見出し画像

目的を達成するには

世の中の風潮として「上司は部下を飲み会に誘うな」とか「仕事で飲みにいくな」とかって流れになっている昨今、ぼくもそれはある意味正しいことでどんどん推奨していきたいと思っています。でも例外はある。


昨日、トリマーという立場ながら獣医師先生方の飲み会に参加させて頂きました。最近岡山の獣医師の先生方とお話しする機会に恵まれて、だんだんとわかってきたことがある。




どうやら獣医師が集まる=呑む




というのが文化になっているみたいでした。



ぼくは皮膚科獣医師の先生と主にお話しをさせて頂いていたのですが、獣医師の先生方からするとぼくという存在は「文化の違う人間」。



文化の違う場所に入っていくのはとても勇気のいることだし、ひとつ間違えれば追い出されてしまうという事があると思います。



ぼくは基本的にはトリミング業界にいるわけですが、そこにいるときのぼくは今は中堅クラス。立ち振る舞いとしては少しだけわがままがきく。



今ぼくがやっているわがままは「飲み会に行ってもお酒を飲まない。基本的には懇親会にはいかない」。



ただ、それは「トリマー業界だからできている」こと。違うコミュニティに入るときにときにそれは「異物」として認識されてしまう。



ときに自分の目的のためには自分のスタンスを崩すときもある。



お酒弱くて本当に飲めないのだけれど、ぼくの目的が明確でその目的を達成するために「最短ルート」をいつもさぐるのだけれど、これから何かをしていくために「お互いを理解する」というのはだいじ。



お互いを理解するためにぼくが一番にすることは「その文化を知る」ということ。



すでに何かしらのコミュニティがあってそこの力を借りたいときにはその文化になじむ、そしてそこからだんだん自分の主張を出していくという作業が欠かせない。はじめから「これが俺だ」と言ったところで聞く耳をもってもらえないからだ。



クレイジージャーニーというテレビを観たことがある人にはわかると思うのだけれど番組で「異国の原住民の写真を撮る」ことを目的にしている「ヨシダナギ」さんはその民族の写真を撮るという目的のために同じ格好をしたり、同じ食事をしたりする。それがたとえどんなモノであっても。



そうすることによって最短で目的にたどり着く。



だからぼくは「その文化の人たちに信頼してもらうため」に無理をしてでもお酒を飲むこともする。それを卑怯なことだともゴマすりだとも思わない。



信頼が得られれば少しずつ「ぼくほんまに飲めないんスよ・・・」といってだんだん飲まなくていい環境を作りたいと思う。



ビールの中ジョッキ1杯。生まれて初めて飲んだハイボールは5杯。



昨日は家に帰ってめっちゃ吐いた。今日は頭がずっと痛い。



あと何回か吐いたら、飲まなくてもいい関係になれるかな。



目的のために。少しだけ我慢することも大事な気がしている。ぼくは大人だから。

取材費や研究費に使わせて頂きます。おなかがすいたらぼくの晩ごはんがアップグレードします。