見出し画像

大統領選挙の年のS&P500、NASDAQ100の動き②2016年トランプvsヒラリークリントン

2024年は大統領選挙の年です。大統領選挙のS&P500の平均月別リターンについては、こちらにまとめました。

過去16回の平均をとると、おおむね1-3月不調、4-8月好調、9月10月不調、11月12月好調というサイクルでした。

上記平均を構成している16回が具体的にどのように進展したのか、詳細にみていきます。

2016年 トランプ VS ヒラリークリントン

前年12月中旬にリーマンショック以降、9年ぶりとなるゼロ金利政策解除、0.25%の利上げが行われ、軟調なスタートで始まりつつ、6/24にBrexitが発生したり、WTI原油やドルが数年来の安値を記録するなどした年でした。

月別リターン(S&P500)

週足チャート

FFレートは12月中旬まで0.5%に据え置き。利上げの影響か、1月に下がり2月3月で戻し、4月-8月期は7月は4-6横ばい、7月上昇、8月横ばい、9月10月はやや下がり、11月12月で戻した形になります。

1-3月期

最初の利上げから大体2か月近く下げ続け
S&P500は年初から11%、前年高値から16%
NASDAQは年初から13%、前年高値から20%の下げとなったものの、
その後1.5か月かけて年初来に戻してきました。
スーパーチューズデーが3/1に開催され、民主党がヒラリークリントン、共和党がトランプが首位に立ちました。

4-8月期

年初価格に値戻しして迎えた4-8月期ですが、6/25のBrexitとその反発、7月の上昇を除いて、おおむね横ばいに終わりました。
民主共和両党の全国党大会はS&P500の上昇が終わってから、NASDAQの上昇の後半で開かれ、値動きへの影響は見られません。

9月10月

レイバーデー明けでどちらも小幅に下落するも、S&P500もNASDAQも横ばいとなる

11月12月期

それまでの支持率の推移などからヒラリー確実とみられていた中、トランプに決まり大きなサプライズとなったが、S&P500は7%程度の上昇、NASDAQも3%程度の上昇に終わった

まとめ

16回の平均である、1-3月不調、4-8月好調、9月10月不調、11月12月好調に対し、1-3月横ばい、4ー8月やや好調、9月10月やや不調、11月12月好調という結果となった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?