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【2023年版/ホラー・ミステリー】この夏読みたいLINEマンガでも読める!WEBTOONほかタテヨミマンガ

今回はkayserが担当します。
ここのところLINEマンガに配信されているマンガを愛読しています。その中でも、前回ご紹介したWEBTOONなどタテにスクロールするタテヨミのマンガに注目しています。LINEマンガで配信されているWEBTOONの多くは、韓国など海外の作品を日本向けにローカライズされたものです。一方で、最近では日本独自の作品も増えています。

そこで、今回は毎日暑さの続くこの夏にピッタリなちょっとゾクッとするホラー・ミステリーマンガをピックアップ。各マンガサイトLINEマンガでも配信されているおすすめの作品を紹介します!

 『他人は地獄だ』を初めとするヨンキ原作3部

最初に紹介するのは、LINEマンガで配信中のホラー作品でも、筆者イチオシのマンガです。その作品は『他人は地獄だ』。すでに完結を迎えています。この作品は続く、『関係の終末』『悪夢の形相』と3部作となっています。

就職のため1人暮らしを始める主人公・ユウ。破格の安さで決めた下宿先に住んでいたのは、みな変わった住人ばかりでした。彼らの不穏な態度を不審に思うユウ。仕事もうまくいかない中、徐々に下宿先の住人の真の姿を知ることになります。

キム・ヨンキ原作大人気ホラー作品シリーズ。このシリーズ全て読むことで、作品の全体像が見えてくることに。そんはホラー沼必須の原作ですが、本国の韓国では、すでにドラマ化されています。気になる方は、原作3部作とドラマをぜひコンプリートしてみてください。

日本のタテヨミマンガも負けてない!『那々木悠志郎の怪異譚蒐集』

KADAKAWAが運営するタテヨミマンガの配信サイト「タテスクコミック」。2023年現在は、第3回目となる「タテスクコミック大賞」にて作品を募集しています。日本でもタテヨミマンガへの感心は高く、各社新規事業として参戦しるのが現状です。

そんな「タテスクコミック」で筆者がおすすめしたいのは、『那々木悠志郎の怪異譚蒐集』というバリバリのホラー作品。

とある村で秘密裏に進められてきた祭りがありました。別れた初恋の彼女・小夜子に一目会いたい一心でその村を訪れる倉坂小夜子は、その村で巫女の役を務めることになっていたのです。

祭りまでの間、1人隔離される小夜子倉坂はしばらく村に滞在することになります。そんな時、編集の佐沼は、ホラー作家・那々木悠志郎を連れて村を訪れます。次の作品に活かすという名目で、村について調べ出すのでした。

果たして祭とは?ホラー作家・那々木悠志郎は、村に隠された秘密を解き明かすことはできるのでしょうか!?

絵の可愛さに騙されるな!『ファミリーストーカー』

隣に越してきたごく普通の家族。水野まゆは、そんなお隣家族が気になって仕方ありません。本人も無自覚のまま、盗撮をする毎日。

まゆの年下の幼馴染、に注意されても、まゆの行動はエスカレートするばかり。そんなある日、お隣家族の様子がおかしいことに気付きます。驚きの行動に出ていくまゆでしたが......。

タテスクロールで読めるマンガの配信サイト「comico」のオリジナル作品が、この『ファミリーストーカー』。可愛らしい絵柄とは打って変わって、なかなかゾッとするミステリーな展開が面白い作品です。

最初はただ憧れていただけの存在にも関わらず、次第に執着していく主人公の姿はただただ恐ろしく。ストーカーというと男女間とばかり思っていたところも、いい意味で裏切られていきます。

意外な展開なラストは、ぜひ直接読んでいただきたいところ。何とも後味の悪いホラーミステリーです。

戦慄のデビュー作!!『不気味な谷』 

最後にご紹介する作品は、LINEマンガのみで配信中の『不気味の谷』。このタイトルにもなっている『不気味の谷』とは「不気味の谷現象」からきています。

「不気味の谷現象」とは、美学・芸術学・心理学などさまざまな分野でいわれている美と心と創作に関わる心のこと。それらの分野で表現される人間像を実際の人間である我々が目にする時に、写実の精度が高まっていけばいくほど、「恐怖」「薄気味悪さ」を感じるというものです。

もともとは、人型のロボットに対する人間の感情に関して提唱された現象のこと。このことをよく踏まえた上で、本作を読み進めていくことをオススメします!

友人と旅行中、バスの事故に遭ってしまう学生の冨士。自分以外の乗客はみな亡くなってしまったところ、ある男性が助けてくれます。

違和感を持ちつつも、彼について行く途中で、おかしな仮面を被った狩人に襲われることに。命からがら森の奥へ逃げるとある一軒の白い屋敷を発見するのでした。その屋敷に助けを求めますが、その場で気を失ってしまう冨士でしたが......。

独特な絵柄が放つ異様さ、掴みようのない不思議な物語。WEBTOONには珍しいモノクロ作品ですが、血の色だけが赤く塗りつぶされていきます

その異常さを保ったままラストへ向かう本作。ラストへ向かうにつれ哲学的要素も感じられ、読み始めのイメージからかなり異なっていく作品です。筆者オススメのホラー作品のひとつです!

 kayser

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