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最優秀主演女優賞選考会(エリザベス女王杯 23 ラップ分析)


はじめに

 今週はぶっちゃけ、エリザベス女王杯どころではないんですよー。

 同日、京都競馬場で初めて出資馬がデビューするんです!交通手段・ホテル・競馬場の指定席、すべて予約済みで、京都5Rの新馬戦のために、前日入りしてコンディションも整えるという完璧な段取りです!

 出資馬はバヌーシーのウィープディライト。ライバルにはジェンティルドンナの娘やら、パカパカファームの評判馬やら、エリ女に出走するライラックの弟やらと、なかなか相手も揃いましたが、がんばってほしいです!

 で、エリ女もついでに観戦できるので、当日に馬券で悩まないよう、週のなかばのうちにゆるっと予想をやっておきました。

ラップグラフ

集計:エリザベス女王杯 08~19 京都・良稍重開催10戦

・京都外回りで開催。ラスト4Fが下り坂+平坦な長い直線ということで、前が止まりにくい。差し追込馬でも、3コーナーまでにある程度はポジションを上げておきたい。

・瞬発力勝負とはしたが、下り坂で速度を稼げることから、瞬発力不足を補えるコース形態といえる。馬自身の加速力が多少足りなくても、先行脚質でトップスピードを長く維持できるスタミナのある馬の人気がなければ狙いたい。

・反対に、後方から上り最速で勝てる切れ味ばかりが鋭い馬が人気するようであれば、切ることを考えてみる。

気になる馬

マリアエレーナ

 前走は牡馬混合のオールカマーで0.2差の4着。地味だけどずっと強いのがこの馬。瞬発力勝負よりは、小回りで持続力を活かせる舞台に適性を感じるものの、スタートに不安がなく、すんなり先行できる操縦性の高さが最大の魅力。前で競馬をして粘り込むことができれば面白い。なお、調教動画では一番よく見えた。全身を使った伸びやかなフォームで、リラックスしながらダイナミックに動いており、一気に対抗評価へ格上げ。

サリエラ

 前走の新潟記念では、出足がつかなかったとはいえ、これといった見せ場もなく、初の掲示板外となった。とはいえ、京都中長距離ならディープインパクト産駒は外せない。父から鋭い末脚とトップスピードを維持できるスタミナを受け継いでおり、東京や新潟でも強いけど京都の方が合うはず。母父ロミタスはニジンスキー直系のドイツ馬で、こちらもやはりスタミナタイプ。血統面からはこの馬が一番推せる。

ディヴィーナ

 前走は、1800mの府中牝馬Sで逃げて快勝。マイル重賞を戦ってきただけあって、テン3Fが35.9という遅いペースでは行きたがってハナを切ってしまったが、かえって今回のエリ女に向けてはいい経験を積めた。2200mを走り切るには、1800mよりも中盤をゆったり走る必要があり、依然として気性面の心配は残るものの、前走で逃げて最後まで手を抜かなかったところを評価している。

本命

ライラック

 昨年のエリ女での2着は、重馬場で前潰れの展開を、後方からの追込がはまった競馬で参考外。それよりも、前走の府中牝馬Sで0.1差の3着に入った走りが好印象。前が壁になって仕掛けが遅れたことを差し引いても、一瞬の加速力は明らかに見劣りしていたが、トップスピードに乗ってからは長くその脚を維持できており、1800mではスタミナが余っている印象を受けた。父オルフェーヴルということで、距離延長は歓迎なはず。今回も先行できれば、加速力不足を下り坂で補い、トップスピードのままゴール板を駆け抜けられる。

おわりに

 能力的にはジェラルディーナが頭一つ抜けているとは思いますが、このところレースでずっと入れ込んでて出遅れ癖がついているため、後方からは届きづらいコース形態ということを考慮すると、わりと実力伯仲のように見えました。

 人気的には2番手集団になりそうな4頭を挙げましたので、ここで的中させて、京都遠征の費用を回収したいところです!

 このノートを楽しんでいただけましたら、ぜひ「スキ」を押していってください。次回のモチベーションになります。


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