見出し画像

【エッセイ】物語の中で暮らしたい

どうも文章にして何かを伝えるということが苦手で、せっかく登録したnoteも更新せずに前回から2年が過ぎていた。
下書きには、参加した展覧会についてや、この更新しなさを打開するため始めようとした「読書感想」などが溜まっているが、まだ完成はしていない。

自分の制作では、1枚の平面を通して考えを伝えることが主体だが「コンセプトを”言葉”にして伝えること」が不要な訳ではなく、どんな作品であろうとも、むしろ大切な事だと思っている。
なのに自分の思ったこと、考えたことをきちんと伝えられないというのは深刻な問題である。

話は変わるが、私は今「図書室で暮らしたい」という辻村深月先生のエッセイを読んでいる。タイトルに共感し手に取ったが、内容は更に素晴らしい。といってもまだ読んでいる途中なのだが、きっと読み終えてもその考えは変わらないだろう。辻村先生の物事への捉え方や考え方が素敵で、また最初の方に出てくる「なみせん」という話を読んだ時に、日常に物語のような輝きを持たせるのも自分次第なのだなと感じた。

「図書室で暮らしたい」に共感したこともそうだが、私は本を読むのが好きだ。本はもちろん漫画もアニメもドラマも舞台も…私は物語の世界が好きなのだ。
辻村先生のように、もし自分の日常を物語の世界のように変えることが出来たら、どんなに素敵だろうか。
そして辻村先生が小説家として表現する言葉を探すように、私も難しいかも知れないが、アート作品を創る者として表現する言葉を探したいと思った。

そんな影響もあり、当初は参加した展覧会や作品について書いていこうと始めたnoteだが、この現状を打破するために、そして鉄は熱いうちに打てという事で、今日から「エッセイ」を始めようと思う。どんな文章になってしまっても良いから、何かしらを形にしようと決めた。週間エッセイのように頻度高くは出来ないだろうが、のんびりと進めていきたいと思う。タイトルは「図書室で暮らしたい」に準えて「物語の中で暮らしたい」として。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?