泡シャンプ

トリミングサロンにとっての生命線はドコだ?

ちょっと寒さの残る夜におなかをすかせて入った古びた定食屋。田舎ではめずらしくない、木造で少し隙間風が入るガラス戸をガラガラと開けてのれんをくぐる。





そこでばったりお客様と出会った。今まで全然お仕事の話しをしたことのないブラックタンのチワワを溺愛するイケおじさん。阿部寛と阿部寛を足して5で割った感じの。世に言うローマ顔。





隣の席につきぼんやりメニューを見る。「俺の肉じゃが定食くださーい。」イケおじさんと少ししゃべりながらおばちゃんに注文を通す。ぼんやりメニューを眺めながら完全にオフモードでしゃべっていると、イケオジが「飲食店のコンサルタント」の仕事をしているという事が判明。




・・・まずい。





ぼくは飲食業にまったく興味がない。





むしろ「温泉のコンサルタント」していてほしかった。そのローマ顔は温泉のために使うべきだ。阿部寛。なぜ飲食業に・・・・。




興味がないなど言っていられない。接客業の末端に片足を突っ込んでいる身としてはなんとしてもこの会話を成立させなければ。無い知識を絞り出し会話をたどたどしくつなげる。肉じゃが定食早く来い。




そんな事を考えながら会話を繋げていると阿部寛のサンマ定食とぼくの肉じゃが定食がほぼ同時に到着。ナイスおばちゃん。




「いただきます」そう言ってパキッと割り箸をわる。割り箸の上側がめっちゃ右に寄る現象に誰か名前を。




阿部寛はそれを見てくすりとほほ笑む。まあ見てろといわんばかりに僕の目の前で割り箸をわる。




めっちゃ左にかたよって割れた。もうどんな顔していいかわからないよ。。。。




この謎の勝負は両者苦笑いを浮かべて引き分けとなった。よし、肉じゃがを食おう。阿部寛の相手をしている場合ではない。今日のぼくは朝も昼も食べる時間がなく、腹をすかせたブルドッグ。ガツガツガツガツ。




肉じゃがを半分程食べおえた後、ぼくはおばちゃんに言う。「おかわりくださーい」そう、この定食屋はごはんおかわり自由なのだ。神か。




阿部寛はサンマをなんとも丁寧に食べる。半身を骨だけにしたさんまがこちらをせつなそうに見ている。(おまえぼくに食われてたらもっと無残な姿になってるぞ・・・)




そんなことを考えていると一息ついた阿部寛が口を開いた。




「野間くん。定食屋で一番大事なモノって何だかわかるかい?」





(で・・・でた~~~~。おじさん特有の教えてやろうモード奴~~~~)




ぼくはこの事象に名前をつけている。




神の息吹(ゴッドブレス)




なぜその名前をつけたのか自分でもわからない程度には恥ずかしい名前なのだが、おじさんが「教えてやろう」のモードに入るとかなりの高確率でためになる話しが待っている。





これはだいたいおじさんが「自分が今一番大事だと考えているもの」をアウトプットするときに使う技だからだ。




逆に言えばこの内容がしょうもないヒトの言うことは聞かなくていい。(気がしている)




阿部寛はどんな神の息吹をぼくに吹き込んでくれるのかワクワクしながら答えた。




「定食屋で一番大事なモノ・・・おいしい肉じゃが・・・ですかね・・・」




すこしの沈黙。阿部寛を5倍に薄めた口が開く。



「正解は・・・白いコメがうまい事だよ」



(気まずっ!!!めっちゃ外したんじゃが・・・・)



阿部寛いわく、定食屋でお客様が離れない店は「白米がうまい」ことが必須条件だという。そこに一番にお金をかける、手間をかける。それができて流行る定食屋ができるのだとか・・・・。




おかずは味付けで好みがわかれる。だけど日本人の「うまい」というお米の基準は基本的に変わらないそうだ。いくらおかずがおいしくても米がまずい店には人が入らない。米に力を入れてきた店だけが今生き残ってきていると。



飲食店からお客様が離れるとき、それは「何か大きな失敗があったから」ではなく「なんとなく行かなくなる」という事らしい。



たしかにその定食屋のお米は家で炊くものよりも圧倒的にうまい。思い返すと家で炊くお米よりまずい店にあたったこともある。確かにそこには何度も行くことはない。おかずがどれだけ良かったとしても。



阿部寛が別れ際に



「米がまずくてもクレームはほとんど店に来ない。だから店は気づかないんだ。なんでお客様が離れていくかを。本人たちが気づかない場所で失っている事に気づかず、新メニューを入れたりする。だけど失客の原因はおかずではなく米なんだよ。うまい米を提供できてはじめておかずの部分に目を向ける。努力とお金をかける方向を間違えてはいけない。」



サロンで言えばこの「お米」になるモノは「ベーシック」の部分。




「クレンジング、シャンプー、保湿」




にあたると思う。例えばサロンの失客理由は「シャンプーの香りが強すぎる、香りが合わない」「トリミングに行くと痒がった」「なんとなく(とくに理由はない)」といったものだ。はじめて行ったサロンで痒みが出た場合、そのサロンにクレームの電話をするお客様はほぼいない。何も言わずに「あの店のシャンプーがあわなかったんだな」と違う店に行く。




だから気づかない。




ぼくも髪を切りに行く美容室のシャンプーが合わなくて痒くなったり、パーマやカラーの薬剤が合わなくて痒くなったときはとくにそのお店にクレームを入れることもなく別の美容室に行くタイプです。あそこのはあわなかったんだよなーって。




それと同じことがトリミングサロンにも言えるのではないでしょうか。原因はクレンジングやシャンプーや保湿剤の成分はもちろん。オゾンだったり炭酸泉だったりマイクロバブルだったりピーリング成分だったりが合わなくて痒みが出たり皮膚のバランスが悪化する場合もある。



その子に合ったお米を。



お米(商品)の産地や品種、研ぐ時間、水の割合、火加減。



把握してますか?



貴方の働いているサロンの生命線はドコですか?




その中に「BOKUMO.」があると嬉しいです。







さて、最後になりましたが商品紹介です。



BOKUMO.スキンケアローション(化粧品)

目的=保湿、抗酸化、抗糖化


全成分

水、ペンチレングリコール、PCA-Na、ヒアルロン酸Na、コメヌカスフィンゴ糖脂質、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCL、3−ラウリルグリセリルアスコルビン酸、アラントイン、メチルヘスペリジン、エクトイン、グルコシルルチン、グリセリン、オレイン酸ポリグリセリルー10、レシチン、コメヌカ油、クエン酸、BG


特徴としては数あるセラミド物質の中から「コメ由来セラミド」を採用。そう、定食屋は米が命。数あるビタミンC誘導体の中からも有能な子をピック。アラントインは言わずと知れたやつ。メチルヘスペリジンは糖化に対して。いつもの防腐剤フリー設計。もちろんヒトにも使えます。トリマーさんの肌が欲してるはず。きっと。


最大の特徴は「エクトイン」


さあ・・・調べるのです・・・





開発の際に様々な方面から「イヌにこんなスペックいるの?原価高すぎるんやけどいけるん?」みたいな心配をものすごくしてもらいました。




必要だから作るんですとごり押ししました。


ぼくの口座残高は3000円になりました。危なかったです。

取材費や研究費に使わせて頂きます。おなかがすいたらぼくの晩ごはんがアップグレードします。