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海外のモーションデザインスタジオまとめ - その1

前置き

よく会社で「モーションデザインで有名な〇〇の...」と話す際に「その会社知らない」と言われることが多く、よく悲しい思いをしています。こんなにもカッコ良い物を作るスタジオが世の中には溢れているのに知られていないという事実がとても悲しいので、ここに紹介しようと思います。全部で20個ほどあるのでその1と2に分けて紹介したいと思います。今回のパートでは主に有名どころのスタジオを紹介します。
※今回まとめたスタジオには3Dやインタラクティブ系の会社はあまり入れていません。主に2D系に絞っています。ご了承ください。
次回のその2はこちら。
海外のモーションデザインスタジオまとめ - その2

1. oddfellows

まずはoddfellows。アメリカのサンフランシスコとポートランドにあるスタジオです。個人的に一番好きなルック(見た目)を作るスタジオで、ルックが常に最先端を走っており、アバウトページのグラフィックがドチャクソカッコ良いです。😇

AdobeLive
Adobeが配信している、AdobeLiveのオープニング映像。2D、3D、3Dっぽい2D、2Dっぽい3D、など色々な良いルックを見ることが出来るのでとても良いです。

Nike - Battle Force 2018
NIKEが主催するバスケ、ダンス、ラップバトルのイベントBattle Forceのために作られた映像。今期のテーマが「プロセス」だった為、モノづくりの過程とツールをルックに使用して映像を構成しています。スプレーやスキャナー、カッティングを駆使してアナログとデジタルを交えたモーショングラフィックスが抜群にカッコイイです。音楽も最高。

Adobe - Daily Creative Challenge
Adobe Liveの配信をしながら制作を行う、Daily Creative Challengeシリーズの為に制作された映像。イラストレーションの省き方、リッチなグラデーション、モーションの滑らかな繋ぎ、どれもがすごく美しいです。

どのスタジオもそうですが、インスタグラムにvimeoやwebサイトに載せていないモーショングラフィックスを載せていたりするのでフォローしておくと色々見えて良いです。

oddfellowsのリンク👀
web: http://oddfellows.tv
twitter: https://twitter.com/oddfellowstv
instagram: https://www.instagram.com/oddfellowstv
vimeo: https://vimeo.com/oddfellows

2. Buck

Buckはニューヨークとロサンゼルス、オーストラリアのシドニーにあるスタジオです。BuckはAE、C4D、手書き、Houdini、Unityなど他のスタジオよりもより幅広いツールを使用してモーショングラフィックスを作り出しています。そのため1つの案件に関わっている人数も多く、常に色々な職種が募集されていたりします。

Apple - Buck Artist Film
新しいiMac Proの発売に際し、コラボレーションアーティストとして選ばれたBuckが、自社の様々なスペシャリストと制作した映像がこれです。色々な表現手法を見ることが、出来るうえ、どれもこれもがグッと来るルックになっていてとても良いです。

Slapstick App
Buckが初めてインハウスのプロジェクトとして制作したARステッカーアプリのプロモーション映像。buckのデザイナーたちが手がけたbadassなアニメーションがすごくイカしてます。

Adidas ZNE 3.0 - Cute and Deadly
引っ張るだけで一瞬で脱げるウェア、AdidasのZ.N.E.シリーズの為に制作された映像の一部。スポーツ選手のエネルギーを竜巻のようなアニメーションと動物に見立てて表しています。ルックもイケてて猫がかわいい。

Buckのリンク👀
web: http://buck.tv
twitter: https://twitter.com/buck_tv
instagram: https://www.instagram.com/buck_design
vimeo: https://vimeo.com/buck

3. ManvsMachine

ManvsMachineはロサンゼルスとロンドンにあるスタジオです。主に3Dに強いスタジオですが、最近は2Dにも力を入れており、モーションがとても気持ちが良いので紹介させていただきます。

Nike ~ Air Max Day ‘18
NIKEのグローバルキャンペーン、Air Max Dayの為に作られた映像。現代のエディトリアルデザインと沢山のエアー感を感じる素材(ライブアクション、3D、タイポグラフィ、アニメーション)を組み合わせて作られています。

Behanceでは使用されているグラフィックを見ることが出来、一枚一枚がめちゃくちゃイケてて良いです。動きも気持ち良い。😇

Pepsi Music - Tasty
ペプシと音楽の明確な関係性を表すために作られた映像。ペプシを開けた瞬間と飲む瞬間のフレッシュなサウンドを使用し、シズる感のあるビジュアルを作っています。最後の文字の出かたが好きです。

ManvsMachineのリンク👀
web: https://mvsm.com
twitter: https://twitter.com/Man_vs_Machine
instagram: https://www.instagram.com/man.vs.machine
vimeo: https://vimeo.com/mvsm

