見出し画像

withコロナ時代の旅行規範

街中を歩くと結構な数の飲食店が閉店していてコロナの影響の大きさを感じます。都市圏でこれだと地方・観光地の経済危機は想像を絶している状態かもしれません。しかしコロナの終息は当分先、しばらくはwithコロナを覚悟して生きていくしかないでしょう。
感染拡大防止を心がけながら旅行する。一見かなり矛盾したこと。とはいえ無理でしょと切り捨てたら何も始まらないので、医療系アカやコロナ専門家会議、国交省まとめを眺めて思った一個人の感想を置いておきます(尾身先生って本気でぶっちぎり凄い人なんですね)。

■旅行前2週間の行動履歴

・発熱していないこと、体調が良好であること
・飲み会等、距離が近くマスクなしでの会話に参加していないこと
・その他感染リスクが高いと思われる場所、人ごみへ訪れていないこと
・コロナ接触アプリ、コロナ追跡システム等は確実に登録

とにもかくにも「自分が感染者である可能性」これは日常生活で常に考えておくこと。PCRや抗体検査で陰性だから大丈夫なんてことはないというのを色々な事例が教えてくれました。まずは体調がどうか、体調が悪ければ休もうというのを医療系の人は口を酸っぱくして言っています。
感染者でなことを証明する術がないとしても、旅行をするなら感染者になっている可能性を極力減らしておく。そのためには旅行前からリスクのある場に行かない、接触回数を減らす。これに限ると思います。この接触回数の数え方は8割おじさんことコロナ専門家チームの西浦先生が示してくれているのでご参考ください。

極端な話、1人暮らしの人が在宅勤務で食料買いだめして、旅行前2週間一歩も外に出ずずっと引きこもっていれば感染者である可能性は限りなく低くなります。準備期間からすでに旅行は始まっていると考え、しっかりと感染リスクを減らす生活をしたうえで挑むのが礼儀だと思います。
コロナ接触アプリは1,200人の感染者中3人しか登録していなかったなどネガティブ報道もありますが、逆に言えば導入している人は気を付けて行動していたから感染者が少なかったともとれます。導入して損なし、登録者が多いほど役に立つんだから何も考えずインスコすればいいですね。

■旅行中の行動様式

・出発前の手指消毒および移動中のマスク常時着用
・しばらくは屋外観光を目的とする(元々そっちが好み)
・居酒屋等、地元の方への感染リスクを上げる場所には行かない
・食事中の会話はアイコンタクトで、喋るのは食後にマスクをしてから
・お土産はじゃんじゃん買う

なんだかんだで最強の感染予防は手洗いとマスク(+ソーシャルディスタンス)。これに尽きるようです。自分の手が触れるところへリスクを負わせないために、とにかくこまめな手洗い or 消毒。知る人ぞ知るみたいなところは感染対策インフラも脆弱な場合が多いので避ける。地元の方への接触リスクを誘発しないためにお酒は入れないでおきましょう。
あくまで個人的にですが、感染拡大に最も寄与しているのは飛沫=近距離のノーマスク会話だと考えています。そのリスクが一番起きやすいのがどこかと考えるとやっぱり食事中。テンションが上がって料理の感想を話したくてもぐっと我慢。食べ終わってマスクをつけるまで、アイコンタクトと身振り手振りで会話するのも乙なものかもしれませんよ。
最後に、旅行中制限があったことへの鬱憤はお土産で晴らしましょう。買い物をして気分が良くなる。観光地にはお金が落ちる。完璧なWin-Winです。

■旅行後&日常生活

結局のところ、旅行に行っても行かなくても感染対策をしっかりとしたうえで生活することが一番大事です。新しい生活様式を当たり前のものにする。無意識かつ自動的に対策を行えるような、もしくは対策することが楽しくなるような、そういう行動指針を作り上げていくことを国や首長には期待しますし、自分なりにも考えたいです。
極端な自粛。極端な無防備。両極端が敵視しあって何も始まらないのはとても勿体なく不毛なので、明るく前進する世の中であって欲しいですね。

参考資料:
新しい旅のエチケット
新型コロナウイルス感染症対策分科会(第2回)

■クラウドファンディングの活用

旅行に行かなくても旅行できる! それがクラウドファンディング。支援をすればお礼品がもらえる最高の制度。活用するしかありませんね。
お気に入りの観光地、これからの予定にしていた観光地。収束したら行くよという考えはもはや通じず、放っておいたら潰れてしまうかもしれません。あくまでも個人的余裕の範囲内になりますが、支援できるものはなるべく支援したいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?