感想記(2016年9月)

「マイ・インターン」。けっこう期待してたんだけど、夫の浮気を許す話だとは思わなかった。終わり方が唐突で「えーー」って全力で突っ込んでしまった。途中、途中でいい話は多くてかわいい映画ではあった。ハンカチは、女性に貸すために持つもの。紳士のマナー。勉強になります。

「グラスホッパー」。もう少し面白い映画に出来ただろうに、と残念な気持ちでいっぱいになる、キャスティングとテンポ。お金と政治がからんだつまらない大作。

「マジック・イン・ムーンライト」。ウッディ・アレンの映画はつまらなくない、という評価がぴったり。エマ・ストーン、気に入られたんだな。「教授のおかしな妄想殺人」もそうだし。お気に入りの女優をキャスティングし続ける人生。

「ホワイトハウスの陰謀」。19年前の映画だけど、これまた意外と観れた。脚本のせいなのか、ウェズリー・スナイプスの顔力なのか。ダイアン・レインは認識できたことがなかったけど、この映画でも結局、憶えられなかった。原題の「Murder at 1600」がちょっとクール。

「ボーン・コレクター」。17年前の映画だけど、不思議と観れた。ハイテク機器がローテクなのはご愛敬。それにしてもアンジェリーナ・ジョリー、かわいくなかった。当時24歳。「17歳のカルテ」とほぼ同時期。顔怖い。

「リピーテッド」。ニコール・キッドマンは困り顔がよく似合うし、悪役コリン・ファースも新鮮だった。けっこう昔の映画かと思ったら、2014年。記憶障害ものって、なんだかんだでよく観てる。「メメント」、映画館でうたた寝しながら観たら、こっちの記憶も途切れ途切れで、悪夢のようだった。

「ナイトクローラー」。ハッピーエンドじゃなくて、気持ち悪くて、いい。イカれた主人公が、ちょいちょいビジネス知識や自己啓発セミナー知識を振り回すのが面白い。ジェイク・ジレンホール、いい。

「フィフス・エステート/世界から狙われた男」。ウィキリークスってそういう感じなんだ、という感心。あと、カンバーバッジはこういう変人役がよく似合う。奇人天才と、それについていけなくなる努力凡人。「ソーシャルネットワーク」を思い出す。

「キリング・ゾーイ」。古くても、洒脱だと見られる映画の典型。ディレクターズカットなだけあって、若干冗長。ジュリー・デルビー、圧倒的にかわいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?