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「ナチュラルウォーター」「ナチュラルミネラルウォーター」「ミネラルウォーター」の違いとは

冬は乾燥の季節。定期的な水分補給をしたくなります。筆者も飲料水のペットボトルを購入し、常に持ち歩いています。

ところで、最近気になったのが水の定義。世の中には「ナチュラルミネラルウォーター」「ナチュラルウォーター」「ミネラルウォーター」など、たくさんの水の種類があります。これらは何が違うのか。さっそく調べてみることに。

名古屋市上下水道局のサイトに、これらの区別について書かれていました。

・ナチュラルミネラルウォーター:地中でミネラル分が溶解した地下水を原料とし、ろ過・沈でん・加熱殺菌以外の処理をしていないもの
・ナチュラルウォーター:ミネラル分の溶解が少ない地下水を原料とし、ろ過・沈でん・加熱殺菌以外の処理をしていないもの
・ミネラルウォーター:地中でミネラル分が溶解した地下水を原料とし、ろ過・沈でん・加熱殺菌のほか、オゾン殺菌・紫外線殺菌・ミネラル分調整・ブレンド等の処理を行ったもの

ミネラルウォーターと水道水の違い | 名古屋市上下水道局

このように、明確に定義が分けられているようです。

ほかのサイトでは、以下のように端的にまとめられていました。

「ナチュラルウォーター」は、特定の水源から採取した地下水のことです。「ナチュラルミネラルウォーター」は、ナチュラルウォーターのうちミネラルを含む地下水。「ミネラルウォーター」は、これらの水に、ミネラル分調整やブレンドなどを施したもの。

「潔癖」な国、日本のミネラルウォーター事情 ミネラルウォーターと水道水の真実 | JBpress

さらに「天然水」という表現を使った水もありますね。こちらの定義について、サントリーは以下のようにしています。

特定水源の地下水を原水とし、沈殿・ろ過・加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わない水のことを「天然水」といいます。

「天然水」は普通の水とどう違うのですか? | サントリーお客様センター

ちなみにミネラルの定義は以下の通り。

生体を構成する主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)以外のものの総称。

ミネラル  | e-ヘルスネット(厚生労働省)

代表的なものはカルシウム、リン、カリウムなどがこれに当てはまるようです。不足すると身体に不調が現れますが、摂りすぎると過剰症や中毒を起こすものがあるそうです。

ちなみに強炭酸水という分類もありますが、これについては明確な定義はないようです。

炭酸水における「強炭酸」や「ストロング」、「微炭酸」といった言葉には、現在のところ明確な定義は存在していません。どこからどこまでが「強炭酸」で、それ以外が「微炭酸」といった明確な分類はできていないのが現状です。

炭酸水の種類や味の違いについて知ろう! | 日本トリム

炭酸の強さは、飲料中の炭酸ガス含有量を示すGVによって表されます。どこからが強炭酸といった明確な基準はありませんが、一般的にGVの数値が高いものを指します。

炭酸水の種類 ガスの充填方法・水・炭酸の強さ・容器の違いを比較してみた! | LIFEDRINKオンラインストア

このように、炭酸水と強炭酸水の違いに明確な定義はないようです。各メーカーが自主的に「ストロング」とか「強炭酸」とかを謳っているのが実情のようです。

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以上、水に流せない話でした。水を買う時は、しっかりと定義を押さえて購入したいものです。

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