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史上最強馬の証明(ジャパンカップ 23 ラップ分析)


はじめに

 今週も出資馬がデビューします!馬はバヌーシーのドリームクルーズ。もともとは土曜日がデビュー予定だったのですが、抽選除外になって日曜日のジャパンカップデーにスライドしました。

 人が多いのでレースが見づらそうなのが懸念ですが、現地まで行って全力で応援して来ます!!新馬戦が終わったら帰宅して、ジャパンカップはテレビで観ます。

ラップグラフ

集計:13~22 ジャパンカップ 10戦

・持続力勝負としたが、瞬発力(ラスト3Fの速度)も底力(スタミナが尽きても走り続ける精神力)も必要で、高い総合力を求められる日本競馬を象徴するコース。

・特に今回は、パンサラッサとタイトルホルダーという強力な逃げ馬がいるため、引き締まったラップで、瞬発力よりも持続力や底力が求められると予想。超強力な馬はいるが、スピードとスタミナを両立させている穴馬を見極めたい(シャフリヤールがいてくれたらなあ)。

イクイノックス

 これまで、リアルタイムでナリタブライアンディープインパクトオルフェーヴルという3頭の三冠馬を見て来ましたが(コントレイルのときは競馬から離れていました)、秋天のイクイノックスは最低でも彼らと同等、もしかしたらそれ以上と思わせるほどの凄みがありました。つまり、史上最強馬まで届き得るほどの脚力に見えました。

 昨年の宝塚記念で、パンサラッサが引っ張る超ハイペースを番手から突き抜けたタイトルホルダーからも近いものを受けましたが、あの時はまだ「神馬の世界の入り口に立っただけ」という印象でした。

 それからたった1年ほどで、タイトルホルダーの衝撃を塗り替えていく馬が現れるとは思ってもおらず、それだけに秋天のイクイノックスは凄まじかったです。

 リバティアイランドなら斤量差があるから有利かな、と思っていた時期もありましたが、イクイノックスはあれほどの走りを見せて、なお底を見せていないことから、素直に心の本命に抜擢します。

 ただし、史上最強馬を証明するのであれば、このジャパンカップで最低でも勝利。できれば圧倒的なパフォーマンスを見せることが条件です。1戦だけの大駆けでは、神馬の仲間入りすることはできません。相手は三冠牝馬リバティアイランド、相手にとって不足はありません。

リバティアイランド

 リバティアイランドもまた、20年に1頭の伝説的な名馬であることに疑いはありません。来年の古馬G1戦線のメインヒロインでしょう。

 オークスのラスト3Fの加速ラップ(12.0-11.6-11.5)は、2着のハーパーに6馬身差をつけても、なお余力があったことを示しています。このことから、イクイノックスが最低でもディープインパクト級だとするなら、リバティアイランドは最低でもアーモンドアイ級と評価しています。並みのG1牡馬では歯が立たないでしょう。

 もちろん、対イクイノックスとなると真っ向勝負では分が悪いと思います。しかし、あと1か月ちょっとで古馬になるリバティアイランドが、牝馬ということもあって、イクイノックスとの斤量差は4キロ。かなりのアドバンテージをもらいました。

 1キロ差という斤量は、1600mで1馬身差に換算できるとされています。では、4キロ差を2400mで換算すると、2400÷1600×4=6馬身差となります。同斤量なら6馬身差で負ける相手に同着できるハンデと考えると、かなりやれそうな気がしてきます。少なくとも、イクイノックス以外の馬に遅れを取ることはなさそうです。大人しく心の対抗とします。

配当チェック

 そんな感じで、◎イクイノックス ○リバティアイランド という心の本命対抗のままに馬券を買うと、配当は以下の通りです(前日21時くらいのオッズ)。

単 勝 1.4倍
複 勝 イクイノックス   1.1-1.1倍
    リバティアイランド 1.1-2.4倍
馬 連 2.0倍
ワイド 1.3-1.4倍
馬 単 2.7倍

 うーーーーーーーーん。穴党としては何とも渋いオッズです。強いて言うなら、リバティアイランドの複勝に賭けておいて、イクイノックスが飛んだら2倍つきそうなのが妙味あるかなあ、どうかなあという数字です。

 なので、今回のジャパンカップは、イクイノックスとリバティアイランド以外に馬券に絡む、最後の1頭をバシッッと選出し、3連単を絡めて勝負するのが楽しそうという結論になりました!!!

