これしかないと強く思い込んで、ガチッと踏ん張ることも必要な場面というのもあるけど、何かがうまくいってないときや、言い争いが絶えない状況では、だいたいは誰かが何かを強く思い込んでしまっていて、他の可能性を全く考えようとしないことに原因があるように感じる。

だから、妙に調子が悪いなとか、何もかもがうまくいってないな、と思ったら、まずは自分が何かひとつの思い込みにとらわれてないか、ちょっと疑ったほうがいい。

まあ疑ったからと言って、すぐに思い込みに気づけるわけではないので、色々とあがいてみるしかない。

うまくいってないときというのは、だいたいが相手のせいや環境のせいにしていて、自分は何もやり方を変えずに同じ失敗を繰り返している場合が多い。

だから、おかしいなと思ったら、自分が一番自信のあることや、それがないと成立しないと思ってることをやめてみる、やめるのが怖ければちょっとだけ別の方法も試してみる、という感じが良いように思う。

まあもちろん何もかもを変え続けていたら、うまくいくものもうまくいかなくなるので、これはあくまで長く同じことをやっていて煮詰まってきた場合の話だが。

だけど、だいたいの物事というのはかなりの割合で煮詰まるので、やっぱりそれなりの頻度で、思い込みすぎていないかは確認したほうがいいのだろう。

思い込んで、思い込みから離れて、をまるで呼吸のように繰り返して生きていく。