4. Giant Ant

Giant Antはカナダのバンクーバーにあるスタジオで、かわいいルックが多く、最近では手書きのスタイルが多めです。

The Game That Never Was // Trailer
Giant Antといえばこの映像。この映像はお蔵入りになってしまったとあるゲームのためのTrailer映像なのですが、普通ならこの映像もお蔵入りになるところをGiant Antは公開しています。「ゲームはお蔵入りになったけど、このTrailer映像は僕たちが作ったし、この映像はここで生き続けるよ」(意訳)とこの映像を公開しているスタンスも凄くカッコよくて良いです。😭

Behanceにはグラフィックや途中経過のものも含め、多くのルックが上がっていて本当に綺麗です。😭

The Imaginary Friend Society // Finding Out You Have Cancer
The Imaginary Friend Society (IFS)という子供たちにガンに関する情報を分かりやすく紹介するサイトの、ガンに罹った子供たちに向けて作られた映像。大変重いテーマですが、子供を怯えさせないよう配慮を重ね、分かりやすくフレンドリーなルックで制作しています。この他にもIFSにはたくさんのアニメーションを用いたガンに関して教えてくれる映像があり、それらも良いです。

SPOTIFY // PREMIUM ZEN
Spotify Premiumのために制作した映像。鮮やかでフラットなイラストレーションの上にディティールとして黒や白の線を使用し、すごく今っぽいルックになっています。良き。

Giant Antのリンク👀
web: https://www.giantant.ca
twitter: https://twitter.com/GiantAnt
instagram: https://www.instagram.com/giantantstagram
vimeo: https://vimeo.com/giantant

5. Golden Wolf

Golden Wolfはロンドンとニューヨークにあるスタジオで、今回紹介するスタジオの中で最もワルなルックを作る会社です。
このスタジオも個人的に好き。

Watch Dogs 2 - Marcus trailer
PS4,PCで発売されたハッカーをテーマにしたゲーム、Watch Dogs 2のトレイラー映像。発売元であるUbisoftから実際にゲーム内で使用されているアセットを提供してもらい、ASCII artとディザーノイズ(ザラついた点々)によりワルなハッカー感満載なグラフィックで良い。音楽もワルい。😎

Ritual Ceremony Promo
Golden Wolfが自分たちのクリエイティブをプロダクトにしたプロジェクト、"Ritual Ceremony"のために作られたプロモーション映像。古代の儀式と現代の習慣をテーマにしたアイテムをコチラで売っていたのですが、今はもう売り切れています。形の近いフォントからウニョウニョ動き目的のフォントになるモーション部分が個人的に好きです。イケてる。

Run for the Oceans - Adidas X Parley
海洋プラスチック廃棄物をリサイクルして作られたシューズ、Adidas X Parleyのために作られた映像。海洋汚染というテーマにこんなにもイケた映像を作り出していてすごいです。

Golden Wolfのリンク👀
web: https://goldenwolf.tv
twitter: https://twitter.com/_goldenwolf_
instagram: https://www.instagram.com/runwiththegoldenwolf
vimeo: https://vimeo.com/goldenwolf

6. Tendril

Tendrilはカナダ - トロントとブラジル - サンパウロにあるスタジオです。前は2D系も多かったのですが、最近は3D系が多くなってきてる印象です。
ルックが素晴らしいので紹介させていただきます。

Microsoft SharePoint | Product Film
SharepointというMicrosoftのサービスのカンファレンス用に制作された映像。美しくて力強く、統合性のあるツールであることを最初の抽象的な表現から後半の具体物までの流れで表現しています。

Tendril | web toy
Tendrilのwebサイトに設置してあるwebtoy(ちょっと遊べるweb)の映像。棒の色幅と、コミカルで集団的な動きで抽象的に棒を人間たらしめているところがすごく良いです。可愛い。

Tendril | Happy humpday
エーリアンが「水曜日(なか日)だし休憩しようぜ」と言っている映像。キャラクターと色彩、グラフィックの質感が良いです。

Tendrilのリンク👀
web: https://tendril.ca
twitter: https://twitter.com/studiotendril
instagram: https://www.instagram.com/studiotendril
vimeo: https://vimeo.com/tendril

7. Gunner

Gunnerはアメリカ - デトロイトにあるスタジオです。アナログみのあるタッチとテイストが多めで、Googleとよく仕事をしていて、webサイトのローディングアニメーションがモニュッとしてて良いです。☁️

Google Imagery - Case Study
GunnerがGoogleのために制作した、ビジュアルランゲージの映像。色々なプロダクトをローンチした際に発生する、それぞれのプロダクト感でのルックに差により生じる、統一されたGoogleらしさが損なわれることを防ぐため作成された、ビジュアルランゲージとモーションガイドラインの映像。
この辺りの話はなかなか面白そうなので今度もっと掘りたいと思います。(願望)