ダノンベルーガ

 ここからが本題です!その1頭にはダノンベルーガを指名しました。心情的には推しのタイトルホルダーとしたいところなのですが、馬券に私情を挟んではいけません。ちゃんと予想しました。

 前走の秋天をふりかえると、スタートぽんと出て自然に中団後方を追走。直線に入って仕掛け開始。進路取りに手間取ったものの、前が空いてからは猛然と進出し、最後まで脚を伸ばし続けました。

 イクイノックスは別次元の存在だから無視するとして、先着を許したのは、自分より後ろで競馬をしていたジャスティンパレスとプログノーシスだけ。ハイペースを早仕掛けして4着と、ちょっとしたレースの綾で2着になっていてもおかしくない内容でした。

 血統的にもかなりバランスがいいです。東京中距離に強いハーツクライが父。ハーツクライは母父トニービンの影響で、古馬から強くなる中距離戦における持続的な末脚という2つの特徴を産駒にも良く伝えます。

 母父はインリアリティ直系のティズウェイ。インリアリティは圧倒的なスピード能力を伝えるとされ、ダノンベルーガのスピードの源泉かもしれません。その代わり、適性距離がやや短くなる傾向にあります。

 しかし、母系にはニジンスキーやレインボークエストといった欧州のスタミナ種牡馬だけでなく、エーピーインディ― ~ シアトルスルーというアメリカのスタミナ種牡馬も入っています(この父子はアメリカの菊花賞にあたるベルモントS、ダート2400mを勝利しています)。

 このように、日米欧それぞれの良質なエッセンスが詰め込まれたのがダノンベルーガという馬であり、もし幼少期の大怪我がなければ、当たり前に今以上の実績を残してきたはずです。気合いの単穴・ダノンベルーガに今年のジャパンカップは託します!

配当チェック2回目

複 勝 ダノンベルーガ 2.2-7.6
ワイド イクイノックスーダノンベルーガ 3.2-4.3
    リバティアイランドーダノンベルーガ 5.2-7.4
三連複 7.5倍
三連単① 1着 イクイノックス
     2着 リバティアイランド
     3着 ダノンベルーガ   13.3倍
三連単② 1着 リバティアイランド
     2着 イクイノックス
     3着 ダノンベルーガ   29.6倍
三連単合成オッズ 9.1倍

 ようやく勝負したいオッズになりました。ダノンベルーガ複勝も良さそうですが、2強が順当にワンツーならリターンは2.2倍とうまみなし。であれば、リバティアイランドとダノンベルーガのワイドで最低5倍を狙いたいところです。

 2強のどっちかが飛ぶ可能性を考えると、三連複7.5倍一本勝負と、三連単合成オッズ9倍の一本勝負は、リスクのわりに妙味が少ない。三連単なら高めの②だけにする方が好みです。

 結論、リバティアイランドーダノンベルーガのワイドに90%、最大リターン狙いで三連単②に10%の資金配分とします!

おわりに

 あまりにカチカチのレースになりそうなので、なんとかリターンを考えていたら、買い目まで調べる羽目になりました。ここまでやってなんですが、正直、買わない方がいいレースだと思っています。
ฅᐡ•ﻌ•ᐡฅ

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1位 イクイノックス異次元レコード、史上最強馬へ
2位 タイトルホルダー圧巻逃げ切り、止まらぬ鞍上の涙
3位 怪物ドウデュース復活、府中に響く戸崎コール


世紀の一戦、楽しみましょう!


 このノートを楽しんでいただけましたら、ぜひ「スキ」を押していってください。次回のモチベーションになります。

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