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わくわくどきどき

こんにちは。
新年を迎え、正月気分を一新せざるを得ない日々を過ごしておりました。
「彫金師・玉岡俊行展~鏨技~」の開催が間近に迫っていたからです。
何かとバタバタしていて、準備が進まず、、、。
楽しみにしていた講座も、刀剣の会も諦め、
開展までの一週間で、どこまで進められるか…。
毎回のことながら、自分との闘いでした。

泣き言をいいながらも、気持ちを穏やかに保てたのは、作品が放つ魅力によるものなのでしょう。

そして、展示が段々仕上がってくるとやっぱり嬉しい。
このわくわくどきどき感がたまりません。

ということで、迎えた1月24日。
よりによって極寒の日に開展です。

彫刻家・伊藤五百亀没後30年記念yearを締めくくる本展は、彫刻の分野に関わらず、郷土の伝統工芸技術の発展を願った五百亀の思いを届ける展覧会です。テーマは、日本のモノづくりの原点である伝統工芸の技術の一端に触れる機会としていただくこと、そして何より、その「技術を守り、伝えてきた根本にある大切なものとは」ということを作品を通して伝えていきたいと思っています。

彫金師・玉岡俊行氏。
令和元年に五百亀記念館で開催した「彫刻の美・刀剣の美展」で、初めて作品を展示させていただいたことがきっかけで知り合って以来、氏を師と慕い、勉強させていただいております。

撮影:五百亀記念館

現在、公益財団法人日本美術刀剣保存協会彫金の部・無鑑査会員として活躍されている玉岡氏。その鏨技は、神業です。

武鑑透象嵌鐔 銘 俊行(部分)
撮影:五百亀記念館

うっとり。

令和4年2月、刀剣製作技術において愛媛県指定無形文化財保持者に認定された玉岡氏の息を吞む技の美しさです。
まさしく愛媛の名匠。

今月18日には、関連講座として、愛媛県教育委員会文化財保護課の専門学芸員・石岡ひとみ氏の講演会を開催します!

その翌日は、私、藤原を案内人とした座談会トーク「刀装具あれこれ」を開催します。

3月5日(日)には、玉岡氏とお弟子さんの山下秀文氏による彫金講座もあります。

ぜひぜひ、ご参加ください!

さて、無事開展したことだし、そろそろ机周り片づけたら?
とさえも言わなくなった相方。

PCすら置けない…。もはや、自分の机には戻れそうにありません。

ではまた。

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