Etsy Plus
ハンドメイド商品などを主に取り扱うショッピングサービス、Etsyのために作られた映像。上品さとハンドメイドらしさを出すためにたくさんのテクスチャを使用し、フレームレート(映像のヌルヌル度合)を12fps、8fps、ときには4fpsまでに落としてモーションとルックが作られています。良き。

SOM - Advanced Motion Methods
School of Motion(モーションデザインを学ぶサービス)のADVANCED MOTION METHODS コースのために制作された映像。コースの講師である Sander Van Dijk'sのテイストをリスペクトしたルックでモーションがすごくスムーズで良いです。

Gunnerのリンク👀
web: https://www.gunner.work
twitter: https://twitter.com/gunneranimation
instagram: https://www.instagram.com/gunneranimation
vimeo: https://vimeo.com/gunneranimation

8. Bito

Bitoは台北とニューヨークにあるスタジオです。他のモーションスタジオと異なり、Bitoはアニメーションだけではなく、実写映像も手掛けている会社です。最近は物理的なゾートロープまで作っていたりします。🎥

Taipei in Motion / 2017 Taipei Universiade
台北で開催された国際スポーツ大会のために作られたキャンペーン映像。台北の街とスポーツを新しい手法でミックスするために、ハイスピードカメラ、空撮、GoPro、水中カメラなど多岐にわたるカメラと、アクションシューティングやハイパーラプス(早回しみたいな映像)などの表現手法を幾つもミックスさせモーションで繋げています。
近未来スポーツ系映像の参考によく引き合いに出される印象。

金曲28 | 2017 GMA Graphics Montage by Bito
台湾で開催されている音楽賞、Golden Melody Award(GMA)の発表のために制作された映像。それまでのGMAでは高級感のあるゴールドな3Dがよく使われていたらしいのですが、その代わりにフラットデザインを用い、CD、レコード、ビデオなどのモチーフを使用しながら、ユーモアとしてハムを切る様子や、目玉焼きを割るような見立てをミックスして映像を制作しています。

+1 / Taipei Metro Branding Film
Taipei Metro(MRT)のための制作されたブランディング映像。手書きアニメーションを主に使用したモーショングラフィックスで、色も動きもとってもかわいいです。

Bitoのリンク👀
web: https://bito.tv
instagram: https://www.instagram.com/bitostudio
vimeo: https://vimeo.com/bitostudio

9. The Furrow

Furrowはアメリカ - レキシントンにあるスタジオです。FurrowはvimeoやInstagramに制作の裏側である、アニメーションキーフレームを載せてくれていてとても良いです。

Triage - Symptom Checker
写真を撮るだけで症状をチェックするサービス、Triageの紹介用映像。青色を基調にした色のグラデーションとフラットデザインの絶妙な組み合わせ、グラデーション同士の交差がとってもきれいです。

Triage - Behind the Scenes
Triageの制作過程の映像。キャラクターデザインとスタイルフレーム(絵コンテ)のデザインが美しいです。

Facebook - Safety Awareness
Facebookのセキュリティチームの為に作った、オンラインで安全な生活を紹介する映像。柔らかい色彩と滑らかなモーションが気持ちいいです。

The Furrowのリンク👀
web: https://thefurrow.tv
twitter: https://twitter.com/the_furrow
instagram: https://www.instagram.com/thefurrow
vimeo: https://vimeo.com/thefurrow

10. Moth

Mothはロンドンにあるスタジオです。最近webサイトが刷新され、今っぽくなりました。かわいいルックが多いです。

Blue - CNN
CNNのCOLORSCOPEというシリーズ映像の1つとして作られた、「青」をテーマにしたモーショングラフィックス。他にも色々な会社が他の色について作っているのですが、個人的にはこの青が一番好きなルックとモーションをしています。

Woodland Trust - The Guardian
イギリスの情報誌、ガーディアンと森林保護団体Woodland Trustの為に制作された映像。1本の木を中心にその周りで起こる現象を同ポジ(同じ位置に物を配置し映像を繋げる技法)で作っています。動物たちのデフォルメ具合と色合いが良いです。

Mothに所属するLuke Doyleが制作した3Dモーショングラフィックス。
情報量も多すぎず、アイコニックで可愛い。😊

Mothのリンク👀
web: https://www.moth.studio
twitter: https://twitter.com/mothanimation
instagram: https://www.instagram.com/mothanimation
vimeo: https://vimeo.com/mothanimation

以上でその1は終わりです。
1つ1つの映像について調べていたらだいぶ長い記事になってしまいました。次回のその2ではもう少しマイナーだったり、出来たばかりのモーションスタジオなどを紹介したいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!🙏

次回のその2はこちら。
海外のモーションデザインスタジオまとめ - その2


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モーションデザイナー / UIデザイナー。Wovn Technologies, Inc. ここではモーションデザインの布教を行っていく予定です 🙏😇 https://www.behance.net/IoriIwaki
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