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タイトルホルダー復活の狼煙?(オールカマーふりかえり)


はじめに

 この秋から、予想やふりかえりの形式を変えようと思っています。客観的な目線から馬券を当てたいという気持ちはもちろんありますが、最近は好きな馬を自分なりに応援したいという気持ちの方が強くなっていて、それに沿うような形を模索していきます。

 今年のオールカマーは、春天を競争中止したタイトルホルダーがどのような走りを見せるかという点に注目していました。そのため、ふりかえりも主にタイトルホルダーの視点から行います。

ラップグラフ

集計:12~22オールカマー(中山開催)10戦

タイトルホルダー(2着)

 オールカマーのラップを見ると、前半6Fまでは比較的平均ペースで進みましたが、7F目から急加速し、ラスト5Fが11.5-11.5-11.6-11.5-12.4と、まったく息の入ることのない、高い持久力を要求される展開になりました。

 これは、リズム良く逃げるタイトルホルダーに対して、それまで中団に控えていたハヤヤッコが2番手まで進出し、強いプレッシャーをかけたためです。先行勢にとっても、意外なまくりが入ったことで、リズムを崩した馬はあったのではないでしょうか。

 タイトルホルダーにとっては、スタート直後も押してハナを取りに行っており、今回の出走馬の中では1番厳しいレース展開を強いられたと思います(逃げ馬の宿命ではありますが)。

 そんな展開不利の中、有馬記念のように直線で力尽きて下がってしまうことなく2着に踏ん張った姿に、「タイトルホルダーらしさ」を感じて安堵しました。ただし、2022年の宝塚記念で見せたような、圧倒的なスタミナで他馬をすり潰す怪物的な走りではなかったのも事実です。

 では、次走で真のタイトルホルダーが見られるかどうか、ということが気になります。今回はあくまで前哨戦ということで、まだ仕上げ途上でしたから、より強い調教負荷がこれから掛けられていくのは間違いありません。
 
 しかし、ハードな展開をむしろ善戦してしまったことから、体にダメージが入ってないかが心配です。自分から見るタイトルホルダー像は、一戦一戦に全力を尽くす真面目な馬で、それだけに他馬よりも疲労が溜まりやすいと勝手に思っています。

 ただ、どこに出走しようと、相手が誰であろうと、この馬が走るのをやめるまでは追いかけると決めています。
(ᐡ`•ﻌ•´ᐡ)ガンバレ!!

ローシャムパーク(1着)

 外枠から馬なりで中団~好位へ。ハヤヤッコが作る乱ペースにも付きあわず、前目でじっくり脚を溜めたことが結果に繋がりました。多分ルメールはタイトルホルダーのことはまったく気にせず、ローシャムパーク自身の強さを信じていた印象でした。

ゼッフィーロ(3着)

 タイホとローシャムが残ってるので前崩れとは言えないまでも、やや前に厳しい流れを中団から差して3着と伏兵ぶりをアピール。こちらも乱ペースにつきあわず、3角ではむしろポジションを落としていたのが功を奏したと思ってます。


 このノートが楽しめましたら、ぜひ「スキ」を押していってください。次回のモチベーションになります。

 メジロマックイーン対トウカイテイオーの天皇賞・春が、競馬に関する最初の記憶。母がテレビ観戦しているところを、興味なく横目で見ていた。レース後、母は嘆いていたから、トウカイテイオーを応援して馬券を外したらしい。

 数年後、ウイニングポストやダビスタに触れ、本格的に競馬に目覚める。ナリタブライアンからディープインパクトまでの時期に熱中。一番好きな馬はヒシミラクル。2022年には牧場まで出向き、十数年越しに初めての対面を果たした。

 ディープインパクトの引退と時期を同じくしてプライベートが忙しくなり、しばらく競馬から離れる。それでもオルフェーヴルの凱旋門賞チャレンジは、リアルタイムでテレビ観戦した。

 ウマ娘ブームをきっかけに本格的に競馬に帰還。以後、予想記事を書いたり、血統を調べたり、牧場見学に行ったり、一口馬主になろうとしたりと、競馬が趣味の中心となりつつある。

 犬と馬が好き。

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