はじめに

いぬたい
　今回は朝日杯FSのふりかえりをやっていくよ。

助手
　いまさら、なんでこのタイミングなんですか？遅いですよ！

いぬたい
　いや、今日の共同通信杯に、朝日杯1着のジャンタルマンタルと、2着のエコロヴァルツが出るから、その予想をかねてさー・・・。

助手
　まあ、いいですけど、「いいね」もらえなくても知りませんよ。

いぬたい
　ノートは「スキ」だけどね。

助手
　どっちも同じですよ！みなさーん、今日は「スキ」押さないでいいですからねーー。

ラップグラフ

いぬたい
　昨年の朝日杯は、シュトラウスの我慢が効かず、3F目こそ速いラップになったものの、おおむね10年平均に似た瞬発力勝負になった。瞬発力勝負とはいっても、勝ち馬の上がりが34.8だから、東京マイルでよくある33秒台のキレキレの末脚ではなく、じっくり伸びてくる堅実な末脚が求められたことになる。

助手
　いわゆる、カミソリとナタに例えられる切れ味の違いってことですね。

いぬたい
　うん。1着ジャンタルマンタルはナタタイプ。

ジャンタルマンタル

いぬたい
　この馬はとにかく競馬が上手い。スタートは速いし、馬群で慌てず騒がず折り合うし、直線で反応よく加速できるし、完成度の高さが抜きん出ていた。皐月賞向きだなって思ったよ。

助手
　直線の短いコースの方が合ってるということですね。

いぬたい
　溜めれば切れるかもしれないけど、現実問題として33秒台の脚はまだ見せていないから、東京コース初めてで1番人気なら、頭からは行きたくない。

助手
　G1馬ですが、あまり評価していませんか。

いぬたい
　見てる側のバイアスもあるとは思うけど、完成度の高い2歳馬が好位抜け出しで勝つと、伸びしろが感じられなくて強く見えないんだよね。朝日杯終了時点でのジャンタルマンタルへの評価としては、「皐月賞向き、ダービー不向き、まだ他にクラシックの有力馬は出てくる」という感じ。

助手
　なるほどー。どの馬もそうでしょうけど、共同通信杯が試金石ってことですね！

エコロヴァルツ

いぬたい
　スタート普通に出て、武騎手も最初は前に取り付こうとしたんだけど、馬がかかりそうな気配を感じたのかな？やっぱやめたって手綱を抑えたら、そのままズルズル下がっていった。

助手
　結局は最後方からの競馬となりました。

いぬたい
　直線を向いて大外に出したけど、なかなかギアが入らない。ステッキが3発4発入って、ようやく馬が本気出した。ジャンタルマンタルには届かなかったとはいえ、他のライバルはごぼう抜きしての2着。距離も脚の使い所もムダが多い競馬だっただけに、伸びしろはたくさんだね。

助手
　それではクラシックの展望を教えてください。

いぬたい
　エンジンのかかりが遅いから、マイルよりは中距離、追込よりは先行の方が良さそう。それこそ、ジャンタルマンタルみたいな馬に成長するのが理想。でも、同型だとジャンタルマンタルには敵わなそうだし、クラシック候補と呼ぶにはまだ早いかな。

助手
　あれ、褒めていたと思ったら、一転して厳しい評価になりました。

いぬたい
　エコロヴァルツの雑な競馬で2着に来れるあたり、朝日杯のレベルを疑ってるというのが本音なんだよね･･･。

助手
　じゃあ、この2頭が共同通信杯でどのような走りをするか、見ものですね！

いぬたい
　このノートを楽しんでいただけましたら、ぜひスキを押していってください！今後の励みになります！ありがとー！！

助手
　みなさーーん、こんな遅いふりかえりに、スキなんて押さなくていいですからね！！！！！！