【NARUTOの名曲】「悲しみをやさしさに」が心を楽にしてくれた
こんにちは。
都内でひっそりと生きる専業主夫です。
3連休も終わりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
東京はまだまだ寒いので、私たち夫婦は家でのんびりと過ごしました。
以前の記事でも挙げましたが、現在私たち夫婦は「NARUTO~疾風伝~」のアニメにハマっています。2人とも原作は全巻読破済ですが、アニメはちゃんと見たことがなかったので新鮮です。
平日は夜ご飯を食べながら、土日は昼~夜まで見ていることが多いです。
基本的に私たちはオタク気質で、ハマったものにはひたすら集中できるタイプなので、ぶっ続けで3時間くらい見ていても苦ではありません。
ちなみに日曜はNARUTOも含め、急遽アニソンが歌いたくなり、良い年して近所のカラオケで9時間歌い続けるという、頭のおかしい夫婦です。w
読者の中には「NARUTO」について知らない方もいると思うので、Wikipediaの引用ですが、軽く紹介させていただきます。
1.NARUTOとは
あらすじ
私が今30台前半なのですが、ちょうど少年編のアニメが小学4年生の頃くらいに放送されており、テレビで見ていた記憶があります。
その後も放送は続いていますが、中学に入り部活動や受験勉強が忙しくなると共に見なくなった覚えがあります。
ちなみに、私が人生で初めて買ったCDアルバムがFLOWの「GAME」というアルバムなのですが、これにはNARUTO~少年編~で使われていた名曲「GO!!!」が収録されており、まさにNARUTOの影響を受けています。
同世代とのカラオケで歌うと、盛り上がること間違いなしです。
日本だけでなく、世界中でNARUTO旋風を巻き起こす
これでもほんの一端に過ぎないのですが、世界中で大旋風を巻き起こしていることが分かります。私も少年漫画ではNARUTOが最も好きで、アニメの完成度も非常に高いのが特徴です。
私が思うNARUTOの魅力
なぜ、ここまでNARUTOが世界中で大人気になったのか?
これまで散々語られているとは思いますが、私が思うのは以下の理由です。
そして今回、記事で取り上げようと思ったのは、アニメ少年編のOPで使われている「悲しみをやさしさに」という曲についてです。
この曲は2000年に結成し、2010年に活動休止した「little by little」という男女2人組ユニットのメジャーデビューシングルで、デビューシングルでありながら初のオリコントップ10入りを記録しています。
基本的にボーカルやギターをhideco氏(女性)、作詞作曲キーボードなどをtetsuhiko氏(男性)が手掛けています。
それでは歌詞を見ていきましょう。
2.「悲しみをやさしさに」
歌詞について
hideco氏の力強くも哀愁のある歌声、tetsuhiko氏の作るメッセージ性のある歌詞、そして曲の映像が見事に掛け合わさり、の本当にNARUTOの世界感にマッチしているのです。
子どもながら、この曲を初めて聴いた時に鳥肌が立ったことを覚えています。今でもカラオケに行けば必ず歌う曲です。
アニメのタイアップの曲なのでNARUTOの世界感に合わせて作られた曲ではあるのですが、大人になり、今の専業主夫という立場で聴くと、自分に置き換えてしまい、涙腺が緩んでしまうのです。
一度きりの人生において、「本当になりたい自分」、「大事な物」とはなにか
まずは歌詞のこの部分。
NARUTOでキーとなるキャラクターは、大半が幼少期頃大きな苦しみを味わい、それに立ち向かって成長していきます。
私は今でこそ専業主夫という立場ですが、大学卒業後は8年ほど営業職をしていました。
1社目では約6年勤務して順調にキャリアを築いていましたが、円錐角膜という眼の難病を患ったことや、上司からのパワハラがきっかけで退職に至りました。
その後は1年間職業訓練校に通い、資格を取って違った業界を志すも、無職期間中の金銭面の不安から数百万円の投資詐欺に遭ったことで、仕事やメンタルに不調をきたすようになりました。
