常が来るんです。
さびしさとか悲しさに理由を作りたくない。
ストーリーに簡単にむすびつけて
忘れてしまいたくないと思いました。
ずっと悲しいままでいたい。
あんなに笑って楽しそうにしてたのに、
いないという、納得いかなさをずっと
持っていたいと思います」

愛犬を看取ることについて、
人それぞれ感じ方は違います。

正解はありません。

でもこうやって、集まって

自分の愛犬を看取ることについて

語り合う、ってものすごくいいなあ

と思いました。

結論はなくとも語り合うことで、

それぞれの心の中にずっと

自分たちの愛犬が生き続ける気がします。

トークの前に、水越美奈先生が

「災害の備えのために飼い主ができること」

というテーマで講演されていたのですが、

「共助

の大切さを話されていました。

ここでの共助とは・・・
日頃からお互い支え合う仲間を作り
万が一何かあったら、
「自分のペットをお願いします」
と言えるような仲間を作ること。


\犬と人の暮らし/は、
それぞれの暮らし単体で考えがちですが、
これから

「コミュニティを作る」

と言うことも大事になって来るのかなあ、
そう気づかされたフェスでした。
(愛犬の性格や、お互いの愛犬の相性も
あるので一概に仲間を作ろう!とは
言えませんが…これが課題ですね)

最後に。
このフェスに、行こうか行かまいか
迷っていたのですが、

「女優の石田ゆり子さんも
参加決定!」

という知らせを聞いて、急いで
チケットを購入しました。

石田ゆり子さん、
声もとても美しかったのが
印象的でした。

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