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③私が思う社会的弱者の定義とは

こんにちは。
都内でひっそりと生きる専業主夫です。


前回の記事では、「社会的弱者ほど専業主夫を目指すべき」であると述べ、生涯独身、FIRE、Dinksといった多様な生き方が世の中で受け入れられるようになり、世間体が変わりつつあるという話をしました。


今回は、「私が思う社会的弱者の定義」についてお話したいと思います。



前回、「人間は社会的繋がりがないと生きていけない」という話をしましたが、女性は男性以上に社会的な繋がりを求めていますよね。


小学生の頃から、女の子はご飯を食べるにも、トイレに行くにも、友達と一緒ということが多いです。

遡れば、狩猟採集の時代から男性が狩りに出ているとき、女性たちは集団生活をして情報交換をしていましたので、遺伝子レベルで染みついているのかもしれません。


「女性は群れなければ一人で何もできない」と思う人もいるかもしれませんが、この群れることが将来的に活かされることになります。


私は幼少期の頃は大勢の友達とサッカーやゲームをして遊んでいましたが、一人っ子ということもあり、一人で過ごすことに何の抵抗もありませんでした。

大勢の中にはもちろん気が合わない人もいます。


そのため、中学高校と大きくなるに従い、自分の気が合う人だけと付き合うようになり、誰もいない場合は一人で過ごすことも増えていきました。


これが大学生や社会人になり、足かせになるとも知らずに。


大学生になると、サークルやゼミに入ることが普通ですが、そういった集団では気が合わない人や不快に思う人が絶対に一人はいますよね。

そして、ただの友人グループと違い、強制的に何年間もそういう人と同じ空間で過ごすことになります。


例えば異性の注目を浴びるために、不必要に大きな声を出して目立とうとする者、他人をいじることで笑いを取る者、私は大嫌いでした(笑)


大学では中学や高校以上にそういう人がいます。
なぜなら、過去の自分を知る人が少ないから。


「大学デビュー」という言葉があるように、中学高校の頃は部活にも入らず、異性と付き合うこともできなかったけど、大学で自分を変えようと思い、金髪にしてみたり、他人をいじったりすることで「スクールカーストの上位になったつもり」の人が大勢いるのです。



私は小学生の頃は自然体でスクールカーストの上位におり、中学高校で嫌いな人や苦手な人を避けて生活することが染みついていたため、大学生になると余計にそういった人に拒否反応が出るようになってしまい、ますます自然体で付き合える人としか付き合わなくなりました。


そして大学3年生になり、就活の時期が来ます。

サークルやゼミ活動を全くしていなかった私は、就活を経験した先輩からの情報も入らず、特にやりたい仕事も見つからなかったので、「親から勧められたままに」公務員試験を受けることに。
民間企業は1つも受けませんでした。



根は真面目な性格が功を奏し、筆記試験は通過したものの、面接や論文試験で落ちてしまい、大学4年の夏でも内定無しという散々な結果に。
大学生活でアピールすることがないのですから、当然といえば当然です。


一方、サークルやゼミに入っていた人たちはグループ内で情報交換し、競い合うことで多くの内定を取っていたように思います。


私は何とか民間企業に入社が決まり働き出したものの、働くにつれてあることに気付きます。


社会人になると、集団生活が学生時代以上に重要であるということに。



社会人になると、学生の頃以上に苦手な人、嫌いな人と付き合わなければなりません。


大学ではサークルやゼミに入っていなくても卒業はできましたし、友達が一人もいなくても優判定で単位を取ったり、大手企業に就職が決まる人もいますが、会社に入るとそうもいきません。



「生理的に無理」と思う上司からでも、仕事を教わらないといけないからです。



新卒中途を問わず、すぐに会社を辞めてしまう人が年々増えていますよね。


上司・先輩・同僚との関係がうまくいかないと感じる職場環境は働く人に強いストレスを与えるため、企業全体の離職率に影響を与えます。


厚生労働省が公表している「令和3年 労働安全衛生調査」によれば、対人関係(セクハラ・パワハラを含む)に強いストレスを感じている割合は25.7%と、全体の3割に及びます。

出所:令和3年 労働安全衛生調査


私が思う「社会的弱者」の定義、それは、



「嫌いな人や苦手な人と我慢して付き合うことができず、集団生活を送れない者」



であると考えます。

学生時代は、それを身につけるための期間であったということです。



次回は「社会的弱者=コミュ障ではない」について投稿します。





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