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YouTuberカジサックの魅力 ~テレビよりも面白いバラエティー動画~

最近は、テレビを観る感覚でYouTubeを観ている。
YouTubeは、好きなチャンネルや人を、観たいときに観たいだけ、どこにいても観られる。
テレビは、本当に観なくなった。夕食時の暇つぶしに付ける程度だ。かつては、島田紳助の『行列のできる法律相談所』やとんねるずの『みなさんのおかげでした』は、必ず観ていたが、今はもう観る番組がない。

そして、テレビを観なくなった最大の理由は、YouTubeでラファエルを観るようになり、それをきっかけにヒカルやカジサックにも、はまったからだ。

テレビがスポンサーへの忖度で刺激的な番組を減らした一方、YouTubeチャンネルの質は著しく上がっている。

昨年の10月からキングコング梶原雄太が始めたチャンネル『カジサック』は、その典型だ。
梶原が新米YouTuberカジサックとして、面白企画に挑戦したり、仲間の芸人や有名YouTuberとコラボしたり、家族のキャラクターを引き出して楽しんだりするチャンネルだ。

全国に名の通った芸人がここまで本気でYouTubeに取り込むのは、おそらく初めてなのではないか。
中には、テレビ番組よりも、はるかに面白い動画が出来上がってくる日もある。

昨日、カジサックがインパルスの堤下敦の実家に遊びに行き、堤下から料理を学ぶ動画は、確実にテレビ超えしている。

【準レギュラー記念】堤下さんの実家に突撃しました

2人とも、強烈な個性を持っているため、テレビやマスコミからは叩かれることが多いのだが、芸人としての実力は突出している。

それは、上記の動画を見れば納得できるはずだ。
この動画では、終始カジサックが高速でボケ続け、それを1つ残らず堤下が高速でツッコんでいく。
しかも、すべてアドリブという離れ業である。

それを日常の風景の中で、ここまで鮮やかに芸として昇華した動画は、テレビでもまず見つけられないほどだ。

ボケとツッコミの天才同士だからこそできる芸当であり、これを観てしまうと、テレビは観ていられない。

これまで度々カジサックのチャンネルに登場していた堤下は、この動画から正式に準レギュラーになるのだという。

思えば、堤下敦は、交通事故を起こしたことをきっかけに2018年9月まで謹慎していた。
復帰の場として初めてのメディア登場が下記の動画だった。

復活・インパルス堤下が独占激白

前半は、堤下の謝罪会見。後半は、堤下とカジサックの即興コントというYouTubeらしい構成。
堤下の才能をカジサックがうまく引き出す復活動画である。

そして、その動画をモチーフにしてアンタッチャブル柴田英嗣が大活躍する動画がこちら。

【ドッキリ】アンタッチャブル柴田さんが大暴走。。

これは、カジサックが堤下と同じように、柴田からツッコミを学ぶコントをしようとしたところ、柴田がツッコまずに、ボケ続けるという逆ドッキリを仕掛けて、稀に見る面白動画となった。

カジサックも、堤下も、柴田も、お笑いの才能が突出しているが、それを巧みにさばける相方がいてこそ、その才能が生きるタイプだ。
ゆえに、能力が低くてかみ合わない人が相手だと、うまくいかない場合がある。

つくづく、お笑いは、パートナーが大切だと思い知らされる。
YouTubeだと、自分が合う相手と一緒に動画を作ることが可能だ。ゆえに、カジサックは、自らと相手の双方を最大限に生かす動画を作れるYouTuberとして大きな人気を得ているのである。

そして、カジサックのもう1つの武器は、家族とスタッフにもいいキャラクターが揃っていることだ。

美人でお笑いにも対応できるヨメサック(妻)や、個性豊かなコサック(子供たち)、センスあるスタッフの山口トンボ、ヤスタケなど。

特に面白いのは、ひょうきんキャラで、いつもふざけている次男のコジサックだ。

【ゲーム】子供達とマリオパーティーやってみた

この動画の後半は、まさに理屈抜きで笑い続けてしまう面白さがある。こんな子供から大人まで理由なく笑えるばかばかしい面白さは、貴重である。

カジサックの動画は、チャンネル開始以降、ほぼ欠かさず日々観ている。
最初は、テレビに出ている芸人がYouTuberをやるという挑戦を批判的な目で見る人も多かったが、カジサックは、それを実力で覆し、今や70万人を超える登録者を集めている。

今の勢いなら、2019年末までに登録者100万人突破という壮大と思われた目標は、夏頃には達成できるだろう。
そして、カジサックをきっかけに、テレビに出ている芸能人が今後、YouTuberとして力を入れ始める流れが来そうである。

だが、カジサックほどYouTuberの適性を持っている芸人は、数少ないのではないかと思う。
それほど、YouTuberカジサックの動画は魅力的である。

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