終ってしまう><
ぼやぼやしていたら、展覧会が折り返し点をとっくに過ぎていました。
そろそろnoteを更新しないと展覧会が終わってしまう。
これはいかん。
ということで、みなさん、こんにちは。
もう既に御覧いただいた方もいらっしゃると思いますが、
「秋川雅史 彫刻展~彫り奉らん~」は、おかげさまで大変好評をいただいております。
今回、秋川さんが十数年にわたって制作してこられた木彫作品を中心とした展覧会ではあるのですが、それだけではありません。
秋川作品の多くを占める仏像を通して、日本の彫刻史を彩る仏師の彫刻技術、そして秋川さんが子どもの頃から慣れ親しんだ「西条祭り」をもう一つのテーマとしていて、実は幅広く楽しめる展覧会なのです。
秋川さんの初期の作品。
鷲が今まさに飛び立とうと広げた羽の曲線、折り重なる表現は、歌手ならではの秋川さんのリズム。陰影が立体感を生み出しています。
この作品も、秋川さんがこよなく愛する西条祭りで奉納されるだんじりの2階を飾る置物を意識した作品だとか。
「西条祭り」。
そのテーマに欠かせなかったのが、やはり西条で活躍した仏師・近藤泰山(こんどうたいざん)の《龍》でした。
泰山は、西条祭りにおけるだんじりの歴史を変えたとも言われている彫刻師です。そこで、今回、私が挑んだのがだんじり、つまり「家躰(やたい)」の勉強だったのです。
前回の日本画展で、偶然というか必然というか、感動の(一方的にそう思っています)再会を果たした、西条祭り及び家躰研究の第一人者ともいえる方に教えを乞うことになり、光栄なことに、お祭の準備で忙しい時期から集会所にお邪魔させていただくことができました。
これは、刀剣と同じくらいおもしろいぞ。そう感じた私は、初めてフルコースで西条祭りを堪能。そこで、さまざまな人と出会いお話を伺うことで、
いつも一人で何となくお祭の雰囲気を楽しんでいた私の目は大きく開かれました。
4万歩近く歩き、2倍ほどにむくんだ足の激痛と引き換えに、氏子の、神事を粛々と執り行う信心深さ、御神徳をいただく謙虚な姿に、「西条祭り」のあるべき本来の伝統を学びました。
御殿前では、マダムに囲まれた秋川さんにもご挨拶。
さて、今回、五百亀記念館開館10周年を記念する企画展ということで、改めて「伊藤五百亀」にも着目していただき、南海放送ラジオ「坂の上のラジオ」に出演させていただきました。
放送は、12月2日(土)午後12:00~です。
緊張し過ぎて、一体何を話したのか、、、。明るく声高らかに、というわけにはいかなかったのですが、もしお時間ございましたら聴いていただけたら幸いです。
お料理とお習字は苦手。
ではまた。
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