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ピアノ・スケッチ #5 《ふるさとのうた》 ピアノ・ソロ

いぬとぴあ
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今日久しぶりに父と電話で話をした。

わたしのふるさとは宮崎の都城というところだ。
いつも、どこからでも霧島山という山が見える。

電話口の父は、仕事でなんかあったらしくて、ちょっと疲れ気味で元気がなかった。
だけど「ちゃんとおまえの人生を生きろよ」みたいなことを話してくれた。
別にそんな文字どおりの台詞を言ったわけじゃなくて、話したのは、近ごろあったことやこれからのことなんかの、他愛のない話だ。

でも、電話を終えてひとり静かになったとき、わたしが父から受け取ったのはそんなメッセージだったんだと、なぜか思えた。

なぜかは分からない。
だけど、じわじわと父のこころが、夜の静けさを満たしていった。



なんだか少しセンチメンタルになって、わたしのふるさとのこと、ふるさとを見守る霧島山の風景を想いながらピアノを弾きました。



ピアノ・スケッチは、即興でぽつぽつとスケッチを描くようにピアノを弾く、そんなシリーズです。

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