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【合格体験記】統計検定2級の教材・コツとまとめる

統計検定2級に合格しました。

統計検定2級は統計学の入門の証としてとても丁度良い感じがするのか、多くの人が受験している資格です。
しかし、僕としてはそんなに簡単じゃなかったので今勉強中の人の助けになったらいいなと思い、合格体験記を残します。

筆者プロフィール

  • 普段はWebエンジニア

    • 仕事ではそんなに統計的なことはやってない

  • 大学は文系

    • 数学は中学までは得意だったが、高校からはダメダメ。

「特別数学を扱って生きているわけではない」という感じです。

勉強期間

要約

  • 2022年3月

    • 2級の勉強に挫折し、3級に挑む。

  • 2022年4月

    • 3級合格(トータルの勉強時間は多分20時間くらい)

  • 2023年8月

    • 2級の勉強を始める

  • 2023年10月

    • 2級合格(トータルの勉強時間は多分40時間くらい)

詳細

およそ2022年3月ごろ(一年半前)に、統計検定2級を受験しよう!と勉強を始めたものの、2級が思いのほか難しく、
「こりゃ無理じゃ・・・」と心が折れかけ、
「まずは3級から頑張ろう!受かったら2級の勉強をしよう!」と、
一旦3級からはじめ、順々にゆったりと階段を上がっていく方針に切り替えました。

1~2ヶ月ほど勉強し、2022年4月ごろに3級を受験し、合格しました。
(多分、勉強時間は多めに見積もって30時間くらいだと思います。)

正直、3級はサラッと過去問を舐めて全部解ける状態にしただけで受験しましたが、普通に受かるくらい簡単でした。
(それでも75%くらいしか取れてなかったので簡単というのは変かもしれませんが、受かるのは難しくなかったという意味です)
「よ〜し、3級受かったし、来月あたりに2級を受けよう!」と当時は思っていたのですが、3級に受かった満足感で、2級へのモチベーションがなくなってしまいました。

それからおよそ1年半後(2023年8月ごろ)。

「そろそろ統計検定2級取りたいな〜」という思いが大きくなりました。
3級に受かってから1年半もの間ずっと抱えている重荷をそろそろ下ろしたくなったのです。

思い返せば、3級は小さく確実に進むためのステップでしかなかったので、2級を取りたい気持ちがグングン膨らんでいきました。

まず、僕が最初に教材に選んだのはこちら。
Udemyという動画教材のプラットフォームで見つけた統計検定の2級対策講座です。
なんらかの形で体系的にまとまった教材が欲しかったので助かりました。
小テストを挟みながらゆっくり進むのでとても楽です。
基本的な知識はここで吸収しました。
https://www.udemy.com/course/toukei-kentei/

(困ったことに3級に合格してから1年半も経つとすっかり全てを忘れてしまっていました)

Udemyの小テストを全部解けるようになり、
いわゆる”完全に理解した”状態で、全能感に浸った僕はより完全を求めて別の教材を手に取ります。

公式の問題集です。
より本番に近い形の問題にも慣れておこうと思いCBT対応版の最新の問題集を解き始めました。

「うげぇぇぇ🤯🤯🤯」

全然わかりませんでした。
恐ろしく難しいくせに、問題の解説も全然説明不足で発狂しそうになりました。
上で紹介したUdemyの講座は、1単元ごとに小テストがあるので、その小テストの問題が何を問われているのか、どんな公式を使ったらいいのかが自明でしたが、本番の問題はそうではありません。
その時自分はUdemyで学んだと思っていたことを全く理解していないことを知ったのです。