その後は転職を繰り返し、ある時出勤中の電車の中で気絶したことをきっかけに、メンタルクリニックで適応障害との診断を受け、今に至ります。
私の両親は高齢で、大学を出ておらず、父にいたっては中卒です。時代柄2人とも兄弟が多く、幼少期は貧しい日々を過ごしたようです。
そして、高度経済成長やバブル崩壊という激動の時代を乗り越えて働いてきました。その中で父は会社が2回も倒産し、住宅ローンが払えなくなり、一時期は自殺も考えたようです。
両親は私に同じ苦しみを経験させたくないという気持ちから、子どもの頃から過保護気味に塾や習いごとを沢山受けさせてもらいました。
親からの期待に応えたい、という気持ちが根底にあり、高校・大学とそれなりに難関校に進学し、今の妻と結婚し、20代半ばまでは順調満帆な人生を歩んできました。
ただ、今回私が適応障害と診断されたことで、両親の態度が急変します。
正直、かなり辛かったです。
しばらくは親との連絡を絶ち、自分を責めることが増えました。
元々気にしやすい性格だったので、過去にあったことを考え出すと眠れなくなり、睡眠薬を飲まないと眠れなくなりました。
ただ、そんな辛い気持ちを和らげてくれたのが妻の言葉でした。
この言葉にどれだけ救われたことか。
そして、海外出張もある忙しい妻の負担を軽くするために、家事全般を引き受け、精一杯支え、愛し続けることを誓いました。
「愛情」は形がなく見えないものです。
環境を変えて、悲しみをやさしさに変えて
もがきながら過ごした20代。転職すればするほど自分に何が向いているのか、自分に自信がなくなっていき、投資詐欺やパワハラの記憶がフラッシュバックし、眠れない日々を過ごしました。
自分をこんな目に遭わせた奴らに復讐したいと思ったこともありました。
ただ同じことを繰り返せば、また他の誰かが苦しむことになり、「憎しみが連鎖」します。
いじめやパワハラや詐欺ができる人間というのは、そのことに対して特に悪意などは持っておらず、それどころか受けた人間のことなど考えずにのうのうと生きていることが多いです。
でも、受けた人間はずっと苦しみ続けています。
限りある人生で、そいつらのせいで苦しみ続けている時間ってもったいないと思いませんか?
時には立ち止まることも必要ですが、それよりも「迷いながらでも歩き出す」方が人生はきっと良い方向に向かいます。
いじめやパワハラや詐欺を行う人間というのは、過去に別の誰かから同じ苦しみを受け、その復讐のために行っていることも多いです。
まさに「憎しみが連鎖」しているのです。
税金や物価は年々上がり、生きる意味を見失い自死を選ぶ者、恋愛や結婚を諦め孤独に生きる者、現代の日本にはそういう夢も希望もない人で溢れています。
至るところでパワハラや詐欺は起こり、他人の人生を壊しています。
でも、私は自分がされたからといって、他人には同じことをしたくない。一度きりの人生で、そんな生き方は絶対にしたくない。
悲しみをやさしさに変えて、せめて愛する妻だけには優しくいたいのです。
「憎しみの連鎖」から抜け出すためには、環境を変えるしかないという結論に至り、今は専業主夫をしています。
そして、いざ環境を変えてみると、集団より、個人でできることの方が得意だと分かり、家事や投資、執筆活動ができる今はとても幸せです。
世間体が変わりつつある今では、専業主夫はマイノリティではなくなりつつあります。
「専業主夫」という選択肢はあくまでも私の場合ですが、今が辛いと思う人は環境によるものが大きいです。
日中は基本的に家で一人で過ごすことや、家事や誰かと同じ空間で生活することがストレスになる人もいますので、専業主夫(主婦)は全員に適した生き方ではないことは確かです。
なりたい自分や、生き方は人それぞれです。
悲しみをやさしさに、自分らしさを力に
できる世の中になってくれることを願います。
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