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【げんじぶ】好きな歌詞を並べてみた

げんじぶの曲の好きな歌詞を並べて私が気持ち良くなるだけのnoteを書きました。
どこに対する需要もないけど気になる曲を見つけたり「ふーん」とか思ってもらえたら満足です。



柘榴

幸福を願うあなたに脅迫が理解るか?
隠し持った言葉、それでどうして嘘だと言えるの
待てど暮せど光は見えず 待てど暮せど光は見えず

大切な人を守るために不要不急の外出を控えよう!みたいな注意喚起が、自分の生業自体が不要不急にカテゴライズされてしまった人にとっていかに脅迫かっていう。それで本当に仕事を失う人が多くいたし、芸能界でお仕事する人たちも勿論そうで。幸福を願うあなたに脅迫が理解るかって、ここの表現すごい好き。
「待てど暮せど光は見えず」が本当に先の見えない暗さあってめちゃめちゃ怖い。


苟目(かりそめ)のオンライン許してよ
あなたの手もサヨナラ

有観客ライブが禁止になって個人の配信とかSNS更新で気持ちを繋ぎ止めるしか無くなって、そんな努力も虚しく人が去っていってしまう状況を表してる部分。苟目(かりそめ)はその場しのぎ、みたいな意味。これを演者が歌うの切ないし「許してよ、あなたの手もサヨナラ」ってとこ悲しい。
柘榴(ザクロ)はこの曲だけで1記事書けるくらい考察しがいがあるし好きな曲。



犬と猫とミルクにシュガー

不完全なんです 観念なんて 君は甘すぎんだ
わかってないね 徹底的に嫌い嫌い嫌い てごわい
残念反面教師にだって愛とかってあんだ?
角砂糖もう一つ 君のカップに落とした

この曲めちゃくちゃ好きなんだけど、どこがどう好きかってことをうまく文章化できない。とにかく最高の曲。聞けば聞くほど味がする。分かり合うって難しいなーみたいな。言葉にすると安っぽくなってやだ。



黄昏よりも早く疾走れ

紫外線も気にせずに僕らの夏は過ぎてった
制服を脱ぎ捨て笑いあった日々を
離したくない(どこにいるの)
忘れたくない(ここにいるさ)
「僕はここにいる」

ねえいつか 太陽が翳る前の三分間の残像
ゆらゆら時駆ける青い春
限界なんてほら 破り捨てればいいさ
僕ら今これからどこへいこう

翳す手からキラキラこぼれる光浴びて
振り返るなんてさ まだ早い気がしてる
黄昏よりも早く疾走れ

ああ 満たされないよ

日に焼けることも気にせず炎天下飛び出して「僕ら今これからどこへいこう」って、まだこれから何にでもなれるしどこへでもいける若さが眩しいし
こんなにギラギラして欲しいもの全て持ってるような強さがあるのに「ああ 満たされないよ」って最後のフレーズに痺れる。