本番の難しさに度肝を抜かれながらも縋る思いでネットで解説を探すと、
そこには神の解説サイトがありました。

これが抜群にわかりやすい。
これがないと最新問題集はただの紙の束です。

登頂不可能に思われた巨峰「本番形式のCBT問題集」もアタックを続けるとしだいに慣れます。

「達成感と退屈は同時に訪れるんだな」
と再度全能感に満たされ悦に浸った僕は、より神に近づくために過去問に着手します。

これは本物の過去問です。
これがすんなり解ければ、合格間違いなし!と言ってもいい代物でしょう。
「本番形式のCBT問題集」を踏破した僕は勇足で過去問に挑みます。

いわば、準本番…ここの出来によってはすぐにでも本番の試験に挑戦できると考えていたのでコンディションを整え、しっかりと時間を測って取り組みました。

「うげげげげぇぇぇ🤯🤯🤯」

35問中12問正解(12/35)
もう解いている段階で眩暈がするほどわかりませんでした。
まだまだ自分は何も理解していないという事実に視界をぐにゃりと歪められました。
過去問一回分解いただけでわかりました。
「まだまだ絶対合格できない…」

そして、この過去問問題集もやはり解説が足りない。
「勘弁しておくれよ…」と再度ネットに縋ってみたら
行き着いたのは、こちら。

bellcurveの解説記事です。
過去問問題集の5回分の過去問を全て解説してくれています。
これはかなりわかりやすいので、おすすめです。

(2級の過去問の解説はYouTube等にも色々な解説動画が上がっているのでそちらも参考にするとより理解が深まります。)

それから僕は過去5回分の過去問をそれぞれ2回ずつ解いて、7〜8割くらい解けるようにし本番に挑みました。
(過去問の中には、「こりゃ本番で同じレベルの問題出てきたら飛ばすしかないな…」という問題もある状態でした。)

本番の問題はどうだったの??

合格点ギリギリでしたが、正直そんなに難しくはなかったんだろうなと思います。
解説を読んだら、あ〜なるほどね!となりそうな予感がしながらも、わからんな〜という問題が多かったです。
(意外と公式を知っていたら一瞬で解けちゃう問題も多かったのでとりあえず暗記するのはコスパいいかもな〜と思いました)

コツ・Tips

1. 公式等の暗記をしない!理解する

勉強していく上でのコツは”統計量”や”公式”を理解することです。
統計検定ではいろんな公式があります。
その一つ一つが何を意味しているのかを肌感で理解しておくことが大事です。
統計量でいえば、
例えば、”平均”。
これは普段生活している中でも頻繁に使うので、それがどう便利なのか、どういった性質を持っているのか肌感でわかります。
そんな感じで、分散(標準偏差)や共分散、標準化得点、変動係数、相関係数などを理解することが大事です。

ここで、僕が式を理解するとき大事にしているtipsを共有します。
A/Bという式は言い換えると、「AをBの尺度に直す」ということになります。
例えば、スーパーに1/6になったピザが200円で売られていました。
じゃあ、まんまるのピザはいくらでしょう?
という問題があったら、200円 * 6個 = 1200円という計算をしたくなりますが、
200 / (1/6) = 1200円という計算もできます。
"/ (1/6)"することで6/6(つまり1)だったらいくらになるでしょうか?という計算ができるということです。

(なんかすごいわかりにくいこと言ってる気がする。)

2. 公式等の暗記部分は試験の直前に覚えれば良い

1と矛盾しますが、一度公式を理解したからと言ってすぐに頭の引き出しから引っ張り出せるかというと難しかったりしますよね。
ある程度は暗記するのも有効です。
勉強をしていく中でたくさんの暗記すると楽になる部分があります。
しかし、大事なのは問題を見て、どれを使えばいいのかわかっていることです。
公式の細部を覚えるのは全く難しくありません。むしろ暗記したものはすぐに忘れるので直前に覚えておけば良いです。
過去問を解いている段階では、こちらのようなチートシートを見ながら解くと良いと思います。

3. ChatGPTに質問しまくる

やっぱりChatGPTも便利です。
「小学生でもわかるように説明して」
「中学生でもわかるように説明して」
「高校生でもわかるように説明して」
「実際の生活ではどんな時に使う?」
「この式の解説をして」
「XXXってこういう理解で合ってる?」
「XXXとYYYってどう違うの?」
などを頻繁に利用して理解を深めてました。

最後に

役に立つことをかけたかわかりませんが、割と詳細に書いた気がします。
質問があればコメントください。

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