一年同じ建物に通った人

ワタナベコメディスクールに一年通わせてもらったわけです。
2018年4月ぐらいから。

おかげで30すぎたというのに、クラスメイトが出来たんですね。

正直普通の義務教育じゃないし各々モチベーションも違うから、すぐ辞めるやつもめちゃくちゃ多いんですよね。
入学金授業料もったいねぇなとかばっかり思ってました。貧乏ってやーねー。

そっから通ったおかげで事務所に入れたわけです。

事務所に入れたのは十数組ですかね。

入れなかった同期も沢山います。

運良く入れた僕は(謙遜とかじゃなくホント瀬戸際だったと思っている)
より『同期』というものに感情が入りやすいのかもしれない。

9月25日
お台場に行った。
そこに同期がいたので帰り一緒にご飯を食べる。

フードコートがあまり混雑していないことを確認し、
『席の間隔をおあけください、こちらには座らないようご協力を…』とかなんとかが貼ってある席には座らず、互い違いに座ることでソーシャルディスタンスを保ちながら食事をするという
なんとも優等生な3人が集まりました。

写真も画角にちゃんとガンダムおさめつつもソーシャルは守る。優秀。

左の伊東先生も
右の横山天音も
そのままで十分すごい力を持っているがちゃんと努力してるなーと感じる同期。

伊東先生は音楽の実力を発揮しまくりだし、
天音は表現力がずば抜けてるのよね。

話を聞いてても
うんうん、すげえなー、ちゃんとみんな頑張ってるなー
と同期なのに親みたいなポジションで見ている自分がいる。
おじさんすぎるのでやめましょう。

養成所に少し話を戻すと
『スクールマンスリーライブ』というものがある。
養成所生のみのライブ。

基本無名で知らないやつがバンバンネタをしていくわけです。

そのライブを見にきてくれた
居候させてもらっている長町名人は
『あのー、横山なんたらって女の子何者?すげーヤバい面白い人いるね!』
と言ってたし、
『近道ラプソディはずるいよー、あんなん笑っちゃうもん!』
と名前を出して称賛していたのを今でも覚えている。

知らなかろうと惹き付ける力って身に付けたくてもなかなか養えないのよね。
それを持ってるし芸に落とし込めているから、とても尊敬できる同期ですわ。

そこから数日空いての9月27日

同期でクラスも一緒な『きつね日和』の松本くんに会う。

しばらくぶりだよねー!なんて話もしながら。

話せない話だからすっ飛ばすけど、
カフェにいた僕と松本くんはとてもアツくなっていた。

養成所のときに出会っただけ。
一年同じ授業を受けただけ。
と。
言ってしまえばそれまでだけど。

お互いに卒業してから一年半ほど様々な思いを抱えつつ舞台に立ってお笑いに向き合ってたと思う。

そのなかで色々な感情や今の現状や今後を考えていたら、二人ともいい大人がちゃんとアツくなっていたし、良いことは良い、悪いことは悪いとお互いに意見交換をしあっているような時間を過ごしていた。

その後も夜にお互い思うところがあって一時間電話で語り合った。

きつね日和の話も聞けたし、主催ライブを行う意気込みも聞けた。

とあるきっかけで松本くんとは久しぶりに会うことになったわけだけど。

松本くんからもらった言葉を大切にしたいなと思ったし、これからなんでもやっていける活力をもらった。

勝手ながら松本くんは一生味方でいますし、今後も大切にすることを決めました。
まあ決めなくても大切な存在ではあるんですがね。

養成所のコンビを解散し、今きつね日和としてライブ出まくっているので、どんどん活躍してってほしい。

相方のおいなりさんにもよろしくお伝えください。
と今更こんなところで言っても仕方ないか(笑)

ちゃんと会って伝えるのが一番。

私は30数年生きてきて、恩返しの出来ていなさに自分のことながら呆れまくっている。

周りは本当いい人ばかりで。

それを意図せず嫌な思いをさせたりしてしまうこともあったり…
そしてまた反省したりするわけだが。

トータルしてちゃんと恩を返したいので。

そう口に出して言ったら
『嘘でしょ』と言われたりもしましたが。

私はどんな形であれお世話になった人に
犬飼と出会ってよかったと思ってもらえるよう頑張らなきゃと思っています。

口ばっかりと思われても仕方ないけどね。

てもそう思ってるということだけでも!!

同期って不思議な括りですね。

そして素敵ですね。

バチバチにやりあう同期もいていいし、お互い手を差しのべる同期もいていいじゃないすか。

仙台での芸人生活では同期らしい同期はいなかったから、33歳は今とても楽しんでるよ。
ありがとう。

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