夜夏

夜夏と昼夜は冬夏 雪と墨となり
沈み泣いて歌って噛んで憂いて背丈伸ばしたら
まだ見ぬ世界が見れるような気がしてた

日本語と音のハマり方がすごく綺麗だな〜と思って好きな曲。小説っぽい。



灼けゆく青

果てしないほど沈んでゆく毎日で
僕らは喪失感すらも失ってしまった
忌み嫌った苦渋すらも 蝉のやまない真夏すらも
懐かしく想えたその情景は 酷く素敵でした

物事の悲観的側面に惹かれるので、沈んでゆく、喪失感、とかマイナスワードのたたみかけを「酷く素敵でした」で締める感じめちゃくちゃ好き。



嗜好に関する世論調査

なんだっけ 結局は好きか嫌いか
ほっとく 沈黙が最大の防御だ

「沈黙が最大の防御」って、皮肉だけどそうなんよな。



藍色閃光

君の命は君だけのもんだ
息も忘れるほどの青い星で
何が怖くて声上げて泣いていたんだろう

ただ一瞬のその光を燃やすために日々を使い尽くせ
これからの未来を決めるのは神の仕業じゃない

こんなのアイドルに歌われたら泣いちゃうだろ。



545

正しさを飛び越えて 空走りで飛び込んで
昨日より冷たい空気に触れたい

満たされてたい なんかそれも嫌だ

遣る瀬無くて でも甘くて
手を繋いで 夢の中へ 
花と消えて 遠い記憶へ
だけど痛くて

停滞の歌なのかな。何があるかって言われるとなんもない。
前に進めない自分は嫌で、遣る瀬無かったけど、
最後「それでいいんだ」って受け入れてるから前に進んでるんだと思う。過去を振り返るのも感傷に浸るのも別に悪いことじゃないよね。



Run away

遠くに聞こえる無邪気な笑い声
夕焼けが窓を叩いた
それは紛れもなく片思いだと知った色

掛け違えてたボタンみたいに
間違えた場所からやり直せたら
何度でも「好き」と君に言えるだろうな

それでも答えは同じだろうな

「それは紛れもなく片思いだと知った色」←好き歌詞。



夏の二等辺大三角形

二人の背中 離れた場所で
何でもない帰り道でさえ
天の川みたいで溺れそうだよ

君が好きで 誰より君が好きで
本当は僕だけに笑っていて欲しくて

幼馴染の三角関係を夏の二等辺大三角形って星座みたいに例えたり、切なくて甘ずっぱくてロマンチックで可愛い。最後の「言い聞かせるにはまだ“早”すぎる」が良い。



貴方に溺れて、僕は潤んで。

目の前が歪んでいく
ぬるい雨が染み込んで僕が潤んだ
さあ 燻んだ藍色の世界で溺れてしまいましょう

貴方に恋をしたあの日から
夢を見た なんて僕は愚かだったのだ
もう愛?を知った日々を全部壊してよ
全て貴方の手で

それは凛と滑稽に はぁ 枯れていく

違うけど太宰治の小説みたいな良さある。違うけど。ポエミー。サビの最後「それは凛と滑稽に はぁ 枯れていく」っていう言葉のリズムの良さと音のハマり方大好き。



Mr.Android

心が足りないの 恋心のメモリーがないよ
僕は何者なんだろうな
願ってしまうんだ 僕が人間ならばなんて

人形が心を持っちゃう感じの物語だいたい好きだから「願ってしまうんだ 僕が人間ならばなんて」って歌詞性癖。げんじぶの顔に「僕はミスターアンドロイド」って歌われたら せやな としか言えない。



半分相逢傘

ずっと前から好きになってた
なんて気持ち飲み込んだ

どこまでも どこまでも 報われない関係
いつまでも いつまでも 続かないでしょ

一夜の過ち。「今夜“だけ”は愛し合って」って、なかなかドロッとした歌詞でびっくりするけど
最後「どこまでも報われない関係、いつまでも続かないでしょ」ってフレーズでそれまでと印象ががらっと変わる。
間違った二人の関係を揶揄するようにして終わるところがパンチ効いてて良いなと思う曲。



ネバーエンドロール

「はじめまして」物語の1ページ目読み返す
どんな出会い方しても最後は決まってる
だけど恋に落ちてしまう運命なんだ
悲しい脚本だね

死ぬほど悲しくて暗い感情を、明るい曲調でごまかしてる感じ まじでaiko。(?)
結末はバッドエンドに終わったけど、まだ全然好きなんだろうな。
「その2文字 言ってよ」って最後のフレーズが切なすぎ。ネバエンは本当に名曲だと思う。すべてのドルオタに聞いてほしい。




げんじぶの曲の好きな歌詞を並べて私が気持ち良くなるだけのnoteでした。
曲の歌詞を見て楽しんでることが多いので、げんじぶはどれも曲が意味深で楽しい。こういうことかな、ああいうことかな、とか色々考察する余白があって嬉しい。余白といえば「余白のための瘡蓋狂想曲」もめちゃめちゃ良かった、上にあげきれなかったけど。まだまだ好きな曲が沢山ある。

これからも楽しみです。もくちゃんおかえり〜♪

終わり。


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