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こんな作品もあります!「北欧、暮らしの道具店」製作のオリジナル短編ドラマたち

今回はkayserが担当します。以前ご紹介した『青葉家のテーブル』の企画・製作をした「北欧、暮らしの道具店」。『青葉家のテーブル』以後もオリジナル映像作品を数多く配信しています。今回はその中から、短編ドラマ『ひとりごとエプロン』『スーツケース・ジャーニー』を紹介。その魅力からおすすめポイントをピックアップしていきます。

『ひとりごとエプロン』とは

ECサイト「北欧、暮らしの道具店」が企画・製作した短編ドラマが『ひとりごとエプロン』です。この作品の前にも『青葉家のテーブル』という短編ドラマが製作されました。

『ひとりごとエプロン』は、2019年のクリスマスから配信をスタート。「北欧、暮らしの道具店」You Tubeチャンネルとアプリで観ることができます。どちらも無料配信です。

主人公の夏希が1人暮らしをする団地の部屋で、その日の気分に合わせて料理を作り食べる様子を描いています。シーズン3、第12話まで配信された人気ドラマです。

『ひとりごとエプロン』あらすじ

26歳の普通のOL夏希。仕事から帰ると、そこは自分だけのお城です。好きなものに囲まれた大好きな部屋で、音楽を聴きながら夕飯を作るのが夏希の日課。

その日あった出来事を思い出しながら、その時の気分に合わせたレシピで料理していきます。彼女のレシピは野菜たっぷりで体に優しく、美味しそう。

その日の料理の写真を撮り、ノートに貼り付け、一言コメントをしたためます。こうして、夏希の夜のルーティーンが終わっていくのでした。1人暮らしを思う存分楽しむ夏希の日常を描いた短い物語です。

ここが魅力!『ひとりごとエプロン』おすすめポイントも!

自分のためだけに作る魅力ある料理の数々

『ひとりごとエプロン』の魅了といえば、まずは毎回登場する料理でしょう。その時家にある食材を使って、気分によってレシピが決まります。

そのレシピは、いつも夏希の頭の中に。どの料理もとっても美味しそうで、自分でも作ってみたくなるほどお手軽です。作った料理を毎回美味しそうに食べる夏希の姿を見るだけで、なんだか幸せな気分に。料理を作っている間の夏希のモノローグは耳心地のよく、主演の松本妃代の優しい声に癒されます。

宝箱のような夏希のお城

『ひとりごとエプロン』に登場する夏希の部屋。彼女にとっては、大好きなものたちに囲まれた自分だけのお城のようなものです。

さまざまな小物や料理道具、インテリアはどれもセンスよく、参考にしたいものばかり。そして、「北欧、暮らしの道具店」では、そんな素敵な小物たちを購入することができます。作中で登場した小物を同じものが手に入るにも嬉しいですよね。

料理のレシピも魅力的ですが、インテリアの飾り方など自分の部屋作りにも活かしたいポイントがたくさん詰まっているドラマです。

『スーツケース・ジャーニー』とは

『スーツケース・ジャーニー』は、「北欧、暮らしの道具店」による企画・製作のドラマ作品第3作目となります。2021年の12月より配信されています。この作品のテーマは旅行と本。これまでとまた異なる要素が楽しい作品です。

主人公が思い切って初めての1人旅に挑戦しますが、その旅先はなんと都内にある老舗ホテルの「山の上ホテル」。何度も読み返した大好きな本をお供に、少しだけ冒険してみる1人の女性を描いています

今回は、前半・後半と別れ、2話で完結。主人公とともに、なんだか冒険しているような、そんなワクワク感のある可愛いらしい作品です。

『スーツケース・ジャーニー』あらすじ

主人公の栞は、初めての1人旅をすることに。それは、会社の同僚だったナツが突然、会社を辞めてストックホルムへ単身移り住んでしまったことに影響されたからでした。

読みなれた本『西の魔女が死んだ』にナツからのエアーメールを挟んで、いざ出発します。ナツと自分をつい比べてしまう栞。そんな栞が初めての1歩を踏み出していく物語です。

『スーツケース・ジャーニー』の魅力とおすすめポイント!

「山の上ホテル」に「西の魔女が死んだ」が効果的に登場

『スーツケース・ジャーニー』の魅力はずばり、「山の上ホテル」と「西の魔女が死んだ」。

「山の上ホテル」は、東京の神田にあるアールデコ様式の西洋建築を楽しむことのできるホテルです。1954年創業より、多くの文豪にも愛されました客室数35と小さなホテルだこそのサービスで人気のホテル

「西の魔女が死んだ」は梨木果歩の小説。主人公の中学生まいが、西の魔女こと大好きなおばあちゃんと一緒に過ごしたひと月あまりを描いています。おばあちゃんがまいに語る言葉ひとつひとつがとっても心にささります

この魅力ある2つの要素をうまく作品に融合。撮影場所に「山の上ホテル」、栞が1歩踏み出すことに躊躇した時は「西の魔女が死んだ」から抜粋されたおばあちゃんの言葉が効果的に登場します。

大切なのは1歩踏み出す勇気

「北欧、暮らしの道具店」で配信される映像作品は、どれも自分を中心に描かれています。『スーツケース・ジャーニー』においても同じこと。他に影響されながら、自分探しをしていく主人公たちが描かれていきます。

この物語の栞は、ナツの行動とその手紙を受け取り、自分探しの小さな旅行へ。どう行動するのかは人それぞれ。肝心なのは、1歩踏み出す勇気です。栞の勇気に、自分もちょっと背中をおしてもらえそう。さりげなく励ましてほしい時におすすめの作品です。

まとめ

今回は魅力的な2作品を紹介しました。どちらもコンセプトがしっかりしつつ、物語としても面白い。ついつい先が気になってしまいます。

どの作品も「自分らしく生きる」という大切なテーマが。主人公たちは迷いながら、もがきながら“自分らしく”を体現していきます。そんなところに視聴者も惹かれていくのでしょう。

『ひとりごとエプロン』『スーツケース・ジャーニー』ともに現在も無料配信中です。ご興味のある人はぜひ!

kayser


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