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きっとまた会える


先日娘さんの急逝をわたしに連絡してこられたMさん。

滅多にやり取りしないラインの名前にすぐピンと来なくて、
文章を読んで、やっとわかった時、あまりの驚きに声を失いました。

娘さんはわたしより一つ下。
お母様に似た色白の美人さんでした。

わたしは、母より少し歳下のお母様と20年以上前に出会い、ご縁のあった皆さんと
ワイワイ食事をしたり、
時に旅行をしたり。。

結婚して転勤して、会う機会は減りましたが、たまーに電話で思い出話に花を咲かせたり、そんな間柄でした。

そのお母様が去年の5月に、そしてその娘さんがつい先日、天に召されたのです。

ご主人ともみんなで旅行をした間柄でしたので、奥様に先立たれてから、何度か電話で話したり、夏にはお茶をして、と折に触れ連絡をとりあっていたのですが、、
ここにきて娘さんの訃報。

ええっ!?
と言葉を失いました。
どうして、どうして??


今日はお通夜でした。

帰りの電車から、
冬のスッキリとした空に見える
下弦の月。

ゆっくり座りたくて快速のグリーン席にしました。

少し離れたところから、
酔ったおじさんたちの楽しそうな笑い声。

師走の駅はなんとなく賑やかで、全て幻影みたいです。

さっきまで聞いていたお経も、美しく微笑む娘さんの遺影も
どんどん遠くなります。


数日前に訃報を受けた際は本当に動揺しましたが、次第に落ち着いてきました。

生まれる前に、人生の設計図を描いてくるのが本当だとしたら、お母様も娘さんもたくさん経験してこの人生を全うして還っていかれたのかな。

精神世界の知識としては理解できるけど、自分の身に起こったらそう思えるのかな?

思いは色々揺れるけれど、
魂は永遠ってことを信じています。

車窓から見えるマンションが
ドールハウス、はたまた舞台のようで、
近づいたり遠くなったり。
たまに見えるニンゲンは
地球🌏という舞台の上の
役者さんみたい。

わたしは今日はそれを少し離れたところからじっと見ていて、このまま、この久里浜行きの快速列車は銀河鉄道みたいに、夜空を駆け上っていくみたい。

きっとまたどこかで会おうね。





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