見出し画像

マクロレンズで昆虫

小さい花や虫を写真に撮るのが好きで、できるだけ近づきたい。
けど、ズームレンズの接写にいつも限界があった。交換レンズは夢のまた夢という感じで、マクロレンズは使ったことがなかった。
でも見つけた。新品で2万円の、
Nikonマイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G  
これだと思ってすぐ買った。

近所を散策。

画像1

エレベーターを待っていたら、もう、セミに遭遇
たぶんツクツクボウシ?(ミンミンゼミかも)
この日は暑くて、日陰で休憩してたのか、おとなしかった。レンズを近づけても、ゆっくり足を動かして顔をかいていた。
セミは茶色と思っていたけど、こんなにいろんな色が入っていて迷彩模様とは。

画像2

シロツメクサの草っぱらまで行くと、ミツバチがたくさん。
低姿勢でゆっくり近づき、花の近くで待っていたら飛んできた。
たぶん真ん中の花に移るタイミングなのだけど、一瞬目があった。
なんだお前って言いたげ。

画像3

もう一枚ミツバチ。近づいてもあんまり遠くまで行かないなと思ってよく見ると羽が半分くらいしかない。働いて飛び疲れてしまったような少し寂しい背中。

画像4

画像5

花を撮っていると視界の横でもそもそ動く黒い物体。どきっとしたけどよく見たら可愛い。何の虫か分からなかったけど、正面を見ると口から管が。カメムシだ!と気づく。わけあって学校でカメムシを見る機会が多かったためすぐ…。

キマダラカメムシという種類。日本で見られるカメムシではかなり大きいらしい。
レンズごしに見ると顔はカメっぽくて模様もミドリガメに似てる。カメムシの名前の由来は形がカメの甲羅に似ているから、らしいのだけど顔と模様もカメだと思った。
好奇心で近づいてきたのか、草の先端まで登って、ずっとレンズの近くにいた。10cmの至近距離でもわざわざポーズまで取ってくれたみたい。

虫の写真を撮ってる間、「絶対触らないって約束するからそこにいて…!」と念じていたら案外じっといてくれることが多かったような。なんとなく、なんとなく、伝わっているものなのか?


単焦点マクロレンズについても思うことたくさん。
カメラの本に「単焦点は自分の足で動かなければなりません。」って書いてあったけど特に不自由感じなかった。逆にズームレンズで画角に迷うことが無くて、たのしかった。
後ろのボケも変わった。機械的なカクカクしたボケが減った気がする。絞りをF2.8まで開くことができて感動した。明るい!
調子に乗って開きすぎるとピントの合う範囲が狭すぎてボケボケに。

今のところは、F4くらいで撮る昆虫の顔がすき